塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて思うナポリのスクデット獲得

2023-05-07 22:39:48 | 日記
 ナポリが33季ぶりのスクデットを獲得したことで喧騒に包まれているナポリ市内。


 彼らだけでなくアルゼンチンのサッカー好きも我が事のように喜んだでしょうか。


 ナポリはイタリア南部を代表する都市ですが、過去はノルマンやギリシャをはじめ多くの征服者が存在し、統治してきました。


 ナポリを含む南部は


 1・農作物の出来栄えによって収入が年ごとにことなる
 2・従って早く近代化を果たした北部、ミラノやトリノとは風景も考えも異なる
 3・イタリア統一運動の際、本来「南部」は除外される予定だった


 というように、シチリア島やサルディーニャ島はイタリアの中でも独自色が強いのです。


 そのような北からの侮蔑、映画「ニューシネマ・パラダイス」で主人公のトトが、ローマから決して故郷、シチリアに舞い戻らない決意を固めたのも、北部と南部で暮らしぶり、言い換えればお金が全く違うためでした。


 そのナポリにとって、痛快な勝利を見せ続けたのが当然ディエゴ・アルマンド・マラドーナであり、彼の存在はアリゴ・サッキと「ゾーンプレス」という副産物さえ生ませました。


 アルゼンチン代表にとってもマラドーナは特別であり、その特別な存在がナポリに開放、「リベルタ」をもたらしたことを彼らはどう思ったでしょうね。


 この時ナポリにはアレマンとカレカというふたりのブラジル代表も在籍し、とくにカレカとマラドーナの友情は広く知られていました。


 他にマラドーナが優勝をはぐくんだ人物と言えば、ウルグアイ代表のエンゾ・フランチェスコリが有名ですが、先進国ではなく軍事政権やスラムが多い国に名手が生まれるのは、やはり子供にとってボールが友達、という観念があるためなのでしょうか。
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今後、Jリーグの外国籍選手はどんな顔ぶれになるでしょうか

2023-05-07 22:22:11 | 日記
 アンドレス・イニエスタが今夏でヴィッセル神戸を退団します。


 神戸のスポンサーであるアシックスへの移籍(ナイキから)は、アシックスにとっても大きな契約だったでしょうし、ましてや彼が「キャプテン」という自身のブランドを手掛けることになるとは思いもしませんでした。


 少なくともダヴィド・ビジャとボージャン・クルキッチがヴィッセル神戸へ移籍したのは、アンドレス・イニエスタが選んだクラブ、という価値観は大きかったと思いますし、その形が実ったのが2020年の天皇杯であり、新国立競技場初の試合でした。


 実は川崎フロンターレから、レアンドロ・ダミアンが移籍を検討すると囁か得れています。


 ロンドン夏季五輪得点王
 ブラジル代として2014年ワールドカップ予選を戦う


 と言う経歴を持つダミアン。


 彼は当初1年契約の予定で川崎フロンターレに移籍したといいますが、日本の住み心地が良かったのか、それてもフロンターレで多くの優勝に関与したことが良かったのか、滞在期間は長くなりました。


 この事例からもわかるように、今後Jクラブは


 1・北海道コンサドーレ札幌がタイ市場を見つけたように、アジア市場に活路を見出す
 2・横浜Fマリノスのマルコス・ジュニオールのように、アンダー世代の代表選手を獲得する
 3・ガンバ大阪がイスラエル代表ネタ・ラヴィを獲得したように、A代表歴を持つが有力国ではない選手を獲得する


 など、様々な形を模索するでしょうね。


 創世記のように多くのビッグネーム、スターが集う夢は「夢」ですから、実力のある選手を見抜き、長く在籍してもらう方が良い結果ではないでしょうか。


 FC東京ならば「キング」アマラオ
 川崎フロンターレならジュニーニョ


 と長く在籍し、敬愛された選手は間違いなくいますから。
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八村塁に見られる名門の矜持

2023-05-07 20:13:13 | 日記
 ワシントン・ウイザーズからロスアンゼルス・レイカーズに移籍し、レブロン・ジェームズの同僚となった八村塁。


 大リーグの報道が極めて大きいため、彼の報道が幾分少ないと感じますが、本当にすごい移籍ですよね。


 近年のNBAは

 ゴールデンステイト・ウオリアーズとエースであるステッフィン・カリーの存在
 2021年に50季ぶりの優勝を果たしたミルウオーキー・バックスと、オールスターのヤン・アデトクンポ
 ダラス・マーベリクスに在籍し、母国スロベニアでも大人気であるルカ・ドンチッチ


 などが知られています。


 しかし、西のレイカーズは東のボストン・セルティックスと並び、米国バスケットボールの象徴であり、前身のミネアポリス・レイカーズ時代から、ジョージ・マイカンを軸に常に有名選手が在籍してきました。


 その老舗に日本代表がレギュラーとして出場していることは、本当に素晴らしい事です。


 例えば久保建英がレアル・マドリードに復帰するような形でしょうか。


 ただ彼は既に


 僕はクラブから必要とされているか正直わからなかった
 来季も僕はレアル・ソシエダードの選手だよ


 と言明しているため、マドリードに戻ることはないでしょうが。


 サッカーの場合、その国を代表する名門でプレイすることに大きな意味阿を持つわけですが、それは今スコットランドで日本代表選手たちが証明しています。


 しかし、サッカーはさらに


 「欧州の名門」
 「過去にチャンピオンズ・リーグでどれだけ優勝したか」


 が、選手の力量を図る上で大きな材料となります。


 日本代表選手たちが過去、優勝経験のあるマンチェスター・ユナイテッドとACミラン、そしてインテル・ミラノに在籍したことを思えが、(セルティックもそうですね)日本代表の力量が彼らの努力によって支えられていることが、改めてわかりますよね。
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廃盤品が高騰すると大変ですね

2023-05-07 20:04:58 | 日記
 悩んで結果購入したのが、英国の老舗「ホワイトハウス・コックス」の三つ折り財布です。


 世界文化社から刊行されている「ビギン」


 ビギンは黎明期から「ホワイトハウス・コックス」と「オールデン」を常に特集し、その都度大きな反響を得てきたのですが、そのホワイトハウス・コックスが廃業を決定したことと、いち早く報道したのもビギンでしたし、責任が強かったと感じました。


 そのホワイトハウス・コックスは、ブライドルレザーと呼ばれる良質の皮革を採用していることで有名ですが、時代の流れ、サッカー・スパイクにおけるカンガルー・レザーと同じなのでしょうか、商売に不安を感じたのかもしれません。


 僕が悩んで買った三つ折り財布は


 色はボルドー
 ブライドルレザーの感触が素晴らしい
 ただ、中古価格(税抜き)で1900円という破格である一方、使い込まれている点は否めない


 と言う形でした。


 ただ、手許に割引チケットがあったこともそうですが、廃盤品、彼らの矜持を受け継ぐ企業が無ければ、この価格で買えることはもうないだろうと思って購入したのです。


 実は3月に、日本代表スポンサー「アルフレッド・ダンヒル」の二つ折り財布を新調したので、同じような財布が重複してすまうのですが、今は購入して満足しています。


 ヤスダのスパイクは市場から消えましたが、今は一定の流通量がありますし、アドラーも新作を発表するなど、本革のスパイクが市場から完全に消えたわけではありません。


 ただ、これから何かが廃盤になれば、一気に価格高騰と言う懸念はあります。


 もしかすればホワイトハウス・コックスも、今後一気に価格が高騰するかもしれませんが、皮肉ですがそれは


 廃盤品という希少価値
 品質が高品質だから
 英国製という希少価値


 などが付随してゆきます。
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