塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ナイキ、ロナウジーニョモデルを復刻、限定販売へ

2018-10-12 01:33:34 | 日記
 ナイキがロナウジーニョ初の名前入りスパイクとなった「エア・レジェンドR10」を復刻、1000足限定で今月16日より発売となります。

 これはナイキに限らず、スポーツブランドにとって選手との契約、関係性を示していると思います。

 例えばフィラ。

 フィラが1990年代、全米規模でバッシュを売りまくっていたわけですが、当時の主力はグラント・ヒルの支給していた彼のシグネイチャーでした。

 しかしフィラは彼との契約を解消しているため、僕たちや出版社が

 「グラント・ヒルの愛用シューズが待望の復刻」
 「おい、あのヒルのバッシュ、復刻するんだぜ」

 と話しても意味は無いのですが、フィラが同じことを行うことはご法度なわけです。

 それはディアドラがジーコの名前を用いることができない点と同様であり、逆にナイキがR10と記せるのは、引退してもロナウジーニョとの間柄が良好である、事を意味すると考えたためです。

 アディダスは中村俊輔と終身契約を結んでいますが、それはメッシも同様でしょう。

 アンブロは遠藤保仁、ナイキがネイマールとロナウドに同じ措置をとっているはずですが、引退後も選手と密接にかかわっているのであれば

 「復刻シューズがより身近となる」
 「往年の名手を往年のファンが支持」

 することが期待できます。

 ナイキがコンバースを買収したことで、コンバースのバッシュが発売当時の技術を再現できていない(エアロ・ジャムのリアクトは形だけでした)というように、難しい側面もあります。

 しかし今後も、より良い契約が選手と企業を固く結ぶ点は、何も変わらない気がします。
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素晴らしいGKが複数存在する悩ましさ

2018-10-12 01:16:28 | 日記
 代表監督にとって、甲乙つけがたいGKが多数存在することは実に悩ましいでしょうね。

 古くはイングランド代表のピーター・シルトンとレイ・クレメンスがそうでした。

 イタリアだとフランチェスコ・トルドとジャンルイジ・ブフォン
 ドイツだとオリバー・カーンとイエンス・レーマン

 が多くの論争を巻き起こしました。

 そのドイツではカーンも長い時間ベンチであり、特に1998年ワールドカップの際は、指揮官ベルティ・フォックツが

 「フランスに行く二人はすでに決定している」
 「それは私とGKのケプケだ」

 と宣言し、マスメディアをけん制したんですね。

 アンドレアス・ケプケはマルセイユに在籍していましたから、地の利もあると考えたのでしょうか。

 そのフランスもウーゴ・ロリスが常に先発であり、彼に劣ることの無い実力者、スティーブ・マンダンダもようやく先のワールドカップで戦う機会に恵まれました。

 マヌエル・ノイアーの存在感が際立つドイツは、バルサのテア・シュティーゲンも育ってきていますし、実にGKのポジション争いは鮮烈を極めます。

 実は2010年ワールドカップの際は、ノイアーよりもレネ・アドラーの方がレギュラーに近い存在でした。

 しかし彼が負傷してしまい、その瞬間をノイアーは逃さなかったのですが、それだけ彼にとってもアドラーの欠場が大きかったわけです。

 日本代表はアジアカップ、コパ・アメリカに向けて常に東口を起用するのか、シュミット・ダニエルなど他の候補者を用いるのか、指揮官の判断が大きな要素を含みます。

 フレンドリー・マッチはトライすることに意義があるわけですが。
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