塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

コーチが投げかける言葉

2011-12-22 02:07:01 | 日記
 ドルトムントのマリオ・ゲッツェ。
 アーセナルのウイルシェア。

 10代で既にクラブでも代表でも中軸を担う選手に対し、現地のコーチたちは日頃、
どんな言葉をかけているのでしょうか?

 日本の場合は両極端で、

 「持ち上げる」か「落とす」かのいずれで、中庸が無い気がします。

 またコーチたちは有能だと判断した選手には、

 「天狗になるなよ。」
 「調子に乗るな!」

 と戒めの言葉を常にかけるようですが、これもある面問題だと考えます。

 才能のある選手は確かに素晴らしい。しかし彼ら全てが天狗になって自意識過剰な行動
に走るわけではないでしょう。

 僕は選手の殆どが謙虚な姿勢でサッカーに臨み、学校の課題を期日までに提出している
と思います。

 そんな彼らが常に押さえつけられていたら

 「僕は調子に乗っていないし、練習だって怠けていない。
  
  どうして他の人間は注意もされず、遊んでいても起られないのに、僕はこんなに叱られ
  なくてはいけない?」

 とむしろ反発心が芽生えてしまうのでは無いでしょうか?

 才能のある人間がどうして厳しく指導されなくてはいけないのか?

 それはコーチが彼らの能力を開花させてやりたいからでしょうが、指導される側としては
自分だけが厳しい指摘を受ける事は、

 「アンフェア」

 だと思うはずです。

 例えば事前に

 「君はプロとして生きていける可能性が高い。
  だから私たちは、時に厳しい言葉を投げかけるだろうが、聞く耳を持って欲しい。」

 と一言添えるだけで、選手の気持ちは随分落ち着くと思うのですが。

 才能ある選手に厳しい言葉を投げかけるだけでは、コーチの自己満足に過ぎない気が
するのです。
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ハーフナー、新天地はフィテッセに決定

2011-12-22 01:56:59 | 日記
 ハーフナー・マイクの移籍先がフィテッセに決定しました。

 自身のルーツである

 「オランダで勝負をしたい!」

 という気持ちが、移籍の決断にあったのかもしれませんし、オファーがあった時点で、
代表の同僚である安田に相談した可能性もあります。

 僕は今回の移籍劇、フィテッセの巧みさが現れていると感じます。

 ハーフナーの年齢は24歳と、極端に若いとはいえませんが、既に英語とオランダ語が
理解できることもあり、

 「適応力」

 という面でのリスクが少ないことがひとつ。

 そして何より現在の「エール・デヴィジ」の状況があります。

 実は今オランダの各クラブは、純粋なセンター・フォワードを中々手に入れることが
出来ず、苦労しているというのです。

 老舗のアヤックスですらアカデミーからの供給も途絶えている模様で、他のクラブか
ら買う必要があると聞きました。

 ハーフナーはいつまでもフィテッセに留まる気は無いでしょうし、それはクラブも動揺
です。

 前者がステップ・アップを果たしたい、後者がお金を手に入れたい。

 両者の思惑が合致した時点で、幸せな「離婚」が得られるというわけです。

 この場合の移籍金は、慰謝料としてフィテッセの金庫に収納されるわけですから、この
商売は確実に恩恵があるとフロントは感じているでしょう。

 ハーフナー自身も渡欧の準備を始めているでしょうし、またひとり代表が欧州を舞台に
戦う事になります。
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