塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

池波先生のエッセイから

2011-07-12 21:44:49 | 日記
ディジョンについての幾つかの予備知識

 1・ブルゴーニュ・ワインの産地として近くのボーヌと共に有名
 2・フランスの中東部に位置する都市
 3・西洋芥子で有名である

 これは僕が自分で調べたものではなく、新潮文庫から発売されている

 「ドンレミイの雨 池波正太郎」

 の178、179ページに掲載されているのを、僕が箇条書きにしたのです。

 2週間くらい前でしょうか、古本で手に入れたこの文庫を昨日から再読していた所、

 「ディジョン」

 という都市に名が目に付いたので、

 「これは日本代表の松井が移籍先として決めたクラブのことだな。」

 と思ったのです。

 2週間前はまだ彼の移籍先がわからなかったので、気にも留めていなかったのですが、
さすがに今回は意識できたというわけです。

 池波先生は生前フランスやスペイン、そして日本国内の旅行記をエッセイとして数多く
手がけており、この作品はフランスやベルギー、シンガポールにバリと、先生が感じた
彼の国の印象が率直に記されています。

 今「嵐」が海外の観光客を誘致するCMを

 「招き猫」

 とフィルターにして行っています。

 例えばオーストラリア出身作家が、スピラノビッチが活躍する浦和レッズの街を訪問して
それをエッセイや写真集にまとめて出版したら、その読者が

 「レッズと浦和」

 に関心を持つかもしれません。

 本や映画は海外旅行に出かけられない人々へ、大きな想像力を贈ってくれます。

 サッカーを知る、都市を知る為にも読書はやはり良いものです。
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五輪に向けた強化策

2011-07-12 17:37:16 | 日記
 無事に五輪の出場権を手にしたとしましょう。

 その後課題となるのは、サッカー協会の

 「交渉力」

 です。

 ワールドカップ同様にロンドンでの試合をセットするのもそうですが、海外遠征と国内
での試合の対戦をどうするかも、上位を狙うには不可欠です。

 それ以上に大事なのは、海外のクラブに所属する選手達の出場を、どうこぎつけるかです。

 J1では原口(レッズ)大迫(アントラーズ)清武(セレッソ)東(アルディージャ)
とその顔触れは多彩ですし、永井(グランパスエイト)酒井(レイソル)なども楽しみな
存在です。

 ならばここに

 香川(ドルトムント)
 宇佐美(バイエルン)
 宮市(今のところアーセナルが有力)

 が加わったら、本当の意味で日本が世界を

 「震撼」

 させることが可能のように思えます。

 しかし五輪はFIFAの管轄外ですし、香川の場合アジア・カップで故障して戻ってい
ますから、彼らが協力に前向きとは到底思えません。

 本音ではJ1のクラブも同じでしょうし、前回の北京ではJ2のモンティディオから豊田
が参戦しましたが、より長丁場のJ2が主力を貸し出すことは困難でしょうし。

 ですので、国内、海外問わずサッカー協会の動きしだいで、関塚監督が選出できる選手
の顔触れが大きく異なってしまいます。

 勿論予選で敗退すればこの議論自体が存在しなくなりますが、そうならないことを祈って
います。
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今から考えるロンドン五輪の展望

2011-07-12 17:20:30 | 日記
 五輪予選で日本が対戦する3カ国、シリア、バーレーン、そしてマレーシアの皆さんに
は大変失礼な言い方ですが、僕は日本がロンドンに行くのは間違いないと思っています。

