塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

フランス、今季の王者はモンペリエか?

2012-04-15 23:17:58 | 日記
 2009シーズン ボルドー
 2010シーズン マルセイユ
 2011シーズン リール

 リヨンのリーグ1支配が終わりを告げたフランスでは、過去3シーズン優勝クラブの顔
ぶれが変わる、混戦模様となっています。

 そして今首位に立つクラブはモンペリエ。

 もしモンペリエが王者に輝いたならば、パリ以外のフランス全土から祝福の拍手が贈られ
るはずです。

 確かに夏、冬とあれだけの大金をばら撒いたパリ・サンジェルマンは、優勝を逃せば
大きな批判を受けるでしょうが、ある意味上出来のシーズンだったと言えます。

 アンチェロッティのように悠然を構えていられる指揮官はそう多くありませんし、過去の
パリには

 ハリルホジッチ
 ラコンブ
 コンブアレ

 のような、厳つく選手の服従を求める指揮官が多く座っていましたから、お互いがきっと
顔色を窺っていた部分はあると思います。

 「出直し」

 になる気配が濃厚ですが、パリにとって今季は転換の年となるはずです。

 モンペリエはかつてバルデラマが在籍したことで有名ですが、このコロンビアの英雄も
古巣の優勝の際には馳せ参じるかもしれません。

 地方クラブの優勝は、僕たちに新鮮さを与えますね。
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ドルトムント取材への提言

2012-04-15 23:05:07 | 日記
 仮にドルトムントが2連覇を達成したならば、日本からの取材陣が殺到すると思います。

 ドもし僕が記者としてルトムントに取材に行くならば、次の2点に焦点を当てます

 1.96-97シーズンの欧州制覇を振り返る

 ドルトムントは今季のチャンピオンズはグループリーグで敗退しましたが、アーセナル
とマルセイユという、英、仏の強豪を戦えた事は大きな収穫だったと思います。

 15年前と今を比較することはナンセンスかもしれませんが、当時の指揮官ネビオ・スカ
ラ、主力であったザマー、メラー、そしてパウロ・ソウザなどにインタビューをするのです。

 それは勝ち抜くための気持ちの強さだけでなく、当時の練習方法や対戦相手の分析など
現在でも通用できる事柄を

 「先人」

 達から学ぶ為です。

 もしスケジュールや報酬の面で折り合いが付かなければ、僕はアンドレアス・メラー
のみにインタビューを敢行します。

 現役時代の彼はイタリアでもプレイしましたし、何よりドルトムントからシャルケへの
移籍を経験した、貴重な存在です。

 ですのでドルトムントとシャルケの間柄を知る最適な人物であり、互いがどう存在を見て
いるのか、聞いて見る価値はあると思います。

 2・2000年代の財政難からの復活

 2002年にドルトムントはブンデスリーガを制覇しました。

 しかし以降その優勝時の主力であるロシツキー、コラー、アモローゾを売却する羽目に
なります。

 優勝のおかげで選手の報酬が高くなり、クラブの経営が圧迫されたのです。

 つまりドルトムントが若手を今でも数多く起用しているのは、その当時の名残、つまり
お金のかからない選手を使うという方針が残っている為です。

 今僕なりの切り口を2点ご紹介しましたが、最近ファンになった方には過去の情報も
新鮮に感じるはずですから、やってみる価値はあると思います。

 
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僕が考えるクライフの凄さ

2012-04-15 22:53:45 | 日記
 「美しく勝利せよ」

 これは二見書房から発売されている、ヨハン・クライフの著作の題名で、日本語版は
金子達仁氏が監訳を行っています。

 僕がクライフを改めて凄いと思うのは、ある種の自己満足を世界中に認めさせた点だと
捉えます。

 一般的にクライフは戦術家として見なされています。

 戦術家が唱える戦術は、基本「自己満足の世界」であり、選手が思うような形で動けない
際に癇癪を起こすのは、その満足感を得られない為でしょう。

 しかしクライフが唱えたこの哲学は、バルセロナを軸に多くの共感を得ました。

 美しく勝利することは、人が美しい絵画や彫刻を愛でるように、人の内心に訴える存在な
のでしょう。

 勿論、クライフが質の高い選手に恵まれ、彼自身が選手に訴えるだけの実績とスピーチの
技術を備えていた事も、バルセロナが

 「ドリームチーム」

 と讃えられた一因ではあります。

 戦術家がクラブを追われる際は、成績不振だけでなく選手とフロント、ファンが彼らの
自己満足についていけなくなった証であると思います。

 「策士、策に溺れる」

 という諺があるように、戦術を遂行することは選手の体力を消費させ、同時に監督が彼ら
を人である前に「駒」として扱い始める為でしょう。

 グアルディオラとてセスクの獲得で刺激を与える一方、生え抜きのボージャンをローマに
トレードしています。

 グアルディオラは自身の策に溺れないよう細心の注意を払っていますが、いつか彼もカンプ
ノウから去る日が来るのです。
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群雄割拠のJ1を占う

2012-04-15 00:17:56 | 日記
 J1はベガルタが首位に立つ一方で、ガンバとアントラーズが初勝利を手にし、一息
つきました。

 その一方でF・マリノスの低迷がより鮮明になってきました。

 昨年もそうですが現在のJ1は良い意味では「群雄割拠」、嫌な言い方をすれば単なる
「どんぐりの背比べ」と言えそうです。

 しかしスコットランドやクロアチアのように、開幕前から優勝争いが予想でき、

 「僕達は残留が目標、そして運がよければ国内カップで上位を狙う」

 という、その他のクラブが悲観的な立場に追いやられない点は、むしろ好印象かもし
れません。

 破産したレンジャーズとセルティックは、以前から狭いスコットランドを脱出し、潤う
一方のプレミア・リーグへの参入を唱えてきました。

 そしてクロアチア・リーグもその代名詞はディナモ・ザグレブとハイデュク・スプリト
である点は、以前と何も変わりません。

 昨年のレイソル、今季のベガルタがJ1を賑わし、そして当時J2だったFC東京が天皇杯
を制したように、現在のJ1は

 「どのクラブにも優勝のチャンスあり」

 のリーグでしょう。

 だからこそフロントの監督選びと選手補強、そしてキャンプ地の選定から日々の練習に
まで、その影響が及ぶと言えます。

 例えばサンフレッチェはガンバ同様長期政権の監督が去りましたが、今のところクラブ
は安定しています。

 それはサンフレッチェのフロントの手腕を讃えるべきですし、逆に木村監督を解雇し
樋口監督を招いたF・マリノスは、故障者の数が多いにも確かです。

 しかし近年の補強を踏また上で、フロントの思惑に批判が集まっても致し方ありません。
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