塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

セスクはバルセロナに復帰するか?

2011-07-04 22:58:39 | 日記
 セスク・ファブレガスが遂にロンドンの自宅を売却する準備を始めているようです。

 つまり故郷、バルセロナへの帰還が現実味を帯びてきたということでしょうか。

 確かに彼の獲得は、数字上で考えるならバルセロナの戦力の上積みになりますし、ファンも
復帰は大歓迎のはずです。

 でもサッカーは

 「数字」

 で必ずしも図ることができません。

 僕はどこかでセスクの復帰が、グアルディオラの指導の下で蓄えられてきた彼らの中盤の
リズムが崩れてしまう危険性があるような気がします。
 
 アーセナルからすれば、昨年に比べたら移籍金の額は低めに設定しているようです。

 ではどうしてこのタイミングでセスクをバルセロナに譲渡しようと考えたのか、僕なりに
考えてみますと

 1・これ以上セスクを「契約」で縛る事ができないと考えた。
 2・ウイルシャーのような次世代が育ってきた
 3・セスク同様に移籍が有力視されるサミア・ナスリとの移籍金で、新たな戦力補強に
   臨む

 この3点が頭に浮びました。

 実際移籍市場が閉まるまでは随分日数がありますし、セスクがアーセナルに残留する可能性
もあります。

 ただ今のアーセナルにユナイテッドに対抗できる戦力は無いと、僕は判断します。

 ですからトレードマネーで大幅な刷新をしたいという首脳陣の考えが浮んできますし、それ
は既にファンが

 「無冠」

 を我慢できない時期にさしかかっていることも、無関係ではないでしょう。
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後悔など気にせず、言いたい事を言う姿勢

2011-07-04 22:48:57 | 日記
 ロイ・キーンがマッカーシーに噛み付いた理由として挙げられたのが、キャンプ地の
グアムの練習施設の

 「貧弱さ」

 にあると言われています。

 つまり施設が用意した器具や会場が、とてもワールドカップで勝利を狙えるものでは
無いというわけです。

 同じように半ばバカンス気分でキャンプ地を

 「マカオ」

 に設定したポルトガルが大きく期待を裏切ったことを思うと、キーンの指摘はあながち
間違っていなかったのかもしれません。

 マッカーシーも実はその点は薄々感じていた可能性はあります。

 恐らくグアムは日本の「気候、風土」に順化するために選択した土地であり、戦術と対戦
相手の分析はこの後徹底的に行うつもりだったと推測します。

 しかしこの初期段階で、キーンは怒り心頭に陥り歩み寄ることが出来なかった。

 僕は凄いと思うのは、彼が「8年振り」となるワールドカップに、何の未練も残さないまま
グアムを後にしたことです。

 キーンは所属するユナイテッドでプレミアリーグ、チャンピオンズ・リーグ、そしてトヨタ
カップなど数多くのトロフィーと抱擁してきました。
 
 ならば今度はアイルランドの為に、自分の培ってきた物を差し出そう、その為にはチームの

 「調和」

 が必要ですが、キーンはまず不備を指摘することから入ってしまった。

 でも彼の表情には代表を退いた後悔の念が全く見られませんでした。

 日本人ならば

 「あの時ああいう言い方はすべきでなかった。」
 「このような提案方法があった。」

 と振り返るものですが、キーンのような過去を振り返らない人間をみると、ある意味僕など
は本当に

 「甘い」

 と思ってしまいます。
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「丸くおさめる」という曖昧な決断

2011-07-04 22:41:07 | 日記
 2002年のワールドカップ、94年米国大会以来2度目の出場を決めたアイルランド
は、チーム内で起きた

 「内紛」

 に悩まされていました。

 それは指揮官のミック・マッカーシーと大黒柱ロイ・キーンの間で起きた諍いで、最終的
にはキーンが代表から外れることで、一応の決着を試みました。

 当時僕は

 「お互いが納得するまで話し合うことで、この問題は解決できなかったものか。」

 と捉えていましたが、

 9年経った今では、この考えがいかに

 「甘い代物」

 なのかが痛いほどわかります。

 もうこの場合、「丸くおさめる」事は事実上不可能であり、アイルランドは監督を支持するか
主将を支持するかの

 「2択」

 しか方法が無かったのです。

 つまり、どちらかが去ることがアイルランドは新たな推進力を手に出来る、最後の決断だった
というわけです。

 僕も以前お話したように、罵声を浴びせてしまったことをどこかで後悔していますが、非常に
顔を会わせづらいですね。

 「丸くおさめる」

 という言葉は日本的な発想であって、個人主義の概念が発達している欧州では、この

 「牧歌的」

 な発想は、そもそも存在しないのかもしれません。
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インドのクラブがオルテガにオファーを出す

2011-07-04 01:34:54 | 日記
 レッズがスペインのクラブ「ジローナ」から、セルビア代表の経験を持つFW

 「ランゴ・デスポトビッチ」

 の入団を発表しました。

 エジミウソンのアル・ガラファへ移籍したことでFWの補強が急務だったとはいえ、この
早業はもしかしますと以前からFWの補強を踏まえていたのかもしれません。

 一方インドからは

 「デンボSCがアリエル・アルテガのオファーを出す!!」

 というニュースが飛び込んできました。

 情報源は「ゴール・コム」ですが、いやあ面白いですね。インドリーグに何の予備知識
の無い僕でも、ワクワクします。

 Jリーグ創成期の1993年から95年にかけては、このような

 「景気の良い話」

 が日本に幾つも転がっていて、ジュビロがドゥンガを、レッズがブッフバルトとバイン
を獲得し、フリューゲルスに至っては

 「ジーニョ、エバイール、サンパイオ」

 というブラジル代表を3選手そっくり入団させる荒技を見せた事もありましたが、それだ
け日本の提示する報酬は魅力があったのでしょう。

 僕はインドの企業は自動車メーカーの「タタ」しかわかりませんが、経済発展の目覚しい
インドですから、オルテガの獲得の資金の調達は既にメドがたっているのかもしれません。

 ただオルテガ自身は海外でのプレイが

 「不得手」

 ですね。

 バレンシア、サンプドリアそしてフェネルバフチェ。

 所属したクラブでは彼自身の本来の動きが見られませんでしたし、彼はアルコールの問題
も抱えています。

 インドとアルゼンチンでは相当の実力差がありますし、むしろデンボSCの関係者は何故
オルテガにオファーを出したのか聞いてみたいものです。
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