日本では本田がいつミランの一員として試合出場するかが注目されています。
一方でイタリア代表指揮官チェサレ・プランデッリは、マッシミリアーノ・アレグリが敷くであろう4-3-2-1の布陣に苦笑いを浮かべるかもしれません。
1トップのバロテッリをカカと本田が支え、その後方にモントリーボというプレイメイカーを置く形を、アレグリは考えているのでしょうが、バロテッリはともかくこのままではシャーラウイとマトリの居場所がありません。
シャーラウイはマンチェスター・シティからのオファーをはね付け、ミランに残留しているわけですが、何かあったのでしょうか最近は2013年初頭のような良い話を聞きません。
識者の多くが
「シャーラウイは2トップ向きの選手ではない」
「3トップの左こそが彼が最高の輝きを見せるはず」
という意見で一致しているように、もしバロテッリの1トップが基本軸であるならば、もしシャーラウイが健康体であってもプランデッリは彼のワールドカップ招集を難しいと考えるかもしれません。
それなマトリも同様で、パルマに移籍したカッサーノの動きを僕は把握していないのですが、ジュゼッペ・ロッシの健康が危惧される中で、この両名がブラジルを目指すには、監督の布陣の中で自分を活かすか、残り時間で移籍するしかないのでしょうか。
ミランの基本軸である4-3-1-2ではFWの空きがひとつ増えますが、本田からすればパスコースが多いことよりも、自分でゴールを奪える機会が多い方が願ったりなのかもしれません。