どこでもドア開けて夜桜神楽坂
ニューヨークの桜はまだ。東京は花過ぎ。ミツコさんにパクチーを貰った。夏の匂い。早速、グ...
精一杯咲いて見せたる桜かな
バーバのぐるうぷほうむへ最後のご挨拶と片付けに、皆で行く。オーナーの喜井さんとス...
白骨といふといへどもさくら色
日本の仏式のお葬式を初めて見たニック。最初は珍しく夢中でお経を聞いていたが、後半ウトウトしてしまい、和尚さまが鈸(シンバルのような物)を叩いた時、飛び起きたのがおか...
近況を語り尽くせぬ花水木
ニックがスカイプで、義母ベティや兄スティーブに母の葬儀の話をしている。私にもお悔みを言ってくれる。 I’m sorry for your loss....
朝桜富士あたたかき靄のうへ
山梨かたつむり句会の錦さんが朝五時に起きて、富士の写真を撮ってきてくれた。高校の同...
あの世にも夏の来るらむ竹落葉
昨日は石手寺の花祭。晩春の最高のお天気。ニックも小さな仏様に甘茶をかけた。今日は選挙の...
花の雲ロープウエイの短くて
NYの長女から写真が届く。マンハッタンとクイーンズの間にあるルーズベルト島へお花見ピクニックへ行ったそうな。赤いトラム(ロープウェイ)で数分間街の上を空中散歩して行...
杖探す媼となりて春の暁
久しぶりに、山歩きの杖を探して引っ張り出して使っている。膝を固定する装具も捨てないで置いといてよかった。なんなら、入院中シャワーを浴びる膝装具カバーも置いてある。と...
春雨や仏も好きなるバツハ弾く
母の葬儀の写真を送って頂いた。ニックが亡き母の為に、バッハ無伴奏チェロ組曲5番サラバンドを献奏している。お坊様も聞き入って下さっている。バッハが神様の為に作曲した物なら、仏様もお好...
ひよろひよろと咲き登りたる藤の花
今日の一句は、家の窓から宝厳寺と伊佐爾波神社の間の森を見ていたら、言葉が勝手に出てきた...