塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2015年、クラブワールドカップは再度日本へ

2015-04-28 01:41:53 | 日記
 欧州にも判官びいきはあります。

 そうでなければFAカップに代表されるカップ戦はもっと軽視されているでしょう。

 一方、こうしたジャイアント・キリングがファンにもてはやされる一方、テレビ局は弱者が勝利する麗しい物語よりも、各国代表がずらりと顔をそろえた優良クラブに優勝して欲しい。

 そう考えているのでしょうか。

 クラブ・ワールドカップが再度日本開催となりましたが、中継を行う日本テレビは、4強が出そろったチャンピオンズ・リーグを見てほくそえんでいるでしょう。

 ユーヴェは選手のネームバリューで幾分引けを取るように思いますが、マルキージオのような伊達男を全面に押し出す事が簡単です。

 他の3クラブ、バイエルン、レアル、そしてバルサのいずれも

 「取材対象としては最適」

 と言えますし、日本開催の中継局というのは、

 「水戸黄門の印籠」

 のように、絶大な威力を発揮するでしょうから。

 ちなみに2012年の欧州王者はチェルシーでしたが、巷間では思ったほどこの欧州王者に注目が集まっていないと囁かれたのは、選手を束ねる要因となった最初の原動力、モウリーニョがいない。

 という点もあったように思います。

 あの時はコリンチャンス、そして広島の2クラブに話題が集まりましたが、今回のクラブ・ワールドカップ開催で、J1の優勝争いには賞金獲得以外に、もう一つの動機が加わります。

 昇格し続けるのは困難ですが、いずれはと思えるのがサッカーの楽しさですよね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワールドカップとチャンピオンズ・リーグの共通点

2015-04-28 01:33:45 | 日記
 アルゼンチンやブラジル、ドイツではワールドカップの際このように言うと囁かれます。

 「やっと4強が揃ったね、じゃあワールドカップ始めようか!」

 彼らからすれば優勝経験がある上に、大陸予選と本戦のファースト・ラウンドは通過して当たり前の代物と、国中が思っています。

 2014年はコスタリカの大躍進に世界中が喝采を浴びせ、スポンサーのロットが提供するジャージの製造に大慌てという現象を生みましたが、ダークホースが生まれるのは、せいぜい8強までです。

 つまり、4強に残るのは優勝経験を持つ

 「ほんのわずかな一例」

 であり、だからこそワールドカップのシ真髄がここから始まる、というわけです。

 1998年、2010年にはフランス、スペインという新しい優勝国が誕生しましたし、旧ユーゴ連邦時代から多くの名手を生み出したクロアチアが3位に入った経験を持ちます。

 しかし、以後の大会でこの3カ国は4強に進んでいませんし、それだけ勝つ事が困難なのがワールドカップです。

 チャンピオンズリーグも、ダークホースが優勝したのは、2004年のポルトまで遡る必要があります。

 翌年の優勝クラブはリバプールで、この優勝も随分驚かれたものですが、それはプレミアでの成績がユナイテッドに及ばない影響が強かったためでしょう。

 2012年のチェルシーは初優ね勝でしたが、戦力で考えるならば優勝しても不思議では無い面子です。

 しかし、ワールドカップ優勝と同じように、この欧州最高峰の舞台でも

 レアル・マドリー
 バイエルン
 バルセロナ

 という1部の優良クラブのみが躍進する大会になるのでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする