塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

自分の意思か、他人の視線か

2015-04-12 01:31:37 | 日記
 ファッション誌を眺めていますと

 「この服で女受けはどうなの?」
 「合コンでもてること請け合い!!」

 などの文面にぶち当たります。

 僕のような独身であれば、こうした女性からの視線を釘づけにできる服はさぞかし魅力なのだろうと思いますが、僕自身はそうは思いません。

 これ、矛盾していますよね。

 僕は女性から「素敵ですね」と言われる為に服を買うのではなく、自分が本当に吟味して購入した服が、結果女性を含む周囲の方から褒められると言う形が筋だと思うのです。
  
 どんなに雑誌が推薦しようとも、女性からどんなに評判が良くても、自分が幾度も試着して、お金を出すか迷って購入に至った服を着た方が良いと、僕は感じますがどうでしょうか。

 サッカーも同様です。

 確かに観衆が喜ぶ、初めて観戦した方が

 「ああ、また次も来たいね」

 と思ってくれる事は凄い事です。

 一方でファンが攻撃重視のサッカーを好むからといって、降格圏に沈むクラブがド派手に打ち合うサッカーを続けていれば、それは本末転倒です。

 「ファンが期待するサッカー」

 ではなく、監督が意図するサッカーが結果的にファンが自然と拍手を贈りたくなるような代物でなければ意味がありませんし、だからこそ監督指名と選手補強は、どんなクラブでも慎重になるわけです。

 2011年のヴィラス・ボアスのように、自身が描くサッカーを遂行するにあたり、既存選手と戦術がかみ合わなかった例が示していますが、監督もどこかで折り合いをつける時があります。

 現実かそれとも信念か。

 この両者がかみ合った瞬間、あのグアルディオラが率いたバルサのような、素晴らしいサッカーが目撃できるように思います。
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本田監督に見るS級の恐ろしさ

2015-04-12 01:19:43 | 日記
 これがS級の底力なのでしょうか?

 今、長野パルセイロ公式ホームページを閲覧しますと、序盤戦の大一番であるパルセイロ・レディース対ノジマ・ステラ戦が6-0という、一瞬信じがたいスコアが掲載されているではありませんか。

 僕は近いうちに、日本サッカー協会が本田さんへ

 「なでしこ監督」

 に指名するのではないか、その時クラブは断固拒否するのか、それとも快く送り出すのか、何だか不安に思えてなりません。

 僕個人は厳しい、怒鳴られる、そんな教え方も教えられ方も嫌です。

 「同じ日本語を使っているのだから、もっと穏やかに話してくれよ」
 「俺はそんなに下手なのか」
 「俺と同じミスをした奴には穏やかな口調なのに、俺にはなんでこんなにきつい言い方なんだ」

 これまでも、このような出来事に出くわすと、心の中でこう呟いてきました。

 本田さんは伝え方はストレートで凄く厳しいと聞きます。

 でも本田さんが女子サッカーの黎明期から支えてきた存在であること、そして恐らくその声には

 「監督の言う事が体に染みつけば、私はもっと上達できる」

 そんな確信が、選手達の中にはあるのでしょうね。

 かつてエメ・ジャッケが

 「レキップとフランス・フットボールはまるで異なる」
 「フランス・フットボールは私たちが出来ていない点を率直に指摘するが、そこには私たちへの配慮が必ず存在するからこそ、受け入れられる」

 と語っています。

 本田監督は選手達に、必ずどこかで配慮をし、選手たちもその点を粋に感じている。

 そんな気がします。
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