塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカー・ダイジェスト、Jリーグの20年を回顧する

2012-05-15 23:31:35 | 日記
 僕はいつもサッカー・マガジンとサッカー・ダイジェストは、どちらも店頭で眺める
だけなのですが、今日発売のダイジェストは買うことにしました。

 今回の目玉は

 「100人が語る20年目のJリーグ」

 ということで、1993年5月15日から今日で丁度19年が経過し、20年目に突入
する、まさに節目の日なんです。

 表紙は「カズ」が飾っていますが、関係者だけでなく、35ページではしっかりとファン
の声を拾っているのが特徴です。

 僕が現在のJリーグに感じることは、

 「20周年以降の水先案内人が存在しない。」

 という点です。

 今もカズがJリーグの象徴であることは嬉しい半面、やはり不健康な状態と思うべきで
しょう。

 Jリーグ黎明期は海外との接点が日本代表と、お祭り騒ぎの中で来日する欧州と南米の
クラブツアーしか存在しませんでした。

 従ってカズ、中山といった実力者が日本国内に留まることができました。

 皮肉な結果ですが、Jリーグが成長し代表が結果を残せることが、Jリーグから「顔」を
失わせてしまいました。

 カズは今でも日本サッカーの代名詞であり続けています。

 この一般にも伝わりやすい代名詞を、再び見つける事が今後の発展に繋がるはずです。
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ビジャレアル、地獄の2部に転落する

2012-05-15 02:13:35 | 日記
 その一方で商売上手と思われたビジャレアルが降格したことは、大きな驚きでした。

 ビジャレアルは近年財政難に喘いでいた様子ですが、実際はどうなのでしょうか?

 やはり帳尻を合わせるべく、主役だったサンティ・カソルラをマラガに売却したこと
が、「ケチ」の付け始めだったのかもしれません。

 シティとバイエルン、そしてナポリ。

 チャンピオンズ・リーグの組み合わせにも恵まれず、エースのジュゼッペ・ロッシの
負傷欠場も痛かったと言えます。

 お金が無いから主役を売る。

 この「負」のサイクルで、同様に2部降格を味わったのがディポルティボ・ラコルー
ニャです。

 バレロンとフラン、そしてマウロ・シルバを擁した2000年代の栄光は、過去のもの
となりました。

 エバートンと対照的なのは、このイングランドの古豪が指揮権を10年以上も

 「デヴィッド・モイーズ」

 という与え続けているのに対し、このスペインの2クラブは監督の座が安定しなかった
点が共通しています。

 ビジャレアルはペジェグリーニが率いていた際、安定した成績を収めていたことは
確かですが。

 「地獄の2部」

 とスペインでは呼ばれるほど、降格したクラブは辛酸を味わいます。

 過去はアトレティコ、セビージャにベティス、そしてソシエダと、老舗が降格を経験
していることも、スペインの苛烈さを証明しています。

 ビジャレアルが1年で返り咲くには、指揮官の指名が一番大切な要素と言えます。
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快挙が続く、この2年を振り返る

2012-05-15 02:05:45 | 日記
 近年サッカーの均一化が叫ばれていますが、それでも2011年と2012年には、
通常ならお目にかかれない、様々な記録が打ち立てられました。

 1・レイソルのJ1とJ2の2階級制覇
 2・今季のユヴェントスの無敗優勝
 3・レアルが打ち立てた勝ち点100という3桁の数字

 まず「3」に言及しますが、ユヴェントスの不在とミランの勝ち点剥奪により、

 「絶対的本命」

 と囁かれた、2006-07シーズンのインテルですら、勝ち点は97という2桁の
代物でした。

 しかし今季のスペインは本命のバルセロナに加えて、中堅、下位にも油断のならない
相手が多数存在しました。

 事実ダークホースの目されたマラガは4位。

 見事ファンの期待に答えと言えます。

 この中で稼いだ勝ち点100は、それだけ戦術がソリッドだったことと選手の能力がよ
り、アスリートに近かったことの証明と言えます。

 そして「2」ですが、2003-04シーズンにアーセナルが無敗優勝をした際、国籍
を問わず、このような快挙は2度と見れないと思いました。

 しかしその大記録が10年も経たないうちにまた見られるとは、正直考えもしませんで
した。

 アーセナルの指揮官がヴェンゲルという大御所に対し、ユヴェントスはまだ日の浅い
コンテという点も、そのコントラストを対比させます。

 ユヴェントスが欧州の舞台に復帰することで、トリノの町に活気が戻るのは間違いあり
ません。
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