塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

「うらおもて人生禄」を読んで

2011-07-01 23:51:10 | 日記
 新潮文庫から発売されている

 「うらおもて人生録」

 は作者の色川武大氏の代表作として有名ですが、色川さんはこの作品の中で、盛んに

 「9勝6敗」

 という言葉を用います。

 僕はこの「9勝6敗」という言葉をサッカーに当てはめると、まずは「勝ち癖」を身に付け
なくてはならない。という点に繋がると思うんです。

 今レイソルが首位を走るJリーグですが、どこかで地力に勝るアントラーズが首位戦線に
顔を出すと僕は思っています。

 2部から昇格したクラブが復帰初年度に優勝したなら、それは快挙以外の何物でもありま
せんが、僕は仮に優勝できなくても、レイソルには今季は充分

 「成功」

 のシーズンだと思います。

 そして彼らは今後数年J2に降格しないよう、勝ち癖を身につけたら良いと思います。

 つまり

 「9勝6敗」

 を体質として身についたなら、その精神がいつか

 「10勝5敗」「12勝3敗」と上昇傾向に向い、最終的には「15勝0敗」で優勝と
いう美酒に辿り着くと思うのです。

 つまり勝ち癖という土台を築きあげたことが、優勝への近道になったわけです。

 スペインのマラガ、イングランドのマンチェスター・シティなど、裕福なオーナーが
クラブを買収すると、手当たり次第選手を

 「乱獲」

 しますが、選手と監督をただ招いただけでは優勝はできません。

 当然時間が必要なわけですが、その時間は選手がお互いを知るための時間だけでなく、
クラブが

 「熟成」し、調和を生み出す時間も必要なはずです。

 勝ち癖は簡単に身に付くものではありませんが、クラブの方向性がファンと同じ方向を
向くことが出来たなら、その時間は随分と短縮できると思います。
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サッカーが与える勇気

2011-07-01 23:40:24 | 日記
 1945年8月15日以降、傷ついた日本の人々の心に希望をもたらしたのは、黒澤明
が手がけた映画であり、川端康成が手がける文学でした。

 そしてソニーに代表する電化製品と、ホンダやトヨタが生み出すモーターサイクルは、
やがて日本を象徴する輝かしい実績となり、世界中から賞賛を浴びるまでになります。

 今日本のサッカー選手が次々を海外リーグから声がかかるのは、

 「日本車は安くて高性能、そして壊れない。」

 という日本の自動車の評判同様に

 「移籍金は格安。しかし戦力としては申し分ない。」

 ということが、欧州各国にほぼ定着したからではないか。

 僕はそう思っています。

 2009-10シーズンのチャンピオンズ・リーグにおいて、CSKAモスクワの本田
圭佑のFKを目の当たりにしたスペイン、特にセビージャのファンは、彼の左足と高性能
のバイクを生み出す

 「HONDA」

 を掛けた見出しを新聞に掲げましたが、昨シーズンの香川の活躍が更に拍車をかけたと
言えます。

 また女子サッカーにおいても日本の評判は高いですし、ポツダムの永里は既に女子版の
チャンピオンズ・リーグで優勝を経験しています。

 今そのドイツで女子のワールドカップが開催されていますが、岩淵にしても宮間にしても
今大会の活躍次第ではドイツからのオファーが話題になると思います。

 かつて日本の輸出する芸術、機械製品が日本人の心に大きな誇りを与えてきた時代があり
ました。

 2011年3月11日以降、日本の風景は変わってしまいましたが、今度は欧州で活躍
するサッカー選手、そして日本代表が僕たちの大きな支えになるのではないか。

 そんな期待を今抱いています。
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ユナイテッド、デ・ヘアの獲得を発表(2)

2011-07-01 00:43:10 | 日記
 昨日、僕の会計ミスでお客様に迷惑をかけるところでした。

 お客様からの指摘で僕のミスが発覚したのですが、内心穏やかではありませんでした。

 僕は自分の行為に問題無いと考えていたためでしたが、その指摘は正しいもので、この
ようにお客様が僕のいたらない点を

 「穏やかに」

 注意してくださった事に感謝したしだいです。

 デ・ヘアが移籍するユナイテッドも、ファンの目は非常に肥えているでしょうし、ユナイテ
ッドとアトレティコでは、注目度やメディアの数でも大きな隔たりがあるはずです。

 でもファンは彼が優れたプレイをしたならば、きっと

 「拍手」

 で賛辞を贈るはずですし、エラーを犯した際はやはりブーイングを覚悟しないといけません。

 「ファンが選手を育てる」

 という言葉はサッカーでよく耳にしますが、「オールド・トラッフォード」の観客は、その
術に非常に長けていると僕は思います。

 罵声ばかりでは選手は萎縮してしまいますが、拍手やスタディング・オベーションで、選手
を鼓舞することも彼らは忘れてはいませんから。

 デ・ヘアがどの程度英語の嗜みがあるかはわかりませんが、今後英会話は必須でしょう。

 ユナイテッドの中央はビディッチとファーディナントという、非常に屈強なCBが揃ってい
ますが、GKの

 「コーチング」

 がよりふたりの能力を引き出します。

 最初は前任者との比較は避けられないと思いますが、デ・ヘアの旅立ちがスペイン代表にも
新たな息吹、つまり

 「カシージャスの陥落」

 という光景を生み出すかもしれません。
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ユナイテッド、デ・ヘアの獲得を発表

2011-07-01 00:33:17 | 日記
 マンチェスター・ユナイテッド、アトレティコ・マドリーの両クラブが、GKの
アンダー21スペイン代表

 「ダビド・デ・ヘア」

 の移籍に合意しました。

 アトレティコとしてはデ・ヘアの移籍以外にも、ディエゴ・フォルランとセルヒオ・アグ
エロの去就も解決せねばならないので、まずは

 「懸案事項」

 をひとつ処理できた形になります。

 一方のユナイテッドも心のどこかでは、ドイツ代表のノイアーの獲得を狙っていたのか
もしれませんが、GKは年齢の

 「のびしろ」

 で一気に成長する可能性もありますから、デ・ヘアには明るい1年になると良いですね。

 ユナイテッドのGKと言えば、デンマーク代表の正GKであった

 「ピーター・シュマイケル」

 を連想される方が多いと思います。

 彼がユナイテッドを退団しスポルティング・リスボンに新天地を求めて以降、ユナイテッド
が彼の

 「後継者」

 となるファン・デル・サルを見つけるまで、このポジションでは本当に苦労してきました。

 ティム・ハワードにマーク・ボスニッチ、そしてファビアン・バルデスなど、多くの
人材をユナイテッドは獲得しましたが、どの選手もファーガソン監督の

 「絶対的」

 な信頼を得る事はできなかったようです。

 しかしファン・デル・サルにしてもアヤックスから移籍したユヴェントスを2年で退団し、
フルアムに新天地を求めた際は

 「既に終わった選手」

 と揶揄されたものですが、40歳まで現役を続けたのだから凄いですね。

 デ・ヘア入団によりGK問題に一区切りついたユナイテッドを、アーセナルのファンは
恨めしく思っているかもしれません。
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