今、父が今日ミラノで入団会見を行った本田の英語力の度肝を抜かれたと話してくれました。
「本田、たいしたもんだよ。あれだけ流暢に話せるということは、記者が話す内容が逐一耳に入っている証拠だろう。彼の入団会見の様子はトップ・ニュースの扱いだったからな。」
と感嘆していましたが、それもわかります。
僕はイタリア語を自分で「勝手」に学んでいますが、やはり英語のような土台が無いのです。
ですから学校で文法を一から習った英語と比較すると、どうしても語彙に乏しく思うような形でフレーズが口にできません。
本田はオランダ時代に随分熱心に英語を学んだのでしょうが、母語の日本語を含めればイタリア語を含めて4言語に精通する形になり、これは従来のサッカー選手の姿を覆します。
中田英寿がペルージャからボルトンに渡り歩く間で英語とイタリア語の腕前を挙げたわけですが、本田はまだ引退する年齢でもなく、今後もより自分を高く評価してくれるクラブに移籍を検討するでしょう。
「俺はレアル・マドリードでプレイする」
という意思を叶えるにあたり、言語が親戚であるイタリア語を話すようになることは、彼がスペインに渡る際の手助けにはなるかもしれません。
しかし、この両国におけるサッカーの価値観が異なる事も、また有名です。
今はミラノの主要メディアが「お手並み拝見」という形でしょうが、彼がミランを浮上させた瞬間に称賛が、そうでなければ厳しい批判が待っています。