塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

期間限定という新しい売り文句

2012-05-12 19:57:31 | 日記
 今J1では「期間限定」が新しいキーワードになりつつあります。

 先日アディダスがF・マリノス20周年記念ジャージを発売し、ファンの関心を呼び
ましたが、今度はナイキが、レッズの20周年モデルを発売します。

 しかも色が「黒」で、星3つ付くのが特徴です。

 中央にある大きな星がアジア王者、両脇の小さな星が2度のリーグ優勝を意味するそう
で、画像は既にフットボール・パークで閲覧できます。

 アディダスが

 「温故知新」

 の形で、デザインをプロ化当時に求めた半面、ナイキは配色以外のデザインを「今風」
にして発表しました。

 共通していることは

 「試合での着用は5試合限定」

 という点で、ファンはこのジャージを着用した選手達を、シーズンのごく一部でしか
見られません。

 その飢餓感が、ジャージの売りあげに乗っかることを、ナイキとアディダスは期待して
ると思いますし、アンブロ(ガンバ)ル・コック(グランパスエイト)も同様でしょう。

 海外ではドルトムントが

 「クリスマス限定ジャージ」

 を販売し、好評を得ましたが来季はカッパからプーマに変更になりますから、企画が
どうなるかは不透明です。

 高額なレプリカを売る側には、これから今まで以上に訴求力が求められます。

 「20周年記念」

 の売り文句は使えませんし、チャンピオンズ・リーグ限定はリーグ戦で敗退すれば、過剰
在庫になる可能性が高いので。
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タオルマフラー、それがいいじゃん!

2012-05-12 19:01:09 | 日記
 南長野のメインスタンドには、「JJ」や「CANCAN」の読者でしょうか、20代
や30代の女性が誌面から飛び出したような格好で幹線しています。

 細身のスプリング・コートやジーンズに、クロエやヴィトンの鞄を携えているのですが、
さすがにスタジアムではもっと

 「アスレチック・ウエア」
 
 ジーンズやデイ・パックを利用した方が良いと思うのです。

 でも彼女達の矜持がそれを許さないのでしょうね。

 フリースを羽織る、スニーカーを履くなど、これらの行為が間抜けに見えるのかもしれま
せん。

 でも彼女達の服装を一概に否定できないのは、いずれも首元には

 「パルセイロのタオル・マフラー」

 が巻かれていつからです。

 スタジアムは段差がありますし、コンコースを歩くにもハイヒールよりもスニーカーの
方が快適で安全なのは、彼女達も理解していると思います。

 でもその格好だと、完全終了後に具合が悪いのでしょう。

 マフラーならば簡単に鞄に仕舞えますし、何よりファンの証拠として万人受けする品で
すから、僕も愛用しているわけです。

 僕は最近パルセイロの試合しか観ていないため、他クラブの女性ファンがどのような格好
で観戦しているかはわかりません。

 「案外女性誌でサッカー・マフラーの特集をしたら、売れ行きが倍増するかもな。」

 彼女達を見ながらぼんやりと、考え込んだ一日でした。
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パルセイロ1-0でFC琉球に勝利

