塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手を他人と比較すること

2012-04-21 23:00:27 | 日記
 僕が中学の頃、高橋由美子さんはメディアから20世紀最後のアイドルと呼ばれていま
した。

 でも内田有紀さんも広末涼子さんも、同じ括りの肩書きで呼ばれていたことを振り返る
と、サッカーも芸能も一緒だなと思います。

 サッカーでは若い選手が派手な活躍を見せると、すぐさま

 「○○の後継者!」
 「○○の再来!」

 と持て囃す傾向があり、欧州では未成年の選手のインタビューを許さないことが、今でも
多いですね。

 「天狗」

 になって選手の歩む道が、別方向に変わってしまってはどうしようもありませんから。

 僕たちファンも、選手を後継者、再来という見方で見るのではなく、純粋にひとりの
人間、選手として接する必要があるでしょう。

 ただバルセロナの「4」、ユナイテッドの「7」のように、クラブで最も尊重される背
番号を付けた選手は、その道のりが険しくなることを肝に命じる必要があります。

 例えばゲオルゲ・ハジは

 「カルパチアのマラドーナ」

 と呼ばれていましたが、ルーマニア代表の主力として活躍した彼でさえ、比較されて育ち
ました。

 今考えると随分と失礼な呼び名ですが、ハジ本人はこの呼び名をどのように捉えていたの
でしょうか。
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チェルシーの今夏のミッションを考える

2012-04-21 22:47:40 | 日記
 時期尚早だとは思いますが、仮に今季のチャンピオンズ・リーグを制覇したのがチェ
ルシーと仮定します。

 そうしますとこの優勝が皮肉にも、今夏の移籍マーケットでのオペレーションを複雑に
すると僕は予想します。

 まずは監督問題です。

 アブラモビッチが指揮官を交代するのか、それともディ・マテオ政権を存続させるかは
現段階では見えていません。

 しかし悲願の欧州制覇にクラブを導いた指揮官を交代させるのは、オーナーにとっても
ピーター・ケニオンにとっても、非常に厄介な代物です。

 ファンはフロントが短期でころころと監督を交代させることに、もううんざりしています。

 また新シーズンをディ・マテオ政権で挑み、今季のインテルのように開幕から

 「低空飛行」

 する形になれば、指揮官の交代をシーズン前に行わなかった点を指摘されるでしょうね。

 2010年インテルはベニテスをクラブ・ワールドカップ後まで起用し、その後袂を分ち
ましがアブラモビッチのビジョン次第で、監督の座は大きく変化するでしょう。

 そして主力として活躍してきたランバードとドログバの残留、移籍問題も避けて通れま
せん。

 彼らを「内堀」とするならば、まずは外堀を埋めることから始めたらどうでしょうか?

 つまり今余剰人員と囁かれているサロモン・カルーやフローラン・マルダなど、

 「手放しても構わない」

 という選手を放出して人員を整理し、ユナイテッドを真似てルカクを他のクラブにレンタ
ルさせるなど、スリム化は可能な範囲で行うのです。

 結果は問題を先送りするだけかもしれませんが、ファンは主力や生え抜きの残留を希望
するのが当然ですからね。
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ナイキ、2012年の代表ジャージを発表

2012-04-21 01:27:36 | 日記
 ナイキが契約を結ぶ4カ国の2012年版のジャージが公開となりました。

 その4カ国とは、フランス、ポルトガル、オランダとブラジルで、ブラジル以外の3国
は欧州選手権着用モデルとなります。

 4カ国の共通するデザインは

 「色の切り替えし」

 になります。

 またフランスはホーム・モデルでボーダー柄を起用するなど、アディダスの時と比較した
際、デザイン面で随分冒険しているように感じます。

 またオランダのジャージはホーム、アウェイ問わず非常に攻撃的です。

 ホーム用は黒を差し色に、象徴となるオレンジをグラデーションにすることで、濃淡を
はっきりさせた形となっています。

 2008年はⅤネックの襟元に

 「オランダ国旗」

 の配色を加えることで独創性を生み出しましたが、今度は色彩を絞りながらもデザインを
見栄えのある形に仕上げました。

 この映像はフットボールパークで公開されています。

 特に銘記はないのですが、恐らく素材となるポリエステルは通常と同様に、リサイクル
したペットボトルを元にしているはずです。

 アディダス、ナイキ、プーマそしてアンブロと2012年の代表ジャージが相次いで発売
した今、欧州選手権が迫ってきたことを痛感します。
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華やかな活躍の陰で

2012-04-21 01:19:02 | 日記
 昨日のAスタジオのゲストは錦戸亮さんでした。

 やはり個人で出演する時と、仲間達の囲まれながら話をするのとでは、随分と勝手が
違う物なのでしょうか。

 テレビでは個人での出演があっても、雑誌やテレビガイドの取材では、皆で応じる事
の方が多いようですし。

 「集団に属す」

 という観点で言えば、サッカー選手も同じですね。

 代表、そして個人で取材を受ける際、基本となるのは所属クラブでの活躍になります。

 ですからクラブの広報が予めインタビュアーに「NGワード」を伝えておくのは、致し
方ない面はあります。

 クラブだけでなく、選手の存在価値を疑問視する質問を投げかけられたなら、当然不愉快
になり問題に発展するかもしれませんから。

 錦戸さんはお金が無かった時代のことも包み隠さず話したのが、僕には印象的でした。

 「新幹線のグリーン車の切符を自由席に変更し、浮いたお金でお腹を満たした。」

 という発言は、かつてカズがブラジル留学時代、お母さんに

 「苦労はブラジルでは売っていなかった。」

 と手紙をしたためた事と通じる面があると思います。

 華やかな成功をおさめるには、我慢する、辛抱する気持ちが大切さと、改めて理解できた
気がします。
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