塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ベストセラーに食い込む大変さ

2019-03-30 01:44:41 | 日記
 NBAの世界では選手の足首や踵を保護するため、バッシュにもアンクルストラップやシューレース・ガードがデザインされてきました。

 シューレース・ガードを用いたバッシュの代表例が、コンバースのエアログライド、エアロジャム、ストラップが付くバッシュの代名詞はナイキのエアー・フォース1ではないでしょうか。

 ナイキが特筆すべきはそのネーミングで、彼らは看板商品であうエアー・ジョーダンの「16」で初めてシューレースガードをデザインします。

 しかしナイキはこのシューレース・ガードをこのままの名称ではなく

 「ジュラウド(死体を覆う布)」

 という言葉を選択し、エアー・ジョーダンが並のバッシュと主ではない、ということを内外に改めて通達したのです。

 そのナイキにしても先にお話したエアー・フォース1、コンバースならオールスター・プロレザーなど、多くの選手が愛用した名品があったからこそ、次の靴が開発できたことは間違いありません。

 ニューバランスのヴィサロ
 アスレタのオーヘイ
 ガビックのマトウー

 近年市場の投入された、各ブランドの一番最初のサッカー・スパイクも、開発担当者や営業の方は本当に大変な思いをしたと思います。

 プーマのパラメヒコやアシックスのDSライトに代表されるベストセラーは、既に多くの愛用者がいるだけでなく、店舗での販売数でも多くの割合を得ていますから、そこに食い込む。

 これだけでも大変な作業です。

 また、希望小売価格や販売網など、単純にスパイクが持つ魅力、デザインや快適性などとは別の次元でも競争があるわけですしね。

 アディダスのスタンスミスのように、顧客からの要望で再生産が決定する事例もありますが、それだけの熱心なファンを生む製品づくり、これがブランドで働く醍醐味なのかもしれません。
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伝家の宝刀を抜く瞬間

2019-03-30 01:31:33 | 日記
 NFLのワシントン・レッドスキンズは、1970年代、80年代、90年代、3つのディケイドでスーパーボウルを獲得します。

 3度スーパーボウル獲得は本当に素晴らしい偉業であり、NFLの選手に限らずアメリカン・フットボールに携わる関係者なら、本当に夢の世界でしょうね。

 サッカーにおいて、常にチャンピオンズ・リーグ制覇を夢見る選手、指揮官とオーナーが後を絶たない事と同じと言えます。

 この3度の全米制覇はいずれもジョー・ギブスという指揮官の下で得た栄光であり、レッドスキンズは2000年代、この栄光を再度という形で再び彼にコーチを依頼、ギブスも受諾します。

 しかし、2000年代に過去の栄光は得られませんでした。

 レッドスキンズにとってギブスの再招聘は、まさに

 伝家の宝刀を抜く
 最後の切り札としての監督人事

 だったにちがいありませんし、ギブスの両肩にのしかかる負担は、さぞかし大きかったに違いありません。

 日本でも同様の事例が大袈裟かもしれませんが、起きようとしています。

 低迷するフジテレビ
 番組の再度改変

 など、良い話が聞こえていない(と世間では思われている)フジテレビは、現在「プライム・ニュース」と呼ばれているニュースを、全て刷新すると聞きました。

 夕方5時からの司会には加藤綾子さんを起用するとのことで、彼女の存在はフジテレビにおけるジョー・ギブスの形なのでしょうね。

 インテルが2009年、モウリーニョを監督に指名したのも、彼ならばチャンピオンズ・リーグの優勝をもたらすと信じたためであり、事実2010年には3冠のおまけつきで勝ち取りました。

 伝家の宝刀を招聘したからには、周囲はまず黙ってその存在を受け入れる。

 この点が一番大事なように見えます。

 例えばリバプールはダルグリッシュ、ロジャース、そしてクロップと正解も導く旅が、現在でも続いていますから。
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