塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおけるチャリティと富裕層

2015-12-05 23:32:39 | 日記
 アジアでもフィリピンが貧民街があることで知られています。

 ですからパッキャオのように、地べたで寝ていたかつての少年が、ボクシングで王者となり国会で答弁するだけの地位を得たこと。

 国民が彼を敬愛し、名前を叫ぶのは当然ですよね。

 でも、ボクシングでもサッカーでも、成功者がごくわずかで残りは生活に困窮している事も確かです。

 リケルメやアドリアーノはアディダス、ナイキと契約し、欧州でもプレイしましたから相当の収入を得た過去を持ちます。

 一方で彼らですら批判を浴びる厳しさが、サッカーにはありますね。

 ブラジルですとドウンガがチャリティに熱心ですし、とにかく選手たちは故郷のためにひと肌脱ぐのは当然という考えです。

 ですから

 ジョアン・アベランジェ
 ティシェイラ

 というように、ブラジル・サッカーを牛耳ってきた名誉職の人間を、ロマーリオが罵倒するのは、彼らが

 子供たちのために動かない
 サッカー教室やチャリティなど、地域を顧みることすらしない

 行動にあったのでしょう。

 日本でもアントラーズの小笠原が、東北人魂で今でも活動しています。

 普段は無口な彼が、賢明に話し、訴え、そして行動するからこそ、人々は共鳴すると感じます。

 これは僕の憶測ですが、彼がカッパからニューバランスに移籍したのは、ニューバランスが彼を含めて多くの選手を契約したからかもしれません。

 カッパの契約選手は事実上小笠原だけでしたから、彼がCMやクリニックに参加しないと、企画が成立しません。

 そのために時間の制約、岩手や仙台への遠征など、彼にとって難しい問題があったのかもしれません。
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ファベーラという矛盾を探る

2015-12-05 23:23:23 | 日記
 ファベーラと呼ばれるブラジルの貧民街があります。

 ここは麻薬、貧困、そして銃撃の巣窟であり、警察はおろか、軍隊や大統領府ですらなかなか脚を踏み入れることができません。

 それはアルゼンチンも同様で、首都ブエノスアイレスの街並みとは別に、バラックが並ぶ貧民街が存在します。

 確かに両国の有名サッカー選手がここから誕生していることも確かで、近年ですとアドリアーノ、テヴェス。リケルメというワールドカップ出場選手が誕生しています。

 表面的にここを浄化する、言い換えれば

 別の土地に今よりも衛生的な公営住宅を用意する
 病気を含む衛生管理の改善
 銃と麻薬の撲滅は

 「表面的」

 には可能でしょう。
 
 でも撲滅はできないでしょうね。

 中には今よりも優れた設備を提供するといっても、移住したがらない方もいるでしょうし、ギャングが立ち退くとも思えません。

 何より、そのギャングに対抗するために
 
 莫大な予算を計上
 新しい土地の買収

 を両国政府が行うとも思えません。

 僕たちも掃除をします。

 でも、隙間とか億のほうはおざなりですよね。

 ファベーラというのは、この隙間と同じなんです。

 つまり、見過ごしやすい、無関心である、ダイソンがどんなに高性能の掃除機を開発、販売してもそれを使う僕らが、者をどかす、不用品を処分しない限り、奥の誇り、汚れは拭き取れません。

 ファベーラはある意味、このような政府や富裕層から見捨てられている土地であり、そこから這い出すにはやはりサッカーしかないのかもしれません。

 僕はサッカーがへたくそでもいいから

 「ごはんが腹一杯食べられる」
 「本が読めて布団で眠れる」

 生活を希望します。
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僕が思う、クラブ・ワールドカップの見どころ

2015-12-05 01:29:52 | 日記
 同じアディダスつながりでなくとも、レアルはクラブ・ワールドカップではリーベルを応援するのでしょうか。

 でも、クラブ・ワールドカップはチャンピオンズ・リーグと比較した際、おまけのようなものという認識が欧州にある気がします。

 僕個人はリーベルに優勝してほしいと思う気持ちがあります。

 それは幾つか理由があり

 1・既に報道されている、ハヴィエル・サヴィオラとバルサの再会
 2・南米クラブは常に、トヨタカップとクラブ・ワールドカップを大切にしてきた
 3・ガジャルドがここで優勝すれば、代表監督への道が開けるのではないか

 という注目点があるためです。

 よくボカの関係者が

 「さあ、日本へ行こうぜ」

 と叫ぶのは、日の丸や日本が世界王者を決める場所のためです。

 オリンピアやサンパウロなど、南米で知名度のあるクラブは、トヨタカップの時代から日本を目指してリベルタ・ドーレスを戦っていましたし、どうせ優勝するクラブが日本で誕生するならば

 「日本に敬意を払うクラブ」

 が勝ってほしいと思いますよね。

 今のところ、アフリカ王者のマゼンベ(コンゴ)が、2011年にインテルと戦うまで、基本、トヨタカップ時代同様に欧州対南米の構図は変わりません。
 
 コリンチャンスはチェルシーに勝利するも、サントスはバルサ、サンロレンソはレアルの前に簡単に屈服してしまいましたね。

 ガジャルドも

 「守備を優先させる」
 「現実から目を逸らさない」

 形で戦うとおもいますが、それもまた方法論としては尊重せねばなりません。
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ニュース・ゼロ、カンボジアサッカーを特集する

2015-12-05 01:11:29 | 日記
 日本テレビがスポーツ、報道関係なく「クラブ・ワールドカップ」を題材にするのは致し方ないですね。

 今回は日本開催、開催国枠、バルセロナと中継の見どころがいっぱいですし、アナウンサーが恒例のレインボー・マフラーをまとうのも馴染みの光景です。

 でも、僕は先ほどニュース・ゼロがカズを招いてネイマールの特集を組んだ映像よりも、北沢豪氏が解説したカンボジアサッカーのほうが気になりました。

 カンボジアとミャンマーは共産主義と独裁により民衆が疲弊してきたことでも知られ

 1・日本を含む諸外国が続々と開拓地として投資をしている
 2・ポル・ポト、クメール・ルージュ、スー・チー女史と政治の世界でも見るべき個所が多い

 という点を忘れてはいけません。

 ミャンマーはかつて「ビルマ」という国名であり、2次大戦の際は日本も進駐していました。

 フィリピンとビルマはアジア・サッカー創世記を担った国であり。前者は米軍の影響でバスケットが盛んですが、果たしてミャンマーはどうなってゆくでしょうか。

 カンボジアでは

 ピッチ4面に天然芝を用いたナショナル・トレーニングセンター
 日本からコーチを招く

 という形で、急激に実力を伸ばしています。

 それは日本がアジアカップで4度優勝経験を持つこと以外に、体格が似ている事、プロのリーグができてわずか20年でアジアの第一人者に躍り出たという

 「カンボジアにとって最適なモデルケース」

 という意味合いが強いと感じました。

 現地ではクメール語という、日本では縁のない言葉が母語なのですが、日本人コーチたちが賢明にクメール語を学んでいることも、彼らにとっては心強いと思います。
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