塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

監督と選手が同世代の時の危機

2012-05-04 23:02:28 | 日記
 憶測の域を出ませんが、ヴィラス・ボアスはチェルシーの選手達に、どこか威圧的に
振舞っていたと聞きました。

 これが自分達より年長であったり、モウリーニョやヒディンクのような惹かれる物が
あれば好意的に映った可能性もあります。

 しかし同世代のキツイ発言は、単に

 「腹が立つ」

 事柄でしか無かったのかもしれません。

 このポルトガル人の口ぶりは、もしかすると選手達の実力や練習への取り組みだけで
なく、歩んできた人生そのものを

 「否定」

 されたように感じる代物に選手たちは捉えた可能性があります。

 僕には上司がふたりいまして、ひとりは随分年下の女性です。

 その女性との相性はお世辞にも良好ではなく、皮肉や叱責を受けることは頻繁にありま
すが、僕はいなすようにして我慢しています。

 立場は僕が下ですし、僕は仕事を「受ける」方で「指図」する方ではないからです。

 ですので何となくですが、ほぼ同い年の監督から毎日改善点を指摘されたチェルシーの
選手達の気持ちがわかるんです。

 誰だって年齢に関係なく、労わりある発言を望むはずですし、上から見下ろされている
視線には目を合わせたくないはずです。
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ローマ、エンリケの後任にヴィラス・ボアスを指名?

2012-05-04 22:53:50 | 日記
 ローマ、わずか1年でルイス・エンリケを見限ってしまうのでしょうか?

 それともエンリケの方がローマに未練は無いと考えているのでしょうか?

 グアルディオラとルイス・エンリケ。

 バルセロナの遺伝子を備えた監督が揃って退団するこの現実は、2012-13シーズン
以降、欧州リーグが変化する前触れかもしれません。

 ローマは後任監督にヴィラス・ボアスを指名する模様ですが、僕はこの永遠の都でも、
彼は短命に終わる気がします。

 ローマには、チェルシーの時以上にクラブの発展に寄与してきた

 「フランチェスコ・トッティ」

 がいます。

 歴代のローマの指揮官は、ファンから絶大な支持を得る彼との均衡に大きな時間を費やし
てきましたし、ランパードやテリーと話すときよりも、神経を使うと感じます。

 僕はボアスの唱える戦術やフィットネスが、チェルシーの主力に伝わらなかったのは、
琴線、つまり

 「やってやろうじゃないか!」

 という気持ちよりも

 「お前に俺たちの何がわかる? 
  俺たちはお前以上にチェルシーの為に汗を流してきたんだ!!」

 という反発心の方が強かったと想像します。

 ボアスは選手達に敬意を払い、もっと緩やかに改善点を修正するべきだったのでしょう
が、あのロシア人オーナーの下では、時間が無いと焦ってしまったのかもしれません。
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セレソンが金メダルを狙う理由

2012-05-04 01:52:02 | 日記
 ちなみに世界で唯一、五輪、ワールドカップ、そして大陸選手権(この場合は欧州選手権)
とコンフェデ杯という全ての国際大会で優勝経験があるのは

 「フランス」

 になります。

 (ワールド・サッカーダイジェスト 2010年3月4日号39ページを参照)

 近代五輪の創設者であるクーベルタン伯爵がこの光景を見たら、拍手喝采で選手達を讃える
ことでしょう。

 勿論、2010年ワールドカップからの信頼回復は、まだ途上ではありますが。

 ですから、ブラジルが国の威信をかけて五輪のメダルを獲得しようと考えるのは、ある
意味当たり前なんですね。

 もし、ロンドン五輪で金メダルを逃したとしましょう。

 そうしますと自国開催の2016年の代表に、とてつもない負荷がかかることは目に見え
ています。

 今回仮に頂点に立てば、リオデジャネイロ大会ではその防衛が不可欠ですが

 「初優勝を自国開催で目指す」

 よりは、幾らかプレッシャーが軽減される気がします。

 少なくとも既に優勝経験があると言う、「保険」が監督と選手には与えられる形になります
から。

 ブラジルは現在好景気のため、選手を欧州に安売りする必要がなくなりました。

 代表候補の多くが国内に留まる事は代表合宿が組みやすくなりますし、時差の問題で調整が
難航することも無いでしょう。

 五輪の舞台では、南米各国に今後追い風が吹くかもしれません。
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五輪サッカーの今後

2012-05-04 01:43:32 | 日記
 僕の勤めるスーパーでは、コカ・コーラ社の商品が一等地に並んでいます。

 当然ロンドン五輪の公式スポンサーだからです。

 今アクエリアスのCMで、本田圭佑がアーチェリーを、澤穂希がボクシングに挑戦して
います。

 ちなみに店頭では、澤の等身大パネル2枚が飾られていて、僕も正直驚きました。

 サッカーでは五輪の位置付け、特に男子は非常に曖昧で当然関心は集まりますが、最も
権威ある世界大会はワールドカップです。

 五輪から男子サッカーを手放したくないIOCが生み出した妥協の産物、それが

 「オーバーエイジ」

 で、この制度が各国の代表監督の選手選考を格段に難しくしている事に、今でもIOC
のお偉いさんは気付いていないようです。

 その一方でサッカーのような人気種目ではない競技は、五輪は本当の晴れ舞台であり、
夢舞台ですね。

 でも日本も男子サッカーは1996年までは出場が現実問題であり、ワールドカップ
は語ることが恥ずかしいくらい、遠い遠い存在でした。

 選手達も

 「出場して当たり前」

 という世論の中で戦うことが当たり前となりました。

 五輪サッカーが今後どのような形で推移してゆくか、今後も注意が必要です。
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