
短日のケーキ十八等分す
火曜夜バレエ。大変な一日だったけど、バレエに行くと無念無想。体が勝手に動く。レッスン後...

短日や片づかぬまま日記読む
弦子とステージ用の靴を買う。前の公園から、二人で我が家の窓を見上げる。 太宰治賞応募作...

十年の終はりの年や十二月
今日はバレエのパフォーマンス本番。弦子さんたちのコーラスの本番。どちらも同じ時間帯にあ...

初雪や髪にさしたる花飾
2009年冬のM・Hバレエ発表会。パフォーマンスに先立ち、生徒全員が一堂に会してレッス...

川見えぬほど真白に冬の雨
朝のバレエクラス。私と同じ名前(私は漢字二文字、そのかたはそれに子がついてる)のかたがおられる。先生が名前を読んで注意されるたびに、お互いに緊張する。脇の下から背中をしめて腕を上げ...

北風と一緒に歩む埠頭かな
砥部焼きの器をロンドンで販売するニュース。 チェックアップウィーク。胃がん、大腸がん、...

雨を切る冬の鴎のほしいまま
むすめ達の幼なじみ、バレリーナの卵Aちゃん、Yちゃん姉妹のバレエ発表会へ。赤白ピンクの...

ぞんぶんに波を叩きぬ冬の雨
朗善先生の無伴奏バッハコンサート。四番に泣ける。ミスターLが卒業リサイタルに、あの息を...

珍しき人に会ひたる師走かな
大腸がんの検査のため、ナッツ、サラダ、フルーツという好物ベスト3が食べられない。前日の...

社会鍋まじめなかほの踊りけり
社会鍋は十二月の季語。コロンバスサークルの地下鉄を出たところや、メイシーズの前などに...