塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ハン・チャンウ氏の言葉から学んでみる

2012-04-09 23:04:48 | 日記
 「(中略)何より差別に勝つには社会貢献することが一番だというのが自分の考え
      です。」

 この言葉はサッカー批評の40号「欧州サッカーを疑え」の84ページから引用した
ものです。

 言葉の主はかつて大分トリニータのスポンサーを務めたマルハンのハン・チャンウ氏
です。

 この言葉は木村元彦氏が当時問題となっていた

 「大分トリニータのスポンサー問題」

 に対してハン氏にインタビューした際に発せられた言葉なのですが、こうした広い見識
を持つ方が世にはいるのだと痛感します。

 (2012シーズンのトリニータは、胸スポンサーがダイハツ九州になります。)

 ハン氏が唱える社会貢献は、企業レベルだけでなく、サッカーを通じても出来ますね。

 例えばパルセイロの試合の前には必ずミッキーズ・アンド・レオパーズというチアの
女の子達がダンスを披露します。

 彼女達にすれば南長野運動公園は、最高の舞台であり親御さんや観客の前で自分を魅せ
る最高のチャンスなんです。

 ハン氏がおっしゃるように、やはり差別はどこの国でもあると思います。

 それだけに僕たちが個人の段階でも可能な社会貢献を、地道に続けてゆく事も必要で
す。

 僕はフェア・トレード、有機栽培の商品を時々購入しますが、サッカーに関心が無け
れば素通りしていたかもしれません。

 サッカーを応援する事はその街を応援する事、人を応援することになるのだと、ハン氏
は僕たちに教えてくれています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

英語のテキストからサッカーを学ぶ

2012-04-09 21:07:05 | 日記
 今僕が使っている英語の参考書は、旺文社から刊行された英検2級問題集の2007年
度版です。

 その56ページ、出題は2006年の2月になるのですが、題材がサッカーなんですね。

 しかもその内容は

 「アマチュア・クラブと新スポンサー」

 という非常に現実的なもので、音読をしながら正直唸る思いでした。

 その内容は

 1・アマチュアクラブの代表が、地元の名士とパーティで出会う
 2・その名士が新規の店を開こうとしている
 3・アマチュア・クラブはスポンサーが昨年廃業して困っている。
 4・クラブはアマチュアでテレビ放映は無いが、シャツ(ジャージ)に名前が入る

 という今の世相を忠実になぞっていまして、サッカーファンがこの試験を受験したなら
ば、随分と面食らったと思います。

 英検はどちらかといえば「アメリカ英語」中心ですから、スポーツを題材にするには野球
やバスケットの方が馴染み深いと思います。

 しかし題材にサッカーを選んだ事は非常に興味深いですし、事実経営に苦しむアマチュア
クラブは多いと思います。

 アマチュアは学生サッカーやプロの受け皿になりますし、日本では女子サッカーと共に
今後裾野を拡大する上で、見過ごしてはいけない課題となります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パルセイロを支える支援の輪

2012-04-09 20:36:27 | 日記
 ちょっと肩透かしでした。

 長野市のもんぜんプラザという建物がありまして、その横にパルセイロのグッズを売って
いるお店があるんです。

 「勝利のお墨つき石鹸ください。」

 と尋ねると

 「まだ届いていません。」

 という返事。

 生産の問題なのか、それとも納品の問題なのか定かではありませんが、結局今日は
石鹸は手に入らず、苦笑して店を出ました。

 でも長野市内には随分パルセイロののぼりと、レプリカ・ジャージを飾るお店が増えまし
た。

 また繁華街として知られる権堂アーケードには、今季のポスターが数多く貼られています。

 今日はとある洋服屋さんに立ち寄って、商品の在庫を確認して頂いている最中、レジの前に
あった

 「パルセイロ募金箱」

 のお金を入れてきました。

 商店街の方達は、店頭にパルセイロの強化費用の為の募金箱を設置してくださり、僕ら
が募金できる仕組みになっているのです。

 また「つばめタクシー」というタクシー会社は、ドライバーの方がパルセイロのレプリカ
を着て運転なさっているんです。

 こうした地域の支援のもと、今季もパルセイロは奮闘してくれるはずです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卓越したネーミング力

2012-04-09 09:45:21 | 日記
 資生堂から発売されている「フォグ・バー」と名づけられた商品、あれは90年代に
発売された「ミスト」と同じ物ですよね。

 90年代の男性用化粧品は

 「ムース」「ジェル」そして「ミスト」

 の3種類が機軸でした。

 ミストはフォグ・バー同様霧状の液体で髪を整えることができて、ムースとジェルに
比べて、ふんわりした髪型にできたんです。

 僕もマンダムのミストを使っていました。

 しかし90年代の名称をそのまま使っても意味が無い。

 だからこそ資生堂は同じ内容の品物を、まるで新開発した商品のようにフォグと名づけ、
詰め替え用を「おかわり」と宣伝しているわけです。

 この名称変更で成功を手にした例は、サッカーでも存在します。

 そう、「Jリーグ」がそうですね。

 1992年まではJSL、日本リーグという名前がまかりとおっていましたが、プロ化
するに当たって新鮮味があり、同時にアマチュアと決別できる名称が必要でした。

 そして誕生したのがJリーグという言葉で、瞬く間に世間に波及し1993年当時は
ありとあらゆる場所で活用されました。

 長野パルセイロもかつては長野エルザというクラブ名でしたが、この「エルザ」が既に
商標登録されており、公募の上長野パルセイロに落ち着いた背景があります。

 資生堂は

 「さよならワックス」

 という刺激的なコピーで、フォグの存在を高めました。

 自分達も当然ヘア・ワックスを生産、開発していたはずですが、新作が自信作であると
訴える必要があったためです。

 「さよならJリーグ」

 という洒落にならない事態が起きないよう、注視していきたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガンバの低迷の要因を考える

2012-04-09 02:07:53 | 日記
 未だJ1で勝利の無いガンバとアントラーズ。

 僕は前者の方が、建て直しが困難なように思えます。

 Jリーグ開幕の1993年。

 両ステージで最下位を独走した浦和レッズですが、不調の外国人選手と野戦病院と化し
たクラブの窮状を、当時の森監督は

 「体制を立て直す時間が全く無い」

 と苦悩の表情を浮かべていました。

 当時は週に2回試合が行われ、現在のように引き分けの概念が無かった為、選手にかかる
負担はアマチュア時代と比較して格段に増していたのです。

 この

 「試合数の多さ」

 が今後、ガンバと松波監督に大きく関与すると予想します。

 J1とナビスコカップに加え、チャンピオンズ・リーグの遠征を加えると、コンディショ
ンの調整だけで随分神経を使います。

 サッカーでは

 「リーグでは不調、しかしカップ戦で好調」

 というある種の矛盾が度々見受けられますが、案外今季のガンバはこのサイクルに陥って
いる気がします。

 いかにカップ戦で調子が良くとも、肝心の国内リーグで低迷したならば、評価には繋がらな
い上に精神衛生上良くありません。

 昨シーズンチャンピオンズ・リーグで好調だったシャルケがマガトを解雇したのは、2部
降格という危機から抜け出す為です。

 ガンバは守備の再構築が出来たなら、浮上のきっかけが掴めると思うのですが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする