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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

インモービレに見る適材適所という言葉

2020-06-09 20:05:24 | 日記
 ラツイオとイタリア代表の点取り屋であるチーロ・インモービレ。

 日本にもイタリア代表のファンは非常に多いわけですが、確かに過去の代表と比較すると現在のイタリアFWに世界的名手は存在しません。

 1970年のワールドカップではジジ・リーバが大黒柱として君臨
 優勝した1982年ワールドカップには、得点王のパオロ・ロッシが八百長の汚名を削ぐ
 自国開催の1990年ワールドカップでは、トト・スキラッチが熱狂を生む

 以後はクリスティアン・ヴィエリ、ピッポ・インザーギが有名であり、準優勝の1994年ワールドカップでは、ピエルルイジ・カジラギとジュザッペ・シニョーリがいましたね。

 ただ少なくとも、シモーネ・ザザを軸に戦った2010年代と比較すると、彼には失礼な話になりますが、底は払底したように思います。

 僕はインモービレの事例から、適材適所、言い換えれば

 「自分の居場所」

 がどれだけ大切かがうかがえると思います。

 セビージャでもドルトムントでも、自分が持つ力の半分も出せなかったに違いありません。

 それはイタリア語、ドイツ語とスペイン語の違いだけでなく、様々な価値観の違いに戸惑ったこともあると思います。

 ラウイオが2000年代までに成し遂げた偉業を、今でも思い浮かべることは充分可能ですが、インモービレには現在のラツイオのような、第2集団が最適なのかもしれません。

 ラツイオがたとえビッグクラブでなくとも

 自分を信用してくれる指揮官
 自分が周囲の視線を気にせずプレイに集中できること

 が、報酬やチャンピオンズ・リーグよりもはるかに大切であることを、彼の移籍が教えてくれています。

 日本には「石の上にも3年」と言う格言がありますが、欧州の選手からすればさっぱり意図がわからないのではないでしょうか。
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もし僕が収集家であるならば

2020-06-09 19:07:35 | 日記
 世の中には「スニーカー収集家」「バッシュ・コレクター」と呼ばれる方々が存在します。

 僕が雑誌ブーンでナイキのヴィンテージである「ダンク」「ターミネーター」などの詳細を熱心に読んでいるころから、スニーカーの市場は間違いなく存在していました。

 サッカーの世界ではアディダスやプーマの過去の名作を集める方が多いようですが、それは集めることで

 1・当時の名手を思い出す楽しみ
 2・今はもう存在しない国名を入手できる

 という観点が考えられます。

 スニーカー好きは今、ヴィンテージではなくデザイナーとのコラボレーションや市場に投入された品数が著しく少ない物に的を絞って探しているようです。

 日本でもアトモスに代表される店舗限定品は、すぐに完売してしまいますしね。

 もし僕がサッカー・スパイク収集家であれば、以下の点に留意すると思います。

 ディアドラのイタリア製復刻版
 ロットのイタリア製復刻版
 アシックスとミズノの日本製

 言い換えれば極端な話、革靴でいうエドワード・グリーンやジョン・ロブのような

 「職人の魂が感じられる品」
 「極上のカンガルーレザーを用いた、クラシックな品」

 になります。

 専門サイト「0014のブログ」によると、日本流通はまずないでしょうが、ロットがオール・ホワイトで名品「スタジオ」を市場に投入するとあるためです。

 シュータンには「メイド・イン・イタリー」とあり、革の質感も素晴らしいものであるとわかります。

 僕はもう何かを集めることは無いでしょうが、コレクターというのは現在の日本であれば、災害が多いために一瞬にして失う可能性もある、その点は考えておくべきでしょうね。
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お得意様という表現

2020-06-09 18:54:39 | 日記
 プロスポーツにはお得意様という表現があります。

 例えばNBA。

 シカゴブルズは1991年から93年にかけて3連覇を達成しますが、1989、90年はデトロイト・ピストンズが2連覇を果たしています。

 当時のシカゴブルズにはマイケル・ジョーダンという不世出の名手がいたものの、ジョン・パクソンやスコッティ・ピペンなどジョーダンに次ぐ選手たちがピストンズに苦手意識を持っていました。

 当時のピストンズにはオールスター常連のアイザイア・トーマスや後にブルズに在籍するデニス・ロドマン、そしてラフプレイが代名詞のピストンズにあって正攻法で戦ったジョー・デュマース。

 彼らがジョーダン以外の選手たちを叩き伏せたことがブルズから勝利と遠ざける要因となり、克服する過程に相当の時間がかかったのです。

 サッカーでも敵地でなかなか勝利することができない、相性の悪い対戦相手がいます。

 かつてユナイテッドがシティを完全無視していた事例はそうですよね。

 一方でお得意さんには、ブランドにおける納品事例があります。

 Jリーグでいえば

 1・エスパルスとジュビロは常にプーマと契約している
 2・ガンバと言えばアンブロ、アンブロといえばガンバという連想ゲームのような間柄
 3・徳島ヴォルティスと愛媛FCにおけるミズノとの接点

 はそれらの代表例でしょうか。

 ワールドカップでいえば、2018年ロシア大会にヒュンメルがデンマーク代表と共に帰ってきたことは、格別ヒュンメルのファンではない僕も、画期的だと思いましたね。

 1986年デンマーク初めてのわーっるどカップ
 1992年の欧州選手権

 デンマーク代表が本格的に国際部隊に立った際、ヒュンメルも共に輝きましたね。

 ベルギーとイタリアがディアドラ
 オランダがロット
 イングランドがアンブロ

 もう過去を懐かしむのもナンセンスとは思いますが、名勝負を生んだ際にはスポンサーの助けがありますからね。
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