塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

海外移籍で得られる逞しさ

2011-07-05 23:31:41 | 日記
 今僕が挙げた

 「多様な価値観」
 
 の中にはその国の言語、風習だけでなく、ファンの応援風景やメディアとの接触など、
様々な要素が含まれます。

 例えばイングランドで審判が笛を吹くタイミングと、ドイツで吹かれるタイミングは、
当然異なるでしょうし、ピッチの芝の感触や戦術の取り入れ方も違って当然です。

 この

 「違って当然」

 の日常をスペイン代表の主力、1990年代後半のフランス代表の選手達は積極的に
受けれいれたからこそ、後の栄光が待っていたのではないでしょうか。

 ジダンはボルドーでプレイしていたら、ただの

 「巧みな選手」

 で終わっていたかもしれません。

 しかしユヴェントスとレアルで更に切磋琢磨したことで、世界最高の選手と讃えられる
までに成長したと言えます。

 それはリリアン・チュラムやディディエ・デシャン、ティエリー・アンリにも同じこと
が言えますし、今続々と海を渡っている日本の選手達にも言えるはずです。

 イングランドに限らず、スコットランドやアイルランドの選手達も、南欧や中欧でプレイ
したならば、プレミアや自国リーグとは異なるリズム、試合展開を感じられますし、より
大きな刺激が手に入るかもしれません。

 1998年のワールドカップ、スコットランドは中盤の要

 「ギャリー・マカリスター」

 を故障で欠く苦しい布陣でしたが、ASモナコに所属するジョン・コリンズが、必死に
仲間を鼓舞し続けました。

 「フランス」

 の香りを知る彼が、中盤の良いアクセントになったんですね。

 「一本調子」

 の展開よりも、相手が攻撃を読めない展開の方が良いに決まっています。

 イングランドが再び歓喜に酔いしれるためには、新しい時間の流れを生み出す選手が
不可欠ではないでしょうか。

 
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国外移籍による多様な価値観の吸収

2011-07-05 23:21:37 | 日記
 プレミアリーグがリーガ・エスパニョーラと並び、世界のサッカーシーンを牽引して
いることは間違いありません。

 つまりイングランド代表の選手たちは、日々厳しい生存競争の中で、己を磨いている形
になります。

 それでもイングランド代表の選手達は、プレミアに固執せず、

 「海外リーグ」

 からのオファーがあれば、検討し移籍しても良いのではないかと思うのです。

 ベッカムやオーゥエンのように、近年国外移籍の例がイングランドに無かったわけでは
ありませんが、それでも代表の主力は国内に留まっています。

 確かに自国リーグが繁栄し、国内外から多くの猛者たちが集うとなれば、移籍の必要は
尚更感じられません。

 でも僕はスペインの例にあるように、やはり海外移籍の有効性は証明されていると思い
ます。

 スペインの選手達も、かつては皆国内に留まっていました。

 バルサとレアルだけでなく、近年はセビージャにビジャレアルが存在感を高め、2000
年代初頭はセルタとディポルティポの人気も相当なものでした。

 ですから選手達は

 「必然的」

 に自国でのプレイを選択していました。

 しかし2004-05シーズン、シャビ・アロンソとルイス・ガルシアがリバプールで
欧州を制覇し、前年にアーセナルに移籍したホセ・レジェスも、この頃にはロンドンの水
に馴染んでいました。

 そして決定的だったのが2006-07シーズンに実現したフェルナンド・トーレスの
移籍です。

 代表の主力が国外で「多様な価値観」に触れ、その体験を代表に還元される形になった
スペインは、今まさに

 「絶頂期」

 にいると言えます。

 1966年以来のビッグタイトルをイングランドが狙うには、指揮官を外国籍の人間に
変えるだけでなく、選手達が日々刺激を受ける立場にいたほうが、吸収は早いと思うので
す。
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水着を並べながら、ビーチサッカーを考えた

2011-07-05 23:12:19 | 日記
 僕の働くスーパーでも「水着」「ビーチサンダル」そして「ゴーグル」と海水浴の商品
が棚を賑わせています。

 僕自身は海はおろか、プールにすらここ20年近く入っていないので、水着の販売は単な


 「飯の種」

 でしかありません。

 そして今日も水着の陳列を見直したのですが、そこで頭をよぎったのが

 「ビーチサッカー」

 です。

 近年日本でもビーチサッカーの認知が高まり、代表監督をラモス氏が務めたことも大きな
話題になりました。

 しかしビーチサッカーは文字通り

 「砂浜」

 が無ければ出来ない代物なので、長野県のように海が無い場所ではプレイはおろか、試合
の観戦もできません。

 屋内に砂浜と同じ環境を「人工的」に作ることは可能かもしれませんが、そこに太陽の暖か
さや磯の香り、風の心地よさは全く存在しませんから、観客も集まらないでしょう。

 サッカーは年齢、性別を越えて人気があるスポーツですが、ビーチサッカーは時に

 「プレイできる環境」

 が狭まってしまうことが難点でしょうか。

 もし長野県でビーチサッカーを習いたいのなら、最も近い新潟や石川県に出向く必要があり
ますし、それは山梨県や群馬県の方も同じですね。

 僕は今年も海に出かける予定はありませんが、海に出かける方は波の高さに気をつけて遊んで
欲しいと思います。
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ブラジル、食い下がる日本から勝利をもぎとる

2011-07-05 01:43:25 | 日記
 「ゴールは奪える時に奪う物」

 サッカーの世界では当たり前の出来事を、ごく当たり前に行った事が最終的にブラジル
の勝利に繋がった。

 メキシコで開催中のアンダー17ワールドカップの8強

 「日本対ブラジル」

 のダイジェストを見て僕が痛感したことです。

 それは昨日の信州ダービーの長野パルセイロの試合と同じ事が窺えました。

 相手は退場者を出しこちらはホーム、そしてすでに1点リードしている。

 この3点の

 「アドバンテージ」

 を全く有効活用できないまま、いたずらに時間は過ぎてゆく。この時間の経過と共に、
パルセイロは山雅に反撃を与える格好になってしまいました。

 日本とブラジルの一戦も、3-1になってからのおよそ15分は明らかに日本有利で
試合は進みましたし、ブラジルが慌てていることも確かでした。

 それでも

 「3ゴール」

 というアドバンテージが最後まで大きく物をいう結果になりましたね。

 もしブラジルの得点が「2点」だったなら、日本は同点、逆転と試合を覆したかもしれ
ませんが、やはり「2-0」と「3-0」では、選手の精神と意識に

 「雲泥の差」

 があるという証明でしょう。

 ブラジルはこの世代がホストとなる2016年の五輪に向けて更なる成長が期待される
でしょうし、成長が見込まれれば2014年にだって間に合うかもしれません。

 それは日本も同様ですが、今後アジアを含む海外遠征と強化日程を突き詰めていく必要
があると思います。
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