塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フランクフルトになでしこの歓喜の輪(2)

2011-07-14 06:06:13 | 日記
 前回のブログでも触れましたが、同点ゴールを決めた前半19分から40分ごろまで
のなでしこは、

 「うっとり」

 するほどの美しく、華麗なサッカーを見せてくれました。

 ただこの時間帯にゴールを奪えなかった事が、後半に何らかの形で影響されなければ良い
と思っていましたが、その心配は

 「杞憂」

 に終わりました。

 ただアメリカ戦では、自分たちの時間帯にゴールを奪う事が最重要課題になるでしょうし、
その点を考慮して監督はFWの交代に踏み切ったと僕は想像します。

 なでしこは

 「プロフェッショナル・ファウル」

 も含めて、余計なファウルが存在しません。

 ですからカードを貰うリスクを背負いませんし、審判が笛を吹きませんから流れが途中で
遮断されることなく、マイ・ボールを維持できる。

 それには当然高い集中力と視野の広さが必要ですが、後半バーに当たった大野の惜しい
シュートに代表されるように、先発、サブ関係なく皆がその点を把握できている印象を受け
ました。

 決勝戦は日本時間18日の今日と同じ時間帯に行われるとのこと。

 なでしこの皆さんの歓喜の笑顔が見られるといいですね。
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フランクフルトになでしこの歓喜の輪

2011-07-14 05:55:46 | 日記
 なでしこが決勝進出を決めたこのスゥエーデン戦、僕は当初見ようと思っていませんでし
た。

 フジテレビが急遽生中継することは知っていましたが、到底起きれないと考えていたん
です。

 でも寝付くことができず、この快挙を目の当たりにすることができました。

 僕が試合を見始めたのは、同点ゴールが生まれた前半19分の、ほんの1、2分前からで、
以後の20分間は

 「男女関係無く、世界大会でここまで日本が試合を支配したことがあっただろうか?」

 と思えるほど、美しく、そしてフェアなサッカーでした。

 本当に素晴らしい試合を見せてもらいます。

 佐々木監督と選手の皆さんに、心からの拍手を贈りたいと思います。

 試合終了後、澤の

 「やったー!!」

 という声が聞こえてくる一方で、スゥエーデンの選手達は呆然とした表情で遠くを見つめ
る選手、ピッチにうずくまる選手など、その勝者と敗者の

 「コントラスト」

 もまた、僕の心に突き刺さりました。

 今までなら茫然自失の態をなしていたのは、殆どの場合「日本」でした。

 しかし今大会は、選手も監督も自信と確信を持って戦う事が出来ている。

 決勝の対アメリカ戦に向けて、日本は心身ともに最高の状態で迎える事ができると思い
ます。
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熾烈を極めるブランド間の競争(2)

2011-07-14 01:00:28 | 日記
 ブランドと選手の契約で驚いた例に

 「中田英寿とナイキ」

 の関係があります。

 1998年ワールドカップからローマに移籍するまでのおよそ2年、彼は一貫して

 「フィラ」

 のスパイクを愛用していましたが、ローマ移籍後、突然契約先をナイキに変更し、以後
2006年に引退するまでナイキのサポートを受け、テレビ・コマーシャルにも出演して
います。

 それ以上に驚いたのが、ウクライナ代表シェフチェンコの例です。

 彼はディナモ・キエフ時代はアディダスを着用していますが、ミラン入団後は

 「ロット」

 そ親密な関係を築きます。

 ロットも最高の待遇で彼を迎え入れ、シェフチェンコとルカ・トニのふたりを大々的に
広告活動で起用し、大きな反響を呼びました。

 しかしシェフチェンコは2006年ワールドカップを前に、契約先を

 「ミズノ」

 を選択します。

 僕がミズノの社員なら、彼との契約がまとまった瞬間快哉を叫んだでしょうね。

 当時のシェフチェンコは自他共に認める、ウクライナ代表とミランの「顔」であり、その
後に移籍するチェルシーでも

 「大活躍間違いなし」

 と思われていたからです。

 しかし何か両者の間に意見の相違があったのでしょうか?

