塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

クラブのお金の使い方、その個性

2012-05-02 23:30:09 | 日記
 お金は貯めるよりも使うほうが簡単ですが、だからこそその使い方に人徳が現れてし
まいます。

 僕は正直ケチくさいので、貯めたお金を使うのにどうしても

 「躊躇い」
 「勿体無い」

 という気持ちが拭えません。

 僕の敬愛する作家たちの多くが、お金の使い方と身銭の切り方を教えていますので、また
改めて勉強し直そうと思います。

 サッカークラブのお金の使い方、つまり補強戦略でその個性が見えますね。

 例えばエバートンの指揮官、デヴィッド・モイーズの資金のやりくりの巧みさは、他の
クラブ関係者からも大きな賞賛を浴びています。

 お世辞にも潤沢とは言えないエバートンの台所事情を踏まえると、このモイーズの戦力分
析と収支バランスが、群を抜いて素晴らしいことがわかります。

 もし指揮官が彼でなければ、今頃

 「マージ-・サイドダービー」

 はプレミアから去っていたかもしれません。

 本当はモイーズも好きで選手を売却しているわけではありませんし、もし資金があれば、
アルテタやルーニーが今でも在籍していたかもしれません。

 しかしその痛みを表情に全く見せないことがモイーズの魅力であり、同じスコットランド
にルーツを持つファーガソンの後継者として、ユナイテッドの移籍が囁かれる要因だと感じ
ます。
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人々との相性、触れあい

2012-05-02 00:41:22 | 日記
 僕は人生36年生きてきて、この仲間と打ち解けることを放棄してしまったと、最近
よく感じます。

 「恋人とは共通の友人の紹介で知り合いました。」

 とよく語られますが、僕には知人を紹介してもらえる伝がありませんし、女性との交際も
避けてきました。

 ですので今、僕の尻に火がついているわけです。

 お恥ずかしい話ですが、自分の「ウマ」の合う女性はどういう方なのか、年齢は年下、年上
それとも同年代が良いのか、それすら判別がつきません。

 サッカー選手も移籍で様々な土地に移るでしょう。

 僕は移籍するならば、クラブの格と実力、報酬よりも

 「その土地が自分の肌に合いそうか?
  人々と上手く付き合いが可能か?」

 こちらを優先した方が良いと感じます。

 例えば同じ日本でも、西日本と東日本では風習も言語も異なります。

 それはひとつの県でなく、既に市町村単位で異なりますし、だからこそパルセイロと山雅が
同じ県内で両立できる理由です。

 フランスではパリとマルセイユ、イタリアならミラノとナポリのように、諍いが日常的に見ら
れる国もあります。

 特に北イタリアは南イタリアを蔑視していると昔から言われていますし、ポルトガルでも北
のポルトと首都のリスボンの折り合いは良くないようです。

 サッカーをプレイすることは、その土地に還元をすることです。

 お金だけでなく、人々のとの通い合いも移籍の判断に活用すべきだと僕は思います。
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仲間と打ち解けることの大切さ、難しさ

2012-05-02 00:32:35 | 日記
 僕は昔から人付き合いが得意ではなく、初対面の方との距離感が上手くはかれません。

 何年、何十年と付き合いのある人間と同じ口調で話し掛けるのは、何だかはしたない気
がしますし、僕自身が初対面の方から公の場で気軽に話し掛けられると、凄いと思う半面

 「何何だ?」

 と訝しげに思ってしまうのです。

 僕のような考えは、きっと欧州と南米では消極的に映るのでしょうか?

 パリの女性は打ち解けると格段に表情が柔和になるそうですが、今は様々な形で詐欺が
ありますし、僕は警戒を解かないようにしている面があります。

 海外に移籍して何とか地元のファンと同僚に馴染もうと、選手は苦労しますね。

 それは日本人選手に限った話ではありません。

 中村俊輔がレッジーナに移籍した頃は、例え無理をしてでも夕食の誘いは断らなかった
と聞きました。

 その頃の彼はまだ独身で、時間にゆとりがあったのでしょうが、もしかすると家で

 「試合の映像を振り返る」
 「ノートに反省点を書き出す」

 などの作業をしたいと考えたかもしれません。

 それでも彼は仲間との時間を共有し、この地で3年を過ごします。

 教本の中では方言や卑猥な言葉はまず掲載されませんから、「生」のイタリア語に触れた
事も大きな収穫だったでしょう。

 こうした食事の時に同僚のサッカーの考え、クセを知る事が試合での振る舞いや中村の
パスの選択に影響を与えた可能性があります。

 でも知らない土地で自分から溶け込む努力は、並大抵に事柄ではありません。

 それはJリーグにやってきた外国籍の選手も同様です。
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