塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

中島翔哉、今冬の移籍はあるのか

2018-10-10 16:17:24 | 日記
 契約違約金52億円。

 これは中島翔哉が在籍するポルティモンセが定めている契約違約金の額、と言われています。

 仮に指摘されるビッグクラブへの移籍がこの額で実現すれば、中田英寿が2001年夏に体験した、契約違約金33億円を軽く上回ります。

 当時のイタリアはビッグ7と呼ばれる7つのクラブがセリエAを牛耳っており、本来は地方クラブのパルマも、野心を抱き補強に励む時代でした。

 ただこの2001-02シーズンに得たコパ・イタリアの優勝を最後に、パルマは紆余曲折の道を歩むのですが。

 中島がポルトガルで活躍できるのは、ゾーン、マン・マークのいずれでも

 オープン・スペースが存在する
 ドリブル、反転、シュートなど自分のプレイができるだけの時間がある

 と推測します。

 これがリーガ、ブンデスリーガになるとマークは当然窮屈になり、同時にボールを保持できる時間が少なくなります。

 ポルトガルでは考える時間のゆとりもあったでしょうが、より有力な選手が集まるリーグでは、時には自我を押し殺すことも必要でしょうしね。

 ポルティモンセのGMは日本でもなじみのあるロブソン・ポンテですが、納得できる金額でない限り中島の売却には踏み切らない、と宣言しています。

 彼がポルトを含む国内の3強に移籍するのか、それとも海外に新天地を求めるのか、判断は難しいと思います。

 ポルティモンセのファンからすれば、ただでさえビッグクラブの戦力差があるのも関わらず、その実力を知る中島が加われば、それは良い気分ではありません。

 1991年のチャンピオンズ・カップ決勝はレッドスターとマルセイユの戦いでした。

 この試合はPKで決着がついたのですが、110分にマルセイユはピクシーを投入し、レッドスターの選手たちは脚がすくんだと言われています。

 ピクシーはレッドスターに在籍したスターであり、その実力と人間性は、マルセイユの選手たちよりもレッドスターの方が理解していたためです。

 (参考資料 ワールド・サッカーダイジェスト2008年9月18日号)
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代表監督が考える十八番

2018-10-10 16:01:41 | 日記
 ザッケローニは3-4-3
 森保一は3-4-2-1

 日本代表監督には当然十八番があり、その戦術を代表にも浸透させようと試みます。

 フィリップ・トルシエは3-4-1-2を導入する際に、「ウエーブ」「ライン・ブレイク」「3メートル」「ストッピング」など、フラット3の特徴を効力を単語で言い表し、シャドーを繰りり返すことでオートマティズムを生みました。

 一方で冒頭の監督ふたりは、十八番を棚上げにし

 自分が招集商品た選手たちに最も適した形
 その形があるならば、その布陣で戦う

 ことを目論みました。

 前者が4-2-3-1、後者が4-4-2を用いたのはそのためです。

 ただ、ザッケローニが最後まで3-4-3を浸透できなかったように、代表でもバック3の特徴である幅の無さをどうするのか、それは森保監督にも言えると思います。

 もし、パナマ戦で酒井と長友を先発させ、3-4-2-1を用いたならば、年内の試合をこの形で調整し、アジアカップでは3-4-2-1で戦うという意味合いを持つ気がします。

 逆に4-4-2を試したことは

 日本にはプランBがあるよ
 柔軟に選手は対応できますよ

 という意思表示を内外に与えたのでしょうか。

 2002年のワールドカップ、ベルギー代表の指揮官ワサイジュは、同国代表がバック3、バック4どちらの布陣にも対応できることを誇っていました。

 それだけ指揮官の柔軟な思考、選手の資質は代表を構成するうえで大切な要素なのでしょうね。
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サッカーにおける監督交代の余波

2018-10-10 01:23:31 | 日記
 やはりサッカーという競技は水物なのでしょうか。

 宮本新監督就任後も思うように勝ち点を得られなかったガンバが完全に息を吹き返し、サガンがJ1残留を目指すために行ったのが監督交代です。

 レイソルやV・ファーレンも選手補強を行いましたし、残留クラブは最終節まで紆余曲折がありそうですね。

 サガンは前線に豊田、トーレス、金崎といずれも代表経験を持つ実力者を手に入れました。

 金崎としては、古巣で鈴木が着実に成長を遂げ、チャンピオンズ・リーグで決勝進出が見えている事とは対照的な現状が、きっと歯がゆいと思います。

 僕は数分のダイジェスト映像でしかサガンの試合を確認していませんが、前線が活発となるには

 最終ラインの位置取りやフルバックのオーバーラップ
 中盤からのパスが正確かどうか、フリー・ランニングがあるのか

 という点もありますよね。

 しかし、この3選手が奪った得点数はわずか「3」ということで、さすがに風当りが強いのも致し方無いとも思います。

 ガンバは宮本監督が選手たちに、プレイエリアでの約束事を明確にし、個々の動きと責任が理解できる工夫を行っているそうです。

 遠藤と今野という重鎮の動きがよくなったのも、宮本監督の言葉に理解を示した形になります。

 レイソルの伊東が代表招集を受けるのは当然でしょうが、ファンからすればうれしさは半分といったところでしょうか。

 彼が代表戦でアクシデントに見舞われれば、その点で大切な駒を失います。

 ケニア代表のオルンガは、まるで開幕から在籍しているかのような、溌剌として取り上げた動きを見せていますし、伊東には体調管理、そして得点という目に見える形が求められるでしょうね。

 
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