塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

契約選手すべてに、敢えて同じ靴を履いてもらうこと

2020-06-02 19:25:15 | 日記
 バッシュファンならば、コンバースが手掛けた衝撃吸収素材と言えば「リアクト」と反射的に答えると思います。

 しかし2003年にナイキの傘下になりますと、「アイコン・ボール」という新しい衝撃吸収素材を開発しますし、1980年代後半にはエナジーウエーブを搭載していました。

 そして2000年ごろだったと思いますが、コンバースは元素記号「He」、つまりヘリウムをカプセルにまとめることに成功します。

 ヘリウムという気体は非常に軽いうえに、粒子そのものが細かすぎたために、カプセルに密集させることが困難な素材だったんです。

 しかしコンバースはそのヘリウムを衝撃吸収素材として形付け、同時にヘリウム本来が持つ軽さを最大限生かすために、アッパーを革やキャンバスではなく

 「リップストップ・ナイロン」

 を用いることで、更なる軽量化を促進します。

 そしてコンバースはこのヘリウム・カプセル搭載のバッシュを、NBA契約選手全員に履いてもらうことで、この画期的な技術の効果を他社、他社の靴を愛用する選手、そしてファンに広めようとしたのです。

 僕は所有していませんが、専門誌「HOOP」でも大きく取り上げられ、モニター募集で履いた方のインタビューも掲載されていたと記憶しています。

 この時コンバースは既に看板選手であるラリー・ジョンソンがフィラへ移籍し、デンバー・ナゲッツのボビー・ジャクソンの感想も同時けいさいされていたはずです。

 ミズノがモレリア・ネオ3ジャパンの出で立ちを公開しましたが、どうでしょう、レビュラを愛用している岡崎や本田にも、この新作を履いてもらいブラジルとスペインでも印象付けをしてみては。

 モレリアがブラジル・サッカーで根強い人気を持つことは有名ですし、スペインでも履いていただければその素晴らしさは理解して頂けると思うのです。

 タイではチャナティップの影響も強いですし、仮に彼がモレリアを履けば流通経路は大きく広がる気がします。

 ただ、基本日本生産を貫くわけですから、注文が殺到しない方が品質維持がしやすいという側面もあるようにも見えます。
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サッカーでも鮮烈な明暗は生じる

2020-06-02 19:13:22 | 日記
 サッカーが世界中で認知されている背景に、人間ならば誰もが避けて通れない不条理があるからではないでしょうか。

 それは野球やラグビーもそうですがね。

 常に読売巨人軍やニューヨーク・ヤンキースが日本シリーズとワールド・シリーズで優勝できるわけではありません。

 オール・ブラックスも勝率100パ―セントとはいきません。

 僕のいう不条理の意味合いは、戦績やマスメディアから噴出する批判ではなく、僕らの世界にも密接している人間模様にあります。

 人間だれもが馬鹿真面目ではありませんし、おちゃらけているわけでもありません。

 ワールドカップの優勝5度を誇るブラジルもそれは例外で

 1・フラメンゴファン以外でも、努力の人と認知されているジーコはワールドカップの優勝がない
 2・ロナウジーニョのように、晩年と引退した今、警察の厄介になり節制が出来なかった人物が世界一となっている

 この明暗は凄く考えさせられます。

 フラメンゴのファンは、常にジーコを敬愛していますが、当然宿敵であるヴァスコのファンはそうではありません。

 ブラジルでもセンチュリー・チームが語られるようですが、基本誰もが選ぶのがガリンシャとペレであり、現在のファンならロナウドを起点とするでしょう。

 「ジーコは俺たちにワールドカップをプレゼントしなかった」
 「だから選出は出来ないよ」

 と考えるファンは、案外多いと聞きます。

 サンパウロのファンならロマーリオよりもカレカを推薦するのでしょうし、トスタンやジャイルジーニョと言う過去の名手も現在のファンからすれば過去の名手でもあります。

 こうした現在と過去、優勝したか否かの明暗。

 僕たちの世界でも出世や学歴、結婚か未婚か、イケメンか否かで大きく評判が左右される、、つまり毎日じゃんけんをしているような形ですが、サッカーでもその光景は何も変わらないのです。
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特典はそんなに不可欠でしょうか

2020-06-02 19:04:56 | 日記
 何か誇るものや特典が無いと、結婚はできないものでしょうか。

 僕はしばしばお見合い番組を見ます。

 その中で独身男性に対して司会者が

 「君と結婚するとどんな生活が送れるのか」
 「特典は何かな」

 と尋ねる場面があります。

 僕には誇るものも特典も何もありませんよ。

 何せ自分自身で自分の長所を見つけられない一方で、短所は山のようにあるのが僕の人生なので、特典が無ければ交際不可と言われたなら、その場で何も言えませんから。

 もし僕がサッカー選手で日本代表に召集されたならば、アルフレッド・ダンヒルの公式スーツを纏えることは、最大の特典と言えます。

 またヤタガラスが縫い付けれたアディダスのジャージ、スタジアムに響く君が代。

 選手として武者震いする瞬間ですよね

 俺も遂に日の丸を背負うまでに成長した
 俺が学び努力してきたことは無駄ではなかった

 と思うに違いありません。

 JリーグにはJリーグの、ブンデスリーガにはブンデスリーガの、ラ・リーガにはラ・リーガの特色、言い換えれば長所と特典があることも確か、同時に短所があることも確かです。

 イニエスタのように素晴らしい外国籍の選手が来てもらえることは嬉しいことですが、これがかつてのように現役の代表選手が多く集まるリーグに再度変貌してゆくと良いですね。

 ちなみにローマからハヴィエル・パストーレがJ1への移籍を検討しているようだ、と言う話がありますが実際はどうでしょうか。

 事実、ローマが抱える負債額は300億円をこえると指摘され、コロナウイルスの影響で大きく収入が減少した点も、このアルゼンチン代表の移籍話を加速させたに違いありません。

 条件反射で僕などは、神戸がパストーレを獲得するのだろうかと感じたのは、ご愛敬と思ってください。
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