塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

Jのクラブ、日本人監督にオファーはあるか

2011-07-06 23:17:45 | 日記
 日本の選手が続々と海外移籍を視野に入れている中、監督とコーチ、GM職の引き抜き
の話は一切聞こえてきません。

 正直これは寂しいですね。

 Jのクラブでも上位であれば国内リーグだけでなく、チャンピオンズ・リーグでアジア
の様々な都市へ遠征し、より多くの試合で指揮を執る事ができますが。

 一方欧州の選手達は同じく他国への遠征を経験する一方で、自分が所属するリーグの
文化、風習を学び、周囲に自ら溶け込んでいかなければ、相手にされません。

 一方は日本語が通じる国内での指揮に限定し、もう一方は多様な価値観や教育を受けてき
た監督、同僚と毎日の寝食を共にする。

 もし今後日本代表の指揮官を

 「日本人」

 と限定して選出したならば、選手達はもうついてこないのではないか。

 僕はそんな違和感を覚えます。

 選手からすれば監督は「自分の命」を預ける存在、軍隊で言い換えれば彼らが指揮した
作戦で生きるか、死ぬかの瀬戸際に立つわけです。

 自分たちは海外でありとあらゆる形で汗を流しているのに、命令を下す人間は国内に
留まり続けている。

 この

 「価値観の相違」

 を埋めるには、やはり監督やフロントも海外での指揮、業務経験が急務になってくると
思いますし、それは僕たちファンにも当てはまると思います。

 例えば僕ならば、海外の方に自分がサッカーに関心があることを伝えて、その国のクラブ
や選手を挙げてみることが、方法のひとつとなるでしょう。

 選手だけが頑張っても全体のレベル向上には繋がらず、やはりフロント、ファンも日々の
勉強を怠ってはいけないというわけです。
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根気強さ、夢を諦める。相反する出来事

2011-07-06 23:04:00 | 日記
 長野駅前には多数のラーメン店がありまして、僕はその中の1店を贔屓にしています。

 そのお店では売り子さんに、高校か短大生と思われる女性を雇っているのですが、彼女
達を見ると正直落ちつきます。

 実は以前ラーメンをすすっていると、高校生の女の子がアルバイトでしょうか、面接に
来まして店長さんが話し掛けていたんです。

 それから何回かそのラーメン店で食事をしていますが、その時の女の子と思われる人が
給仕をしていたので、

 「ああ、採用されたんだ。良かったな。」

 と思えたんです。

 僕自身は学校を卒業して一番最初の勤め先を、わずか

 「半年」

 で逃げ出してしまった根性無しなので、若い人や経験の浅い人が不器用なりに働いて
いる姿をみると、どうしても人事とは思えないんです。

 周囲からすれば

 「のろま」

 に見えるかもしれませんが、その周囲の人間にだって駆け出しの時期、叱られたり
怒鳴られたり下敷きが必ずあったはずです。

 ですから「遅い!!」と彼らに当り散らすのは、僕は筋違いだと思っています。

 サッカーの世界も同様で、入団してもすぐに解雇されてしまう選手がいますが、彼らは
本当に実力が無いのでしょうか?

 それとも単にクラブの財政が逼迫していて、選手をカットすることで財政面の見直しを
余儀なくされているのでしょうか?

 サッカー・ジャーナリストの川端康生氏は、以前ワールドサッカー・グラフィックの
連載コラム

 「誰がパスをつなぐのか」

 の中で

 「マザー・ストップ」

 を危惧していました。

 つまりどうせプロになっても早期に解雇されるくらいなら、一般企業に勤めた方が良い
という母親の意見により、学生がプロになることを諦めるケースが増えているようなんです。

 サッカーに限らず「天職」というのはなかなか見つかりませんが、母親の心理として
はしごく真っ当な意見だとは思えます。
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日常の中に工夫あり

2011-07-06 19:53:32 | 日記
 皆さんの車は「マニュアル」でしょうか、それとも「オートマティック」でしょうか?