2012-05-12 18:49:16 | 日記
 パルセイロは本日12日と来週、そして再来週と3戦連続ホームで戦う事が出来ます。

 移動の負担もありませんから、監督も選手も調整しやすいと思います。

 今日のFC琉球戦は1-0でパルセイロが勝利しました。

 ボール・ポゼッションは明らかにパルセイロに分があり、得点がもっと挙げられた可能性
もありましたが、相手GKの攻守が光った点も大きかったですね。

 また後半、琉球の放った2本のシュートがそれぞれポストとバーに弾かれる幸運もあり、
パルセイロはホーム3連戦の初戦を勝利で終えました。

 今日の感想を一言で言いますと

 「サッカーは風に注意」

 というものです。

 パルセイロの得点は向のコーナーキックを佐藤が押し込んだのですが、僕の陣取った席
から丁度コーナー・キックの軌道が確認できたんです。

 向が放ったボールは風に影響されたのか、鋭いカーブを描いて

 「あわやそのままゴールか!」

 という軌道でポストに弾かれ、それを佐藤が押し込んだ形でも得点でした。

 蹴った向本人は、あそこまで強烈なスピンをボールにかけていなかったと思います。

 今日の南長野は本当に風が強く、とても5月上旬とは思えない体感温度の低さでした。

 僕はジーンズの下に冬用のタイツを履き、ひざ掛けとフリースを上から羽織り首にはタオル
マフラーを巻きましたが、それでもきつかったですね。

 近くには随分薄着の女性がいましたし、屋台で売られていたホット・コーヒーで暖を取る
方が後半には大勢いました。

 選手が蹴ったボールが風で押し戻される場面も多く、つくづくサッカーが

 「屋外競技」

 であることを痛感しました。

 沖縄とは随分異なる天候で、選手もファンも勝手が違ったと感じたのでは無いでしょうか?
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出発点が異なる事

2012-05-12 18:39:36 | 日記
 「出発点が違うと、人はこうも異なるものなのか。」

 たった今南長野運動公園で行われた、長野パルセイロ対FC琉球の試合を見終えて帰宅
しました。

 冒頭の言葉は、しなの鉄道の車中で見た光景を指します。

 今、中学生や高校生が平気でスマート・フォンをいじっていますが、僕はもう旧式になり
つつある、折りたたみ式の携帯電話です。

 携帯電話の前にポケベルがあり、その後PHSの流行から時代の趨勢は携帯電話に移行
しましたが、今の10代はそんな事知らないでしょう。

 彼らにとっての出発点はスマート・フォン
 僕にとっての出発点は単なる携帯電話。

 この出発点の違いが、今後何かしらの問題に繋がらないと良いのですが。

 例えばサッカーでも、自分の育った年代が如実に反映されます。

 僕は90年代の人間ですから、今でもセリエAに関心がありますが、これが2000年代
にファンになった方は、スペインになるはずです。

 著名人の例で言えば、

 翻訳家の安藤正純氏はブンデスリーガに精通している事で知られ、加えて毎日かなりの
ビールを胃袋に流すそうです。

 きっと安藤さんは70年代からブンデスリーガを贔屓にしているのでしょう。

 ユナイテッド・ファンで知られる東本貢司氏の出発点は英国留学時代まで遡り、原稿の濃さ
に定評があります。

 2010年代の今、初めてサッカーの虜になった方はどこが出発点になるのでしょうか?

 案外「ブラジル」と答える人間が多いかもしれません。
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マイナスの空気を覆すには

2012-05-12 00:26:48 | 日記
 昨日のAスタジオのゲストは浜田岳氏でしたが、彼といいロドウェルといい、批判め
いた話が全く聞かれません。

 どうしたら彼らのように、常に前を向く事が出来るのか?

 多くの人間が知りたいところです。

 僕自身はやはり陰口を叩いたこともありますし、叩かれたことも当然あります。

 学生のころは赤提灯で憂さを晴らす男性の気持ちがわからずしまいでしたが、今はその
気持ちが痛いほどわかります。

 飲み屋に立ち寄れば立ち寄るほど、財布の中が軽くなり、家族の辛らつな表情に耐えね
ばならないのに、寄らずにはいられないその気持ち。

 マルセイユはボカのファンが、時に暴力に頼った応援をする背景には、ファンの階層が
労働者階級であること。

 これが大きく影響しています。

 選手たちが大敗をする。

 その姿はきっと、うだつのあがらない自分の姿に酷似し、その幻影を払拭するには暴れ
まわるしか方法が無いのかもしれません。

 マンチェスターのような工業都市や、パレルモのようなマフィアとの繋がりがある都市
でプレイすることも、楽では無いでしょうね。

 否定的な言葉を吐かない人間は、周囲にネガティブ思考の人間がおらず、従って自分
も暗くならずに済むのだと思います。

 その暗さから、今マンチェスター・シティのファンは抜け出そうとしているわけです。
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