塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

五輪代表の主力2名、ドイツに移籍か

2012-05-11 20:30:37 | 日記
 セレッソの清武がニュルンベルク、レイソルの酒井がハノーファーと近日契約を結ぶ
かもしれません。

 今ドイツは日本人選手の一大勢力図となっていますが、それはJのクラブが他の欧州
クラブのように

 「契約がこれだけ残っている。
  従って移籍は断固阻止!」

 という形を取らない為でしょう。

 欧州クラブが主力の売却に待ったをかけるのは、単純に戦力維持もありますが、相手の
眼前に選手の

 「複数年契約」

 をぶら下げることで、引き出す金額をより大きくする狙いもあるでしょう。

 ただ現在の日本が、そこまで強気の交渉が出来るとは思えませんので、Jリーグには
適正価格での譲渡が求められます。

 セルジオ・ソアレス、ネルシーニョ両監督には、彼らが移籍した後の後任を誰にする
かという問題もあります。

 ソアレス監督はもしかすると柿谷が、清武の不在を補えると思っているのかもしれま
せん。

 一方のレイソルはチャンピオンズ・リーグとの掛け持ちが響いているのか、2011
シーズンの姿を隠したままです。

 怪我から復帰した近藤が、最終ラインを統率する形になりますが、酒井の穴は那須か
増嶋が埋める形になりそうです。

 (参考資料 2012年Jリーグ選手名鑑 週刊サッカー・ダイジェスト編)
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教師として適任だったハンス・オフト

2012-05-11 17:36:34 | 日記
 オフトは代表召集した選手達を相手に、常に「基礎」練習を指示しました。

 この点が選手達の不評を買う要因になりました。

 「俺たちは代表選手なんだ!
  今更こんな練習をして何になるんだ?
  戦術練習や対戦相手の戦力分析を行うべきだろうが!」

 そう考える選手が多かったんですね。

 その中にはラモスとカズも含まれており、特にラモスとオフトの関係は必ずしも良好で
はありませんでした。

 しかしオフトは

 「今の日本の選手達は戦術を学ぶ時期ではない。
  まずはサッカーの基礎を再構築するべきだ。」

 と考え、実戦していきます。

 皮肉にも選手達は自分が思うよりも、この土台が築けていなかった点が露点しますが、
アジアカップの優勝をきっかけとして、監督と選手は一枚岩になります。

 オフトは代表監督の就任前に、マツダで指導した経験がありましたから、日本と日本人
に対して免疫があった事も事実です。

 そして彼が教師としてその役に徹したことも大きかったと思います。

 今ザッケローニが3-4-3と4-2-3-1の狭間に置かれていますが、やはり根気
強さが必要でしょうし、その効能を説くことも必要でしょう。
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我流のやり方、基礎の徹底

2012-05-11 17:29:27 | 日記
 僕がほぼ毎日、英語とイタリア語の勉強をしていることを以前お話しました。

 英語は中学と高校で行った土台がありますが、イタリア語は完全に独学の為、基礎が
やはり不安定なんですね。

 例えば理解できたと思う項目でも、練習問題に挑戦してみてもなかなか上手く解けません。

 CDで会話と単語を勉強しても、一章は本当に基礎的なことばかり書かれているために、
新鮮味が無いんです。

 しかしこの

 「わかったつもり」

 の意識を払拭できないと、今以上の上達は出来ないのが事実です。

 ハンス・オフトが日本代表監督に就任した1992年は、サッカーメディアにとっても
画期的な一年でした。

 それはオフトが

 「アイ・コンタクト」
 「スモール・フィールド」

 という、今まで自分達がファンに伝えきれていなかった概念を、実戦として見せてくれた
為です。

 つまり机上の理論が、そのメリットを初めて具現化した瞬間だったわけです。

 目の前で行われている事の効能が、ファンとメディアの両方に伝わった瞬間、オフトへ
の信頼感が更に高まったわけです。
 
 しかし必ずしも当初からこのオランダ人が、選手から受け入れられたわけではありません
でした。
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ユヴェントス・スタジアム、カルチョに楔を打ち込む

2012-05-11 14:55:20 | 日記
 イタリアはユヴェントス以外のクラブは全て、スタジアムの所有権が地元自治体にあり
ます。

 このユヴェントス・スタジアムの完成は、旧態依然のイタリアに完全に楔を打ち込んだ
と考えます。

 前項でお話したように、僕は今季

 「ローマのエンリケ体制」
 「ユヴェントス・スタジアム」

 の2点が、セリエAの分岐点になると密かに感じていたのですが、皆さんはどのように
思われていたでしょうか?

 イングランドが立見席を廃止し、売店をスタジアムの横に併設できるのは、スタジアム
の権利をクラブが所有しているためです。

 よくサンシーロの芝が指摘されますが、屋根が陽射しを遮っていることもあるでしょう
が、ミランとインテルの共同という事実に加え、自分達の所有でないことも影響してい
ると考えられます。

 ユヴェントス・スタジアムの評判を聞いたことはありません。

 ただファンの声はきっと上々だと思います。

 新しいスタジアムですから清潔なのは当然ですが、何より自分たちの物であるという自負
に加えて、見易さが段違いに異なります。

 このユヴェントス・スタジアムが契機となり、イタリア全体が見直しの空気を得る形
になれば、今後欧州選手権の開催も可能でしょう。

 イタリアの施設が問題なければ、今年彼らはホストとして欧州選手権に参加していた
可能性があります。

 しかし日和見主義者は

 「2010年惨敗した国が、2012年のホストにならなくて良かった。
  老朽化したスタジアムに感謝しなければ。」

 と嘘ぶいているかもしれません。
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エンリケ、ローマを退団か

2012-05-11 14:45:38 | 日記
 ローマ、ルイス・エンリケの退団説は本当のようです。

 後任には今季カターニャを率いたモンテッラの名前が挙がっていますが、これは彼が
クラブの出身で2001年のスクデット獲得の功労者という側面もあるでしょう。

 僕はエンリケの就任が、ローマだけでなくセリエA全体に

 「楔を打ち込む」

 出来事になると考えていたので、とても残念です。

 イタリアとスペインはこれだけ近いにも拘らず、余りにも異なるサッカーの環境と概念
が、移籍してきた選手を苦しめています。

 例えばスペインからはグアルディオラ、メンディエタ、そしてデ・ラ・ペーニャと言った
代表経験者がやってきましたが、成功とは無縁でした。

 そしてイタリアからはマルコ・ディ・バイオやコッラーディがスペインに渡りましたが、
彼らもすぐにイタリアに帰還します。

 イタリア側ではバレンシアで長く活躍したカルボーニやモレッティ、ローマのオスバルド
など、成功例が無いわけではありません。

 古い話ですが、インテルではスペイン代表のルイス・スアレスが絶大な人気を得ました。

 それだけ両国の間に隔たりがあるという証拠でしょうし、価値観の違いが浮き彫りになり
ます。

 イタリアの伝統である堅守速攻は、それだけ選手の間に染み付いており矯正が難しかった
のでしょう。

 ヴィラス・ボアスが適性の無い選手が多いにも拘らず、ポゼッションを導入して息切れ
しましたが、エンリケの場合はボージャン、ラメロなど適性のある選手を連れてきました。

 つまり布石は打っていた形です。

 エンリケが今後スペインに戻るのか、イタリアに戻るかはわかりませんが、改善をする
難しさが彼の例から見てとれます。
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