 彼はチェルシーに移籍すると、契約したばかりのミズノを止めて、リーボックを新たな
パートナーに指名します。

 ティエリ・アンリもナイキからリーボックに契約を変更しましたから、リーボックは
思いもかけず、大物2選手を獲得できたわけですが、この契約はお世辞にも

 「ビッグ・ディール」

 には繋がっていません。

 選手がスパイクの契約を見直すことは当然でしょうが、まだ契約期間が残っているのに
新しい契約先を発表するのは、お金も含めて他社からのアプローチが魅力的な証拠でしょう
ね。

 僕は選手の足下を見るのが好きですが、各ブランドの担当者は時に

 「歯がゆい」

 思いで選手を観察しているのかもしれません。
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熾烈を極めるブランド間の競争

2011-07-14 00:53:10 | 日記
 サッカーの世界で鎬を削る各スポーツブランドは、どんなに社会貢献活動を評価されて
も、結局は

 「顧客の獲得」

 が最優先になります。この場合の顧客とは

 「代表とクラブ、そして有名選手」

 の獲得です。

 ですからある日突然、「おやっ?」と叫ぶような出来事が唐突に起こりますし、言い換えれば
それだけ競争が年を追う事に過酷になっているのでしょう。

 例えば代表ジャージ。

 アルゼンチンはアディダスから支援を受け続けていると思いがちですが、1986年の
ワールドカップ優勝時は

 「ル・コック」

 がジャージを提供していました。

 そしてマルセロ・ビエルサの指導の下、文字通り「世界最強」の名をほしいままにしてい
た2001年は

 「リーボック」

 のサポートを受けていたのですが、2002年になると突然スポンサーは、現在同様
アディダスとなります。

 お金の問題なのか、それともリーボックの品質の問題なのか、理由はよくわかりませんが、
アルゼンチンほどの強国になれば、それだけ商売の

 「旨味」

 が増しますから、お金が絡んでいることは間違いないと思います。
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新しい環境に溶け込むために

2011-07-14 00:36:27 | 日記
 海外リーグでは国籍を問わず新しい選手が加わると

 「イタズラ」
 「その国の放送禁止用語」

 などを用いて、ちょっかいを出すそうです。

 つまり古株の選手達は新入団の選手達が、いち早く環境に溶け込むための

 「手助け」

 としてこれらの行動をとっているわけですが、言い換えればこれらの行動を通じて、彼ら
の人間性や行動力を注視しているともとれます。

 でもこの「イタズラ」、やって良い人間と別の方法で手助けをした方が良い人間と、2種類
存在すると思います。

 例えば長友のように、チェゼーナでもインテルでも周囲との軋轢を怖れることなく、積極的に
周囲に溶け込める人間には

 「馬鹿話」
 「禁止用語を用いた冗談」

 を吹っかけても大丈夫でしょう。

 長友自身も

 「よし!!」

 と手ごたえを感じるでしょうし、イタリア語の良い勉強にもなると前向きに捉えることができ
るはずです。

 しかし同じインテルでも、かつて在籍したベルカンプのように、もの静かでひとりの時間を大
切にしたいと考えている選手には、このアプローチは完全に

 「逆効果」

 です。

 ベルカンプは

 「イタリア語を覚えず、英語やオランダ語で周囲を話そうとした」

 という逸話が残っていますが、僕は効した場合少しでもイタリア語が上達したら

 「良くなったね。」

 と声をかけるように、ジョークではなく日々の生活習慣に順応している努力を、評価して
あげるべきだと思うのです。

 勿論溶け込む、溶け込めないは選手自身の問題でもありますが、必ずしも冗談やイタズラ
がその場を和ませるわけではありませんしね。
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