老人の待ち焦がれたる春吹雪
高山病にかかった。 着いた日はなんともなかった。翌日も平気やった。それで安心して、ボブお...
春星と並んでゐたる冬の星
吹雪のやんだ青空を見ながら、きらきらのパウダースノウを滑ってゆく喜びは、なんと言ったら...
我が宿の氷柱の光かとおもふ
友達ができた。名前はカリーナ。十二歳。すでに素晴らしい美人だけど、歯がちょっと出っ歯。...
湯の中に投げ込まれたる春の雪
ポルティーリョ最後の夜、トーチパレード。大回転コースのてっぺんから、赤いウェアを着たイ...
湯治場に飼はれし犬や春を待つ
川端文学とマルケス世界の合体したみたいな場所から戻り、ぼさーっとしている。先生は荷ほど...
氷柱より迸りたる春の水
二十歳の弓子へ チリから帰って来て、久しぶりに君らと喋って、一緒にジーンズ買った。その...
山道や落ち葉のうへの薄氷
かごちゃんが店に来た。電話会社のカウンターのところで撮影会があった。JNYがレジで、たま...
雨の音近づいてくる夏落葉
ヒラリーハンが聞きたくて探してたら、楼前先生が、「なぜそんな物探してるの?」と馬鹿にし...
朝の虫朝日がのぼるまで鳴けり
楼前先生のマネージャーのオフィスを初めて訪ねる。おじいさんとおばあさんが二人でほそぼそ...
報告の電話の声の爽やかに
ブログに書くことが溜まってきた。忘れるので目次だけ書いとく。 留牛にさよならを言う(リ...
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