塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

香川が切り開いた道を改めて思う

2012-05-17 23:08:27 | 日記
 2007シーズンに中村俊輔がSPLのMVPに選出された際

 「今後日本人選手が、どこかのリーグでMVPに輝くことはあるだろうか?」

 そう感じたことを覚えています。

 2009年には2部ですが本田がMVPに輝きましたが、まさかその5年後に、ブンデ
スリーガという競争力のあるリーグで、MVP候補となる選手が生まれるとは。

 思いもしませんでした。

 もし香川が2012シーズンのブンデスリーガMVPを得たならば、やはり快挙と言えま
すね。

 どんなリーグでもMVPを取る事は困難です。

 例えばJリーグでも2シーズン連続でMVPに輝いた選手はいませんし、全盛期のピク
シーですら叶いませんでした。

 ですから今ようやく

 「日本人選手も戦力になる」

 と認知され始めた中で、香川がMVPに輝いたならばそれは日本人選手の品質保証書と
成り得ます。

 彼はユナイテッドと契約する寸前ですが、メディアがユナイテッドに対し

 「日本の市場を意識したのか?」

 というマーケット開拓に関する質問を浴びせることはないでしょう。

 フロントが純粋な戦力として香川にオファーを出したことは知られていますし、彼の
実績はきっと周囲に溶け込む手助けをしてくれるはずです。

 たとえMVPでなくとも、ドイツでの実績がお客さんではないことを伝えていますから。
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語学を磨くことの大切さ

2012-05-17 22:59:36 | 日記
 ユナイテッドへ羽ばたこうとしている香川。新天地にドイツを選んだ清武と酒井の
3名は、今語学力が試されようとしています。

 僕のように教材を毎日相手にする方法、これはボクシングで例えるなら

 「シャドー」

 であり、劇的な飛躍は望めません。

 相手は本でありCDですから、自分のペース配分を守って勉強できることは確かですし、
教師との相性の心配もありません。

 しかし、相手の会話の切り口はいつも一緒。

 つまり生の会話のような、咄嗟の判断はしなくともよいわけで、これならば教師と共に
勉強した方が良いでしょう。

 僕の教材でも日常会話だけでなく、美容院、レストランでの注文、自宅に電話がかかっ
て来た時の様子が描かれています。

 例えば英語ではセンチではなく「インチ」を用いますし、ユナイテッドのあるマンチェ
スターは独特のアクセントや方言もあると思います。

 バルセルナに在籍する選手が、スペイン語だけでなくカタルーニャ語を用いると大変
な人気を集めるのは、言葉の習得が

 「現地に馴染んだ」

 判断材料になるためです。

 クライフが息子に「ジョルディ」と名づけたことも無縁ではありません。

 選手だけでなく家族も交えて勉強すると良いですね。
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デル・ボスケの胸の内を思う

2012-05-17 17:26:36 | 日記
 コパ・デル・レイの決勝は5月25日に行われます。

 先日ビセンテ・デル・ボスケがビジャの召集を匂わせる発言をしましたが、無理も無
い気がします。

 わずか2週間前後のインターバルで、バルセロナ在籍の代表選手達は欧州選手権を迎
えます。

 ならばリハビリの影響で感覚が鈍っていても、疲労を溜めていないビジャは指揮官に
とって大きな贈り物なのでしょう。

 今回のヨーロッパリーグはビルバオとアトレティコというスペイン同士の戦いになり
ましたし、もしこれでチャンピオンズ・リーグの決勝で

 「エル・クラシコ」

 が実現していたら、スペイン代表のスタッフは頭を抱えていたはずです。

 選手に与える休暇の日数と事前合宿の打ち合わせ、そして召集選手の体調。

 加えて彼らには

 「メジャー大会3連覇はなるか?」

 という好奇の視線が世界中から注がれていますから、準備には細心の注意を払わねばな
りません。

 疲労が溜まった状態で戦う事は

 1・集中力の欠如
 2・故障の不安

 という2点がつきまといます。

 今デル・ボスケの頭に中は、いかに選手をリフレッシュさせ、欧州選手権に向けて集中力を
研ぎ澄ますか。

 このことで一杯だと思います。
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日本との違いを楽しめる余裕

2012-05-17 17:13:04 | 日記
 大学3年、4年生の男女が仕事を求めて企業を訪れても、皆一様に同じ格好をしてい
て、判別がつきにくいですね。

 それは雑誌の影響もあるでしょうが、やはりリスクを背負いたくない側面があると言え
ます。

 面接で落されるならまだしも、服装と髪型で落選してしまえば、憤懣やるかたないと
感じるのでしょうか。

 しかし同世代のサッカー選手たちは、新しい環境に挑むことを躊躇しません。

 僕のように36歳の今でも、国外線はおろか国内線の飛行機にすら乗ったことがないと
いう人間とは段違いの凄さです。

 香川は

 「僕のドイツ語の力はほとんど無い。」

 と自嘲しながらも、入団間もない2010年の夏からすぐにドルトムントの風土に慣れ
たように、彼らは

 「異国では日本と違って当然。」

 という意識をきっと持っているはずです。

 だからこそその違いを楽しめる余裕があり、その余裕が試合と練習での実績に繋がった
のでしょう。

 だからこそ宇佐美はバイエルンを離れることが決定してもドイツ残留を希望し、酒井と
清武も移籍を決断したのでしょうめ。

 僕は新しく入ったバイトの子に穏やかに声をかけるようにしています。

 古株だってミスをしてきた歴史があり、それを誰かに補ってもらってきたのですから、そ
の点を忘れてはいけないと思うのです。
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ルーキーが萎縮するわけ

2012-05-17 17:05:21 | 日記
 僕のスーパーでは最近数名の男子アルバイトを雇いました。

 皆緊張が隠せないようで、僕は当然の出来事と思いますが、中には大人しすぎると苦言
を呈する者もいます。

 僕もそうでしたし今もそうですが、

 「ミスはしてはいけないもの」

 という考えが頭と心を縛っているのですね。

 サッカーの指導者、特に外国籍の方が

 「日本人はどうしてそこまでミスを恐れるのか?
  挽回できる機会は幾らでもあるのに」

 と首をかしげることが多いですが、ミスの理由や背景を知らない人間からすれば、仕事
が滞るだけのミスは叱り飛ばすしか無いのでしょう。

 また、僕のスーパーは僕のような「古株」がかなりの人数存在します。

 ですので新しく入った人間と、僕たちの間の差が開きすぎており、尚更萎縮してしまう
部分もあると思います。

 部活動ではも、ルーキーは先輩達から使い走りや掃除を任されますし、Jリーグでは
代表選手や代表経験者においそれと話し掛けにくい側面があると思います。

 よくメディアは本田圭佑に対して

 「ビッグマウス」

 という言葉を用います。

 端から見ていると、彼は目上の人間に対して敬意を払っていないように見えるわけです
が、むしろあれくらい堂々とした態度を取りたい。という憧れもあると感じます。
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