塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

人間は思い出に生きる物だろうか

2019-03-21 22:24:15 | 日記
 コンバース・ジャパンが発売しているオールスターの価格は、およそ5000円から7000円台というところでしょうか。

 中にはアディクトやゴアテックスを用いた、10000円を超える品もありますし、より軽量化を進めた品、2018年の生誕100周年を記念した品は、価格が高めの設定となります。

 米国国内で流通しているオールスターは、今は「CT70」という名称で流通しているようです。

 これはチャック(C)テイラー(T)の70年代と言う意味合いなのでしょうが、補強布やブランドロゴなど、プロも愛用できた70年代の品質とデザインをよみがえらせた品です。

 パルセイロの試合を観戦した後、長野市でのとある洋服店で実物を見たのですが、価格はアディクトを超えていたと記憶しています。

 逆に1970年代、80年代の米国製を必死になって探す、しかも高値であるくらいならば、日本流通のオールスターが数足買える価格でも、買ってみる価値があるのではないか。

 そんな気がします。

 「スニーカーに10000円台後半の金額は妥当なのか」
 「しかし、ヴィンテージの靴の価格高騰を思えば、この価格は妥当」

 というテーゼも与えられています。

 アディダスがメッシ、ナイキがロナウドやネイマールに靴を与え、そして市場の供給していますが、当然付加価値がつき、高くなります。

 それでも固定客がいるのは

 「メッシが履くアディダス」
 「この靴を履けば、彼の心がわかる気がする」

 という、メッシが主語でるためです。

 昨年、ディアドラがロベルト・バッジョを招いたのも、ディアドラ・ファンにとって彼の存在は、いつまでも大切な思い出として胸にしまってあるからですよね。

 人間は現実よりも、過去に体感し甘美と思う思い出が必要なのかもしれません。

 僕も大学時代に愛用した、米国製のコンバースのキャンバスの匂い、今でも思えていますよ。

 現行品とは香りが異なるので、すぐにわかりますから。
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エンポリオ・アルマーニによるイタリア代表スーツが公開へ

2019-03-21 17:05:00 | 日記
 サッカー・ダイジェストの公式ホームページにおいて、先日契約が発表されたエンポリオ・アルマーニによるイタリア代表のスーツが確認できます。

 アルマーニの仕立ては1994年米国ワールドカップ以来とのことです。

 テクニカル・スポンサーはディアドラ
 背番号10はロベルト・バッジョで世界的にゾーン・プレスの波が押し寄せる
 指揮官はその戦術の元祖、アリゴ・サッキ

 これらが25年前の代表トピックスでしょうか。

 赤峰幸生先生はよく、日本人に最も似合う背広の色はグレイとおっしゃいます。

 グレイも濃淡があり、季節によって様々な表情が魅力ですね。

 一方でイタリア人は紺色を大切の思うお国柄であり、だからこそアルマーニだろうがドルチェ・&・ガッバーナだろうが、美しい紺色を生地に用いた。

 と言えるでしょう。

 2018年ロシア大会を逃したことで、国民もがっかりしたでしょうが、スポンサーであるプーマも相当落胆したに違いありません。

 ワールドカップでの露出を挽回するために

 1・ナイキからシティを強奪
 2・ルカク、スアレス、シルヴァなど次々に契約選手を獲得

 という手に出たのかもしれません。

 指揮官もヴェントゥーラからマンチーニへと変化し、マルセイユに移籍したバロテッリも招集対象となっています。

 僕はマンチーニは背広の着こなしからマフラーの巻き方まで、実に洒落た人物だと思っています。

 彼が一時期イングランドのレスター・シティに在籍し、シティで指揮を執ったのも

 イタリアは常に英国の嗜みを意識している
 だからこそ彼も渡英したのではないか

 と勝手に考えています。

 西野さんが代表監督の際、白いシャツでベンチに腰掛ける姿が連日報道されました。

 仮にマンチーニが日本代表の指揮官であれば、着ているものだけ相当特集される気がしますね。
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価格という意図を改めて考える

2019-03-21 16:40:21 | 日記
 物の値段は実に難しいものです。

 例えばジーパン。

 ユニクロに代表される5000円程度の品
 リアル・マッコイズやエヴィスの代表される2万円代半ばの価格が基準の品
 リーバイス・ヴィンテージクロージングのように、3万円台前半の価格が基準の品
 GTAやシヴィリアのような、4万円を超える品