 他のアジアのプロ・リーグを見たことが無い僕が言うのは僭越ですが、Jリーグは

 「アジア最高のプロ・リーグ」

 だと僕は思っていますし、だからこそ僕は今から少しづつ

 「オーバー・エイジ」

 の選定をどこか見越した観戦があっても良いと思います。

 これは相手を見下して言っているわけではありません。

 ただ本気で1968年以来のメダル、それも金を目指すならば対戦相手のスカウティング
は勿論のこと

 「オーバー・エイジの選出」
 「他の地域で日本に脅威となりそうな国、選手の研究」

 を意識しても構わないと思うんです。

 特に「オーバーエイジ」問題は1996年以降の五輪で、常に課題が残ってきた由々しき
問題です。

 1996年アトランタは世論はカズ、井原の招集を望むも、当の選手達は新しい選手の加
入を嫌いました。

 2000年シドニーは中田がASローマから参戦するも、五輪を優先にしたツケが回り、
スタンド観戦を余儀なくされることがありました。

 2004年アテネは山本監督が熱望した小野と高原のうち、後者が病気で招集が見込め
ず、3枠のうち「1」だけを使う形になりました。

 2008年の北京も同様で、参加が予定されていた遠藤が高原と同じく病気で参戦でき
ないという形になりました。

 つまり日本は今までオーバーエイジを

 「フル活用」

 した経験も無ければ、その議論もどこか置いてけぼりだった気がするんです。

 自戒も込めて言うなれば、僕も議論をおざなりにしたひとりですし、五輪はどうでも良い
と思っていたフシがあります。

 でもU-20ワールドカップを2大会連続で逃した今、五輪は選手たちにとって格好の場
と言えますから、ワールドカップ同様に様々な議論があっておかしくないと考えます。

 
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ドイツ代表と山雅、フランス代表とパルセイロ(2)

2011-07-12 17:08:30 | 日記
 一方のフランス代表は1984年の欧州選手権で優勝した歴史はあるものの、それは

 「プラティニ」

 という不世出の名手に大きく起因したものであり、ドイツのような精神的強さが見られる
場面はそう多くありませんでした。

 1993年のアメリカ・ワールドカップ最終予選、ホームでブルガリアに敗れた試合は
まさに典型的な例と言えるでしょうし、ジダンを含む1998年のワールドカップを制した
選手達は

 「国外への移籍」

 を果たし、心身ともに鍛えられたことによって逞しさを増した結果です。

 しかしジダンが予選リーグのサウジアラビア戦で退場となり、8強のイタリア戦がPKま
でもつれこむなど、課題の

 「勝負弱さ」

 が最後まで克服できたわけではありません。

 パルセイロもダービーにおける失点の多さ、それも試合終盤の拮抗した状態でのものや
ゴール前自身がフリーでもシュートを打たず、ボールを味方で

 「こねくり回す」

 姿を見ていると、まだまだ課題は多いのだなと見ていて思います。

 薩川監督はダービーでのドローに対し

 「自信を持てていない」
 「リーダーがいない」

 と苦言を呈しています。

 JFLのレベルと今のパルセイロの状況を踏まえるならば、外国籍の選手、J1経験の
ある選手を獲得するのは正直難しいと思います。

 しかしフランス、同じく勝負弱いと揶揄されてきたスペインが逞しくなった背景には
選手の国外移籍と、

 「勝ち癖」

 を身につけたことが大きく起因します。

 パルセイロは今季、その癖を身に付け、是非一段高いレベルへ成長して欲しいと考えて
います。
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ドイツ代表と山雅、フランス代表とパルセイロ

2011-07-12 16:58:04 | 日記
 近年の信州ダービーを眺めていると、一昔前のドイツとフランスの構図が思い浮かび
ます。

 ドイツが山雅でフランスがパルセイロです。

 これはあくまで僕の

 「主観」

 に基づいた意見ですので、異なる意見を持つ方がいて当然だと思います。

 山雅の選手達の逞しさや体を張ったプレイはドイツを、技術的には申し分なく、流れの中
からでもセットプレイでも得点はできるが、

 「大一番」

 で与えなくて良い失点を与えてしまうパルセイロはフランスを、僕はどうしても連想し
てしまいます。

 パルセイロが初参戦のJFJで現在勝ち点「21」の6位と、満足のいく結果をここまで
残しています。

 一方吉沢前監督のもと、下位に低迷していた山雅ですが、現在は3位で勝ち点「22」と
往時の勢いをここにきて取り戻しました。

 これは現在の加藤監督への交代が効をそうしたという見方もできますし、選手達にそれだけ


 「地力」

 が備わっている証拠だと思います。

 ドイツ代表が今も昔も、体力と脚力、そして精神力では他国の追随を許さなかったように、
山雅の逞しさは、今のパルセイロには無い利点と言えます。

 
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