 僕は免許はマニュアルで取得し、車はオートマを愛用していますが、欧州では基本
マニュアルの車を運転すると聞きました。

 僕は以前から思っていたのですが、欧州諸国がサッカーの世界であれほど巧みにパスを
回すことが出来るのは、マニュアル車に代表される

 「判断の正確さ」

 を求める機会が日常に転がっているからだと思います。

 僕はオートマ車ですから、基本ブレーキで速度を調節します。

 しかしマニュアル社はそこに「ギアチェンジ」の動作が加わります。

 したがって適切なギアを選び、シフトチェンジを繰り返さなければ事故を起こしかねませ
んし、渋滞にきっかけをつくりかねません。

 また日本の鉄道アナウンスを

 「とても便利だ。」

 と評価する海外の方もいれば

 「うるさい、必要ない」

 と批判する方もいます。

 僕はこのアナウンスは便利だと思いますが、逆に自分の降りる駅を見落とさないようにす
る気配り、言い換えれば
 
 「注意力」

 を奪っているという見方もできるでしょう。

 欧州の一流選手が胸を張って常に姿勢をただし、ボールと選手の動きを視野に入れている
背景には、日常の些細な出来事を自分の感性に取り入れているからのような気がします。

 日本はいささか

 「サービス過剰」

 の面があるのかもしれません。
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アルゼンチンの男が見せる気遣いと伊達ぶり

2011-07-06 19:43:04 | 日記
 最近電車に乗っていると、少々「違和感」を感じます。

 僕が使うしなの鉄道には、妊婦のかたや体調が優れないから向けの優先席がありますが
そうでない人間がその座席を占領しているのです。

 あくまで

 「優先席」

 ですから、対象の人間がいなければ座っても差し支えないことは確かでしょうが、僕は
疲れたからといって、すぐに座席にかけることはしないよう心がけています。

 昼間の腰掛けても何ら差し支えがない時は掛けますが、それ以外は本を読みながらつり革
に捉まっています。

 何の本だったか覚えていないのですが、以前アルゼンチンのサッカーファンの話を読んだ
時に、日本人、特に男にこの気持ちが欠けていると感じた話を読みました。

 韓日ワールドカップに出場するため、アルゼンチン代表が来日した後、彼らを応援する
ためにはるばるブエノス・アイレスからも、沢山のファンが日本にやってきました。

 彼ら(男性)は思いもよらない代表の不甲斐なさや、慣れない風土と時差に悩まされながら
も、電車に乗った際は決して掛けようとはせず、子供や老人、女性に常に席を譲っていたと
いうんです。

 欧州や南米では男はやはり、周囲を

 「立てる」

 ことで、自分の評価を勝ち取っているのだと、つくづく痛感しました。

 ブエノス・アイレスは他の南米の都市を比較した際、非常に洗練されていて、まるで欧州の
一都市のような感覚を持っているそうです。

 ですから男性も

 「キザ」

 な者が多く、肉体労働に従事している男ですら、髪に櫛を入れて手入れをしているとのこと。
 
 だからアルゼンチンの人間は他の南米諸国から

 「親近感」

 を持たれないのだと苦笑いするわけですが、以前ならカニーヒア、今ならパストーレのように
伊達男が生まれるのも当然だとも感じます。
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移籍の際の条件を見直す

2011-07-06 11:26:35 | 日記
 日本人選手が「格安」といっても、所属クラブとの契約が残っていれば、当然そこに
移籍金が発生します。

 通常その移籍金を軸に、放出した選手の補強を行うわけですが、カレンダーが独自の
日本では、なかなか補強がうまくいかない点もあるかと思います。

 ですから海外に選手を売却する際に、相手先から移籍金だけでなく、

 「若手の有望株」
 「実力はあるが何かしらの理由で出場機会に恵まれない選手」

 を譲ってもらったらどうでしょうか?

 もちろん現金だけでの譲渡でも差し支えないと思います。

 その一方で相手先から選手を譲ってもらい、その選手が活躍したならば選手にとって
日本が新しい

 「働き場所」

 になりますし、帰国した際にJリーグの良さを語ってもらうことだって出来ます。

 選手の譲渡には選手の故障癖やポジション、年齢だど様々な

 「附帯条件」

 が付きますから、一概にうまくいくことはないでしょうが、それでも主力を売却した穴
埋めは急務ですから、移籍金を幾らか低く設定してそこに選手の保有権を付けてもらう
工夫があっても良いと思うのです。

 今の日本はひどく限られた国籍の選手が揃っていますから、様々な体格、技術を持つ
人間が集結したならば、そこに新しい戦いが見られると感じます。
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