
音階のごと昇りゆく蚊の羽音
句友がすばらしい俳句賞を受賞した。言葉遊びの中にリアルとハードボイルドと季節感の溢れる...

滑り台の上より仰ぐ夏の月
句友がすばらしい句集を上梓した。正統派季語俳句の中にシュールとハードボイルドとラヴの滴...

竜巻の後始末して夏をはる
思い切ってピアスを両耳にゲット、勢いでヘアカラーもゲットした。昔毛染め液にかぶれ顔がは...

一本のワインを選ぶ盆の月
ERドクターのERと、ハーレムのフェアウェイへ行く。彼にとってはフェアウェイも観光のい...

虫の鈴鳴り続けたる暑さかな
今日は楼前先生が一日中お仕事でいない。夏季講習(サマーフェスティバル)でチェロを教え...

階段のうへ涼しくて句集読む
杉山久子句集届く。泣ける。泣かされる。ひとまず仕事に行き、ゆっくり感想を書く。

喫茶店探して歩く道の秋
弓子のコンペティションへ付き添う。車に酔ったというので、本番前に国道を散歩する。「ああ...

生身魂けふも喧嘩の続きかな
大家の息子一家が下に来ている。毎週孫を連れて来る。感心だと思う。大家の留牛は、普通に...

祈りつつ古本磨く晩夏かな
弓子がコンペティションのタイ四位(だと思う)に入賞する。 チェロコンペティションならとも...

盆の月寝巻の人の歩きをる
渡辺兼の出てる「インセプション」が面白かったと、若い同僚たちが言うので見に行く。前回「...
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