連日、元横綱の暴力問題とその補償について取りざたされています。
僕の母は画面を見ながら
「希望の額を払ってあげなよ」
「それくらいの金あるだろうし、あんなひどい怪我を負わせたんだから」
と憤っています。
そう、元横綱が関取に非道暴力行為を働いたことは事実です。
しかし一方で心中としては
「俺が暴力行為に及んだことは間違いない」
「しかし、その要因はお前にあるんだ、理由はお前そのものだ」
という気持ちがぬぐいきれないのでしょうね。
これ、モウリーニョとユナイテッドの関係に似ていませんか。
モウリーニョは守備の構築、言い換えれば重心を低い位置から構築しますが、ユナイテッドは前線から魅力的なサッカーを手掛けることをファンは希望します。
ただ、最後のリーグ優勝となった2013シーズンも、ファン・ペルシの好調に助けられ、香川の機動力を最後まで活用できませんでした。
ポグバとの不仲
フェライニやエレーラなど、フィジカルにタフな選手たち
に即興性を求めることは難しく、モウリーニョも希望はしないでしょうね。
逆にインテルでもチェルシーでも選手を常に擁護してきたにも関わらず、最近は突き放すことが多いという指摘は
「お前たちのせいで俺はこんなに批判されるんだ」
というモウリーニョのいら立ちを感じます。
イブラのようにモウリーニョの意図、心境を理解できる選手がいれば、モウリーニョの表情は随分違ったに違いありません。
英語が不得手なジダンがオールト・トラッフォードにやってくることも考えにくく、ユナイテッド首脳陣は頭が痛い事でしょう。