 価格がこれだけ開きがあっても、「ジーパン」という括りでは何も変わりませんし、物事が見えません。

 リアル・マッコイズのような、日本製の真骨頂を味わえる醍醐味は、一度味わうと捨てきれないものがあるでしょうね。

 また1950年代のジーパンは、完全にヴィンテージの扱いですから、むしろ自分のサイズと気にいった色堕ちを探すだけで疲れてしまいます。
 
 ですから高額なヴィンテージの価格を考慮すれば、本家リーバイスの威信をかけた品が、3万円代で入手できることは素晴らしい、という見方もできます。
 
 ジーパンに「テーラード」の概念を用いたGTAなどは、欧州で縫製を手掛けていることが多く、高級スーツのパンツにも引けを取りません。

 ですから、ジーパンと言えども試着だけでなく、自分がジーパンを探す、履きたいと感じる意図を、自分で見つめなおす必要があります。

 サッカー・スパイクも同様で、高額な商品には当然理由があります。

 それは最先端の技術が詰まっている、ベストセラーである、そして有名選手の名前入り、など理由があるのでしょう。

 例えばナイキがロナウジーニョ・モデルやトータル90を復刻しているのは、もちろんファンの需要があるからでしょうが

 1・過去のスパイクを大切にしたいという気持ち
 2・昔の靴を必死になって探す必要はない
 3・履き心地や質感を考慮し、復刻では過去から改善を見出している

 という意味合いもあると思います。

 価格で勝負することは店舗やブランドが疲弊する原因になりますから、もうこの世界かラ脱出すべきではあるとも思うのですがね。
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改めて思う、ファングッズの企画と販売

2019-03-21 00:28:21 | 日記
 ナイキが立て続けに企画したジャージが、日本でも大きな反響を呼んでいます。

 1・インテルとの契約20周年を記念した特別ジャージ
 2・パリ・サンジェルマンとジョーダン・ブランドのコラボレーション品

 すでにインテルはダービーで20周年モデルを着用し、3-2で勝利を得ていますが、この売れ行きと勝利はナイキのインテル担当者も嬉しかったでしょうね。

 僕は広告で確認しただけですが、実は日本のエビス・ジーンズがインテルのためにジーパンを作成したことがあります。

 また、ニューバランス、アディダスが契約するリバプール、ユナイテッドのためだけに限定スニーカーをデザインするなど、近年サッカーはより

 デザインと希少価値を重要視している
 そのために高値となり、転売の危険性が高まる

 という現象が起きています。

 過去、プーマ・ジャパンもJ1の契約クラブをモチーフにしたスニーカーを発売したことがありました。

 ファンからすれば欲しいと思っても、足数が限られている、通販で試着が難しいなど悩ましい点はあるでしょうね。

 コンバースのチャック・テイラー
 リーバイスの501

 に代表されるいわゆる「デイリー・ウエア」と呼ばれるのは、価格の変動や改良は致し方ないとしても、自分が今所有しているものと同様の品が、次回も購入できるという点が素晴らしいわけです。

 ですから今後、サッカーグッズも

 常に販売し、看板商品になり得る存在
 購入希望者が買えるだけの生産量は可能か

 という細部を考慮してゆく必要があるように感じます。
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短所か長所か、それが問題だ

2019-03-21 00:11:28 | 日記
 僕の同級生に

 美人で可愛い
 可愛いのに美人

 という、ある意味相反する言葉が似合う存在がいます。

 面白いのは彼女自身もどこかでその点を認識しているのではなかろうか、ということです。

 逆に言いますと、僕は彼女の鼻にかけている点が気にならない、ある種当然とも思えますが、当たり前ですけれども鼻持ちならないと思う存在もあるわけです。

 フェラーリの愛好者が、美しい物にはとげがあって当然と言いますよね。

 フェラーリは車ではなく、既に工芸品の枠を超える美術品である
 しかし、当然高価でありメインテナンスや盗難防止にもお金がかかる
 一瞬でも運転を誤れば、ボディが大破してしまうほどのスピードを持つ

 こうした「棘」があっても買いたいと思わせるのが、フェラーリという存在です。

 そのフェラーリを生んだ国にやってきたロナウドも、アンチですらその虜になりつつあります。

 彼の存在で生意気な態度を嫌悪するファンは、今でもスペイン、イングランドにいると思います。

 しかし、どんなにロナウドを嫌う人物でも

 彼が尋常でない体調管理を練習量を誇る
 今でも、ボックスエリア周辺で危険であり続ける選手
 ユヴェントスが大金を払って獲得したことを、重々わきまえている

 点は、必ず評価していると思います。

 僕たちはどうしても「短所」に目がいきがちで、長所を見つける、指摘することは難しいと思います。

 よくグアルディオラ時代のバルセロナは優雅であり、同じく3冠を得たエンリケ時代のバルセロナは、効率を重要視しすぎという意見がありましたが、指揮官が異なる以上致し方ありません。

 これも短所、長所の見解に繋がるように思えます。
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