塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ギリシャ、イングランド、そして日本

2012-05-24 23:12:49 | 日記
 ロンドン五輪の施設は選手村を含めて完成が見えてきたのでしょうか?

 確かアテネ五輪の際は開幕に間に合わない施設があり、ギリシャ国民が怠惰であると
指摘されましたが、彼らからすれば

 「どんなに急いでも間に合わないのなら、急ぐ必要はない。」

 と感じたのかもしれません。

 日本ならば

 「意地でも間に合わせる!」

 という意気込みになるわけですが、国が違えば感性も異なるというわけです。

 欧州の経済不安の発端となり、今では欧州各国が手がける救済案にもどこか突っ張った
態度で臨むギリシャ。

 ロンドン五輪はギリシャを半面教師にすべき点がありますね。

 一方の私たち日本。

 日本では今夏U-20女子ワールドカップが開催され、アンバサダーに宮間あやの起用
が決定しています。

 試合会場はまだ確定していないようですが、様々な国から選手とファン、記者が訪れ
ます。

 アジア代表の韓国と北朝鮮はともかく、各国からすれば日本は今でも遠い国です。

 ですからスタジアム、ホテルの印象がそのまま日本の印象に繋がりかねませんし、当然
日本語を彼女達は習得してませんね。

 ですので彼女達が日本のファンになり、なでしこリーグを知ってもらう為にも、僕たち
の態度が問われる形になるはずです。
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サイドバックに見る代表の成長

2012-05-24 01:24:23 | 日記
 1993年のワールドカップアジア最終予選、ハンス・オフトは怪我で出場が見込め
ない都並敏史を

 「張子の虎」

 としてドーハに同行させました。

 それほど当時の日本代表には時間が残されていなかったんですね。

 一方の右サイドバックも、堀池巧に何らかのアクシデントが起れば、一瞬で瓦解して
しまうような層の薄さでした。

 しかしそれから20年余り経ち、時代は大きく変貌を遂げました。

 恐らくプロ化以降、ここまでサイドバックの層が充実した時代は無かったと言えますし、
監督の選択肢が広がった形です。

 ここまでは右の内田、左の長友を駒野が支えるという形が基本でした。

 しかしここにきて酒井が右サイドで急成長を遂げ、五輪代表の酒井は血縁の事柄も含めて
ドイツが気化に動くなど、その評価は増す一方です。

 そしてザッケローニ監督は本来センターバックの槙野を左サイドバックで起用するなど、
多様な面子がレギュラーの座を射止めるために汗を流しています。

 かつての代表は右サイドでは加地、柳本そして名良橋とその充実ぶりが目立つ傾向にあ
りましたが、左サイドでは相馬が一定の評価を得るも、長友の出現までは人材難でした。

 それはトルシエ以降の代表監督が

 「3バック」

 を機軸にしたため、ウイングバックの需要が高かったこととも無縁ではありません。

 しかし今左サイドバックは日本でも最高の人材が揃う場所へ、姿を変えようとしています。
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アゼルバイジャン戦最大の収穫

2012-05-24 01:13:24 | 日記
 報道ステーションでも述べていましたが、今回のアゼルバイジャン戦最大の収穫は
本田の起用に一定のメドがたった点です。

 CSKAの関係者には申し訳ないのですが、シーズンの大半を治療に充てていた為、
彼には疲労の蓄積が見当たりません。

 惜しくもGKの手に弾かれたあのフリーキックを見ただけで、いかに本田が代表復帰
を待ち望んでいたかが窺えました。

 同様の事実は森本にも言えましたが、昨日は生憎彼の日ではありませんでした。

 極論ですが、仮に遠藤が予選の試合で退場、もしくは大怪我で戦列を離れた際、本田
を遠藤の位置で起用することも可能です。

 中村も同じ働きができるでしょうが、フィジカル・コンタクトの点で本田に分がある
ためです。

 今日酒井や宮市が出場できたのは、交代枠が「6」あったことも影響しています。

 もしアゼルバイジャン戦が通常通り「3」の交代枠ならば、森本の負傷交代の時点で
既に1枠を消費しています。

 残りの2枠を最大限活用するには、持ち場以外のポジションでもプレイできる選手を、
時にスライドさせねばなりません。

 CSKAモスクワでセントラル・ミッドフィルダーで起用される事が多い本田には、
不本意でしょうがそのスライドが可能です。

 本田はやはり相手ボックス前にいてこそ、その能力を発揮します。

 ですので遠藤不在時の解決策が見出せないない今、本田がゴール前で集中できる環境
が求められます。
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