塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

メッシとロナウドの価値観の相違

2019-03-13 17:52:01 | 日記
 ロナウドがメッシと異なる点は、後者が常にバルセロナに在籍してきたこととは対照的に、故郷のポルトガルから現在のイタリアまで4か国を渡り歩いている点です。

 僕はメッシがグアルディオラ率いるシティに移籍しても、バルセロナと同様の活躍は問題なくできると思います。

 当然彼のような偉大な選手でも、異なる転向、生活習慣、審判の笛の吹き方からウインター・ブレイクの無い、極端なまでの過密日程など、対処することに時間がかかるであろう事柄。

 これはスペインとイングランドの相違点で致し方ないと思います。

 ただ、一番大事なことは

 メッシがバルセロナを出る意思がないこと
 そしてバルセロナはレアルやバイエルンのようなクラブと同様、常に最高峰に位置しているクラブ

 ですから、わざわざ環境を変える必要がありません。

 ロナウドはある種、征服欲があるのでしょう。

 ポルトガルからイングランドへ渡った際の面影は、まだまだ小生意気な風貌で、背番号7を与えられる存在には思えませんでした。

 しかし、ユナイテッドにリーグ優勝と欧州王者の玉座をもたらしたあたりから、恐らく

 夢見るスペインで戦いたい
 他国でも優勝すれば、必然的に報酬も名声もそして実力も披露できる

 と考えたのでしょうね。

 でも、ロナウドの中にイタリア、フランスという選択肢は当然、移籍当初は無かったはずです。

 レアルは常に一流の中の一流が集まるクラブですがむしろ

 首脳陣が報酬を見直す気配がない
 首脳陣が頻繁に監督を変える

 という、自分を取り巻く環境の整備が至らないと感じたのではないでしょうか。

 ユヴェントスがイタリアの中で常に「きっちり」と仕事をする伝統を持つこと。

 これがトリノの地を選んだ最大の理由ではないでしょうか。
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宿敵同士も相手が頼りか

2019-03-13 17:32:06 | 日記
 ロナウドがチャンピオンズ・リーグ対アトレティコ・マドリード戦でハットトリックを達成し、ユヴェントスは8強への進出を決定しました。

 こうしてみますと、ロナウドの勝負強さ、移籍にかかったコストが430億円とも言われているわけですが、アンドレア・アニエッリは駆けに勝利しちていると「現在」は言えそうです。

 もし1996年以来の欧州王者になったとしますと、ユヴェントスはロナウドの銅像すら建てるかもしれません。

 トリノ、そしてインテルのファンを除くと、ロナウドのイタリア上陸は現状素晴らしいと言えます。

 僕が思うに、宿敵とはいえ「持ちつ持たれつ」の関係はあると思いますね。

 インテルとのナショナル・ダービーに、このバロンドール受賞者が登場するだけで、新聞とネットの論争が白熱します。

 また、ロナウドが輝けば輝くほど、ナイキの株の上昇しますが、ナイキ最大のライバルである

 「アディダスの露出度」

 も飛躍的に高まります。

 それは胸スポンサーのジープ、日本のサイ・ゲームスも同様ですが。

 逆にメッシが素晴らしい活躍をすれば、子供たちは祖父母や両親に

 「誕生日にメッシのスパイクを買ってよ」
 「バルサのジャージが欲しいんだ」

 とねだるかもしれません。

 アディダスからすれば自社が抱える最大のスターが、大きな怪我もなく常にピッチにいることだけでもうれしいのに、超人的な活躍で更に仏ころが潤います。

 しかし、一方でバルセロナをサポートする、ナイキの露出も必然的に増加する、と言う意味合いもあります。

 もし、親善試合でもユヴェントスとバルセロナがぶつかるならば、クラシコ以上に注目が集まるかもしれません。
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デサントが抱えるブランドを一覧して

2019-03-13 01:32:45 | 日記
 1992年のバルセロナ五輪、サッカーはスペイン代表が地元開催(郷土意識の強いスペインでは語弊があるかもしれませんね)で金メダルを勝ち取ります。

 この時選手はケルメのスパイクを愛用し、若きグアルディオラも五輪代表の中軸として参戦していました。

 一方日本ではJリーグ開幕前ということもあり、当時マイケル・ジョーダンの登場で爆発的な人気を得ていた、NBAとドリームチーム、そして彼らの履くバッシュのニュースが盛んでした。

 その中でもパトリック・ユーイングが愛用した「エクリプス」、クライド・ドレクスラーが愛用したアヴィアの「バスケットボール911」は、通好みの商品として知られていました。

 僕の記憶に間違いが無ければ、当時アヴィアの代理店は三井物産だったと思いますが、今はデサントが版権を所有しているのですね。

 デサントはサッカー好きとしては

 1・現在アンブロの代理店である
 2・アディダス・ジャパンが立ち上がる前までは、アディダスの代理店でもあった

 という点が良く知られています。

 しかし、今デサントは伊藤忠との間で、経営権問題が発生しており自社のホームページでもこの点が言及されています。

 仮に伊藤忠が実権を握るならば、コンバース、アンブロの他にデサントが権利を持つスキンズやアヴィアも入手することになるのでしょうか。

 ガンバとFC東京がJ1ではアンブロと契約していますが、スポンサー契約に今後、何等かの支障が出てくるものでしょうか。

 アンブロのような歴史のあるブランドが、ナイキの傘下に収まる、再度独立する、ライセンス問題で揺れる、という姿を観ますと経営という物差しがいかに難しいかじ取りなのか。

 非常に考えさせられます。
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ジダン、再度ベルナベウのベンチへ

2019-03-13 01:19:22 | 日記
 レアル・マドリードは昨シーズンをもって退任したジダンと、再度契約したことを公表しました。

 およそ半年の休養を得てジダンは再びベルナベウのベンチに腰掛けることになります。

 レアル・マドリードを語る枕言葉は幾つもあり

 「20世紀最高のクラブとして認定を受ける」
 「キンタ・デル・ブイトレ」
 「チャンピオンズ・リーグ3連覇」

 などがその代表格です。

 長野パルセイロのような日本の3部クラブでさえ、ファンは監督について様々な意見を持つものです。

 レアル・マドリードのように首都マドリードだけでなく、世界規模で莫大な数のファンを持ち、マスメディアからの「監視」が絶えないレアルの指揮官に就任した際のストレス、疲労。

 これらがあったからこそ、ジダンは鮮烈を離れたと感じていました。

 それでもジダンがオファーを受諾したのは、その批判、罵声、ストレス、不眠など自身に襲いかかる悪夢よりも

 「勝利したときの高揚感」
 「ベルナベウを包むファンの熱気」

 が、次第に欲求となってジダンを突き動かすこととなった、のかもしれません。

 ヴェンゲルがアーセナル在籍時、しばしばイングランド代表監督へ推薦されました。

 ヴェンゲルはイングランド代表だけでなく、母国フランスの代表監督にもなりませんでしたが、彼の言い分は

 「クラブでは毎日選手を顔を合わせることができる。しかし代表はそうではない」

 というものでした。

 ヴェンゲルよりも遥かに若いジダンからすれば、代表監督としての仕事はまだまだ遠い先の話なのでしょうね。

 既にアザルの移籍が話題となっていますが、ベルナベウのファンはどのような形でジダンを迎えるでしょうか。
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