僕は今日、自分のスーパーで「ロングパンツ」を100円で買いました。
これ何の事かと言いますと、昨年夏に発売した売れ残りの「ステテコ」を、この価格で買い求めたというわけで、メディアがデザートを何時の間のかスイーツを表記し始めたのと同様です。
今までの名称が、ある日突然変わることで、新しい新鮮さは確かに生まれます。
JSLがある日突然Jリーグとなり、木村和司のような一部の例外を除いて皆アマチュアだったのに、プロ契約を結んでいきなり給料の額が跳ね上がった1993年当時もそうですよね。
苦笑いしてしまうのが、この夏物在庫、ここまで値下げをしますとさすがにハケがよくなり、かなり減った事は事実なんです。
在庫過多はどんな企業も避けたいものですが、それはクラブを率いる監督とGMも同様です。
スカッドリストが多ければ多いほど、必然的に報酬額が上がる上、監督は起用できない、またはしない選手への対応に苦慮します。
起用しない理由が病気や怪我、代表帰りの疲労など、選手、ファン、メディアの全てが「ああ、そうか」と思えるものならば、誰も監督を糾弾しませんし納得します。
しかし、戦術の不一致、両者の感情のすれ違い、選手の数単に多すぎて試行錯誤をしていては、開幕の間に合わないという形ではどうしても諍いが生じてしまいますね。
レアルのように是が非でも欧州王者に輝きたいクラブは、簡単に選手を買い集めますが、アンチェロッティに対する進言は様々なのでしょう。
恐らくモイーズがユナイテッドで直面している困惑はエバートン時代よりも確実の厳しい視線と、選手の能力の高さにあるのかもしれません。