塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

本田、入団会見で意思表示を示す

2014-01-08 23:43:23 | 日記

 今、父が今日ミラノで入団会見を行った本田の英語力の度肝を抜かれたと話してくれました。

 「本田、たいしたもんだよ。あれだけ流暢に話せるということは、記者が話す内容が逐一耳に入っている証拠だろう。彼の入団会見の様子はトップ・ニュースの扱いだったからな。」

 と感嘆していましたが、それもわかります。

 僕はイタリア語を自分で「勝手」に学んでいますが、やはり英語のような土台が無いのです。

 ですから学校で文法を一から習った英語と比較すると、どうしても語彙に乏しく思うような形でフレーズが口にできません。

 本田はオランダ時代に随分熱心に英語を学んだのでしょうが、母語の日本語を含めればイタリア語を含めて4言語に精通する形になり、これは従来のサッカー選手の姿を覆します。

 中田英寿がペルージャからボルトンに渡り歩く間で英語とイタリア語の腕前を挙げたわけですが、本田はまだ引退する年齢でもなく、今後もより自分を高く評価してくれるクラブに移籍を検討するでしょう。

 「俺はレアル・マドリードでプレイする」

 という意思を叶えるにあたり、言語が親戚であるイタリア語を話すようになることは、彼がスペインに渡る際の手助けにはなるかもしれません。

 しかし、この両国におけるサッカーの価値観が異なる事も、また有名です。

 今はミラノの主要メディアが「お手並み拝見」という形でしょうが、彼がミランを浮上させた瞬間に称賛が、そうでなければ厳しい批判が待っています。

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サッカークラブは共同体を認識するよい機会

2014-01-08 23:32:05 | 日記

 田中隼磨が故郷、松本に戻ったことで周辺市町村も大きく「沸いていると思います。

 サッカーに限らず、どうして地元出身の選手が喜ばれるのか、それは選手の在籍が自分がここにいるという、「存在証明」になる為です。

 「俺は松本山雅が好きだ。」

 「そして俺と幼少期を過ごした隼磨が帰ってきたぜ」

 「なおの事応援に力が入るな」

 というように、田中の帰還を喜ぶことは、自分自身が山雅を軸としたコミュニティに住んでいるからこそ、心の底から歓びを味わえるわけです。

 ですから田中だけでなく、山雅に関することを周囲と行動認識することで、自分はひとりではない、少なくとも自分と関心のある人物が横にいると言うことがわかるだけでも、サッカーは応援しがいがあるというものです。

 これは山雅だけにに当てはまりません。

 パルセイロだって同様です。

 「パルセイロがあるから長野にいて張り合いがある」

 「パルセイロを応援するために、首都圏で働くことを止めて長野に帰る事にしました。」

 こうした出来事は当然あるでしょうし、今学校を卒業する方も長野で働きたいと思う方、案外多いと思います。

 サッカークラブがあることは、故郷を連想させ同時に自分が共同体の一員であることを理解する、大切な事柄となるのではないでしょうか。

 

 

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改めて細部を見つめる重要性を思う

2014-01-08 00:10:45 | 日記

 先日お話した「コールマン」のビジネス・バッグですが、購入を見送りました。

 価格、機能性、軽量性と申し分なかったのですが、用途が僕の描くものと違ったんですね。

 僕の店でも試着を怠る、適当に買って返品に来る方が後を絶ちませんが、こうしてお客が商品の細部を見直すことで、僕たちの手間が省ける事は間違いありません。

 サッカーもそうですね。

 代理人からの強烈な売り込みや、ビデオの映像が素晴らしく、すぐに契約に至ったが結果戦力にはならなかったという事例は多々あります・

 レアル・マドリードがファビオ・コエントランに33億円という金額を費やしたのは、彼がポルトガル代表というよりも、彼と指揮官モウリーニョが同じ代理人であるジョルジュ・メンデスと契約していた為。

 こんな話が流れたことがあります。

 つまり情報は旬の物にこしたことはないのです。

 しかし、その情報が有意義なのかどうかは、各クラブによって異なるのが実情で、もしレアルのように資金が豊富でなければ、ひとつの移籍が経営を圧迫し、降格の要因になりかねません。

 スカウトを置かず映像だけで判断することは

 「人件費の削減」

 に繋がる事は間違いないでしょうが、映像は当然見えない部分もあるわけですから、鵜呑みにするのは危険です。

 どんなに優れた選手でも、クラブと合わなければ単なる「宝の持ち腐れ」でしかありませんし、だからこそ選手獲得には入念な下調べと適正な金額かどうかをはんだんしなくてはいけません。

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大迫、アントラーズから1860ミュンヘンへ移籍する

2014-01-08 00:02:54 | 日記

 アントラーズから大迫が1860ミュンヘンに巣立ちます。

 周囲からはこの時期に移籍するリスクを懸念されながらの移籍ですが、それは大迫本人も充分理解しているはずですし、僕自身もこの決断に関しては彼の肝の強さを痛感しています。

 1860ミュンヘンは2部です。

 つまり、川崎からボーフムに移籍した田坂の状況がまるで伝わってこないように、下手をすれば忘却の彼方に消えてしまう可能性がある、これが皆が危惧するリスクの中身です。

 2部はザッケローニの視察の対象にならない可能性もありますしね。

 一方でVVVから巣立った本田、ボーフムで縦横無尽の活躍を見せ、フランクフルトとの契約を勝ち取った乾のように、2部に在籍した選手が全て埋もれたわけでもありません。

 ただ、クラブと監督との相性、同僚とのコミュニケーションなど、1部よりも2部の方が繊細な面はあると思います。

 ボルシアMGからVVVに移籍した大津が大怪我をしたように、大迫が今一番恐れているのは自身の体調でしょう。

 シーズン終了後の自主トレーニングで大迫は随分体を絞ったと聞きました。

 松井大輔がワールドカップを目指してジュビロを契約したのは

 1・奥様が出産を控え、日本の静かな環境を希望した

 2・ザッケローニ監督の視察がしやすい日本でのプレイ

 という2点になりますが、大迫はこれと正反対の決断をした形になりますか、僕たちはまず彼の勇気を讃える必要があります。

 

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