塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

カルチョ2002、不定期での刊行へ(2)

2012-04-17 19:53:28 | 日記
 カルチョ2002が登場した1998年は、中田英寿のペルージャ移籍に伴い、日本
でのセリエA人気が右肩上がりに上昇した時代でした。

 当時は携帯電話のコンテンツが少なく、インターネットやパソコンが今ほど普及して
いませんでしたから、雑誌の需要がまだ見込めた時なんです。

 その後、イタリア代表の来日、名波のヴェネツィアへの移籍、中田がローマでの戴冠
を経験するなど、その人気は定着したように思えました。

 セリエAそのものに資本が集まり

 「七姉妹」

 と呼ばれる形で、北の3クラブだけでなくパルマとフィオレンティーナ、そしてローマ
の2クラブがスクデットを争う、今振り返ると

 「奇妙」

 な光景がそこにはありました。

 欲がありすぎてクラブが倒産したフィオレンティーナ、粉飾が明るみとなりオーナーが
交代となったパルマなど、その影響は2000年代中期に色濃くなります。

 以前にも書きましたが、極東の島国でイタリアのみに的を絞ったサッカー雑誌が、市民権
を得た事はやはり特筆すべき事です。

 その後日本語版の「フォー・フォー・トゥー」、プレミアシップマガジンが登場するも、
短命で終わったことを考慮すると、カルチョ2002の息の長さがわかります。

 さしずめ今ならブンデスリーガとドイツ代表をフォーカスするのでしょうが、今後日本の
サッカー誌でこうした企画が生まれることは無いでしょう。

 やはり老舗でも時代の変化を反映させることは難しいのですね。
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カルチョ2002、不定期での刊行へ

2012-04-17 19:42:57 | 日記
 今月号を持って「カルチョ2002」は、季刊のいう形での不定期刊行になる事が
決定しました。

 大変失礼な言い方ですが、これは編集部の「終戦宣言」だと思います。

 サッカー雑誌に限らず、不定期刊行に活路を見出した雑誌が、その宣言どおり発刊を
再開した話は今まで聞いた事がありません。

 僕は2007年にふたつのJリーグ専門誌

 1・サッカーJ+ エンターブレイン
 2・J‘Sサッカー ニューズ出版(当時)

 を購入していましたが、いずれも「不定期刊行」を宣言するも、その後は何の音沙汰
もありません。

 ワールドサッカー・グラフィックがかつて苦境を乗り越える為に、カルチョ2002と
同様、様々なリニューアルと敢行しました。

 例えば

 1・版形を大きな物からコンパクトな物へ変更
 2・ビクターからぴあ、そしてフルキャストなど、発売元の変更

 がそうでした。

 恐らく資金力のある発売元の確保はそうですが、形を縮小する事で印刷代を減らしたか
ったのかもしれません。

 逆説に言えばその変更が、雑誌そのものの携帯を楽にしたという意味もあるでしょう。

 今は携帯電話1つで雑誌も映画もゲームも出来る時代になりました。

 カルチョ2002がこれまでの概念を覆す形で、再出版する形になるかどうか、今後
のサッカー界を占う要因になります。
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香川はドルトムントに残るべき

2012-04-17 11:58:55 | 日記
 故障の為シーズン終盤をベンチで過ごす事となった香川真司。

 ですから今は本当に手ごたえを感じている日々だと思います。

 この感触が、彼を今の舞台から更に上の舞台に引き上げる、大きな要因になるでしょう。

 僕はやはり香川はドルトムントに残留すべきだと思います。

 このまま行けば、焦らずとも必然的に他国への移籍が叶いますし、ここには溢れんばかり
の愛情と尊敬を持って接してくれる、熱心なファンが存在します。

 そして何より今の香川には足りない物があります。

 それは継続性です。

 ドイツに渡って2年、彼が1年通じてクラブの主力であり続けたのは、今季が初めての
事です。

 日本でも欧州でも、継続、つまり複数年に渡って主力であり続けなければ、本当の評価
は手に入りません。

 例えばレアルがロナウドの獲得を惜しまなかったのは、2003-04シーズンに移籍
してからの4年間、彼がユナイテッドの主力として成長し続けた為です。

 その移籍金の額が間違っていなかったことは、2009シーズン以降の3年間で確実に
証明されています。

 今の香川の年齢を踏まえると、多くのクラブが獲得希望するのは当然です。

 しかし大金を払うための決定的な武器、ドイツで過ごした時間が足りない側面も見え
隠れすることも事実です。

 2季連続でのマイスター・シャーレ獲得は目前に迫りました。

 ファンは香川の残留をその歌声で誘うかもしれません。
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2012-04-17 11:47:34 | 日記
 僕自身、五輪代表の中盤に関しては現状で差し支えないと考えます。

 つまり、オーバーエイジを活用しなくとも良いと判断します。

 理由その1 山村の復調

 故障の為に精彩を欠いていた山村も、アントラーズで出場機会が与えられており、懸念
されていた試合への入り方の感覚が戻ってきたようです。

 山村は五輪の選手たち皆が認める

 「日本のキャプテン」

 ですから、彼が外れたならば動揺が広がりかねません。

 2・選手層が最も充実しているポジションである

 東と清武、山村、山口に扇原とその顔触れが多彩なポジションです。

 関塚監督の胸中はわかりかねますが、僕は残りひとつのオーバーエイジをGKに回した
方が良いと思うのです。

 権田が出ずっぱりの状態でしたから、彼が警告や故障で欠場するとなると、正直厳しい
側面があります。

 アントラーズの曽我端、サンフレッチェの西川などを召集の対象にしたらどうでしょう
か?

 権田より場数を踏んだ選手が

 「ベンチ」

 に腰掛けていれば、所属クラブは不満でしょうが「安定感」をもたらす為には、この
方法はありえると思うのですが。

 
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僕が推薦するオーバーエイジの選手達(2)

2012-04-17 01:24:37 | 日記
 そしてFWですが第一候補はエスパルスの高原、第ニ候補がサガンの豊田になります。

 豊田は北京五輪の代表でしたから、一番大会の雰囲気をプレイと言葉の両方で伝える
事ができると思います。

 しかしサガンにとって大切なのはJ1残留です。

 その点を踏まえると、ユン・ジョンファン監督が彼の離脱を許すとは思えませんし、彼
の召集はサガンのその時の勝ち点に左右れると思います。

 一方の高原ですが、日本代表とJ1、そしてブンデスリーガで培ってきた経験と得点力は
今も錆付いていません。

 さすがにJリーグMVPとなった10年前の瞬発力は無いでしょうが、逆に味方を活用
できる

 「幅の広さ」

 を手に入れました。

 両者に共通するのは

 「ポストプレイと打点の高いヘディング」
 「ゴール前での相手CBとの巧みな駆け引き」

 に長けている点です。

 当然プレスの起点としての働きも求められるでしょうが、その広範囲に渡って動けるだ
けの機動力も備えています。

 これはあくまで僕の自論で、関塚監督は遠藤の招集を水面下でガンバに打診していると
聞きましたし、遠藤も乗り気の様子です。

 今月24日の予選グループの組み合わせが決定しますが、関塚監督が視察できる日数も
少なくなってきましたから、その動向に注目です。
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