塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表特有のフレーズ「得点力不足」

2023-05-08 16:38:36 | 日記
 セルクル・ブルージュ 上田綺世20得点
 セルティック・グラスゴー 古橋享吾30得点


 旗手玲央と共に古橋は、スコティッシュ・プレミアリーグの最優秀選手に輝く可能性もあり、同時にこれだけの得点を奪えるセンターフォワードが日本代表にいること。


 こちらの方がむしろ驚きですよね。


 中山雅史が1998年ワールドカップ、最終戦となったジャマイカ代表との一戦で日本代表初めての得点者となっていこう、多くの得点が生まれてきました。


 しかし印象深いのは


 1・2010年 デンマーク戦 遠藤保仁のフリーキック
 2・2010年 カメルーン戦 本田圭祐の得点
 3・2002年 ロシア船 稲本潤一の得点


 というように、センターフォワード以外の得点です。


 勿論2006年ブラジル戦における玉田圭司のゴール、2018年コロンビア戦の大迫勇也の存在意義なども素晴らしいですよね。


 ただ、常に日本代表が指摘された


 「釜本が現役ならば」
 「得点力不足はフォワードだけの責任か」


 というフレーズは、過去の形になるでしょうか。


 それはまだわかりません。


 森保一日本代表監督も古橋享吾を招集しない決断が、日本だけでなくスコットランドからも疑問視されていることは重々承知していますよ。


 もし古橋の長所と自分が描く戦術が合致しないのであれば、潔く


 「彼は招集対象とみなしていません」
 「〇〇の理由のためです」


 と言うべきかもしれませんが、それはあくまで現状の話でアジア最終予選の頃には変化している可能性もあります。


 4-2-3-1,4-3-3,5-2-3など代表はおおくの布陣を採用してきましたが、選手の顔ぶれに変化はあるのは致し方ないですからね。
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サッカーにおける脱亜入欧

2023-05-08 16:15:20 | 日記
 夏目漱石が1909年に刊行した「それから」という作品があります。


 その中で彼は一等国、つまり「脱亜入欧」を目指す日本国を皮肉する意味で


 「牛と競争をする帰ると同じで、もう君原が避けるよ」


 と語ったと聞きました。


 日本サッカーも常に欧州列強との距離をプロ化以降から模索し続けていますが、ある意味お金とレベルは欧州に到底かなわないと思うべきでしょうか。


 少なくともワールドカップ2050で優勝するには、脱亜入欧は必須であるわけですが、そのためには選手が絶えず欧州に移籍し続ける逆に言えば


 戦術と戦力の均一化
 欧州列挙と日本代表の均一化では、日本の飛び出た武器がない
 ブラジル代表が常に悩む、ブラジルらしさか世界王者となるべきタフさか


 で揺れることと似ています。


 少なくともJリーグはAFCチャンピオンズ・リーグと国内タイトルをすべて獲得しても、優勝賞金額は10億円程度ですから、欧州の最前線に立つ選手を獲得はできません。


 つまり「隙間」を狙う、例えばルーマニア代表やブルガリア代表など、東欧諸国の代表選手を狙うとか、アジア市場をより開拓するかという工夫の余地はありますよ。


 ガンバ大阪には1994年、ブルガリア代表のメトコフが在籍しましたし、同じく同国の英湯フリスト・ストイチコフは1999年に柏レイソルに在籍、スロベニア代表のミリノビッチは2002年ジェフ千葉に在籍の形でワールドカップを戦いました。


 欧州に選手を放出すればするほど、最先端の練習と技術が学べますが、同時に欧州サッカーが抱える戦術の均一化を日本代表のもたらす可能性は高いと思います。


 コロンビア代表が1994年、中盤ひし形の4-4-2をフラットの4-4-2に変更したのは、まさに「ゾーンプレス」の採用でしたが、それは意味をなさなかった事を皆が知っています。
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アンダー20ワールドカップはアルゼンチン開催へ

2023-05-08 14:34:14 | 日記
 インドネシアで開催される予定のアンダー20ワールドカップ。


 アンダー20イスラエル代表が出場権を得たことでインドネシア側が不信感を抱き、最終的にはアルゼンチン開催となりました。


 そのアルゼンチンも過去は軍事生計による中、1978年ワールドカップ開催国となり、様々な批判を浴びたものです。


 ただ、アンダー20日本代表選手たちにとって、インドネシアはアジア予選で赴くことはあるでしょうが、アルゼンチンまで足を延ばすことは正直考えにくく、本場の空気を感じることは素晴らしいと思える大会になると良いですね。


 そのアンダー20代表は世代によって


 黄金世代、プラチナ世代と言う高評価
 谷間の世代という低評価


 とマスメディアが勝手に「ラベル」を張り付け、選手たちを悩ませたものです。


 確かにアンダー17ワールドカップとは異なり、この世代ではフランス代表のキリアン・エムバッペ(特例ですがね)のように、A代表でワールドカップを経験し、優勝までしている選手がいることも確かです。


 ノルウエー代表ならば、アーセナルで腕章を巻くマルティン・ウーデゴールがそうで、やはり代表の主力になってほしいという願望があることは確かでしょう。


 しかし、この時代に低迷していても、その後の研鑽で一気にA代表に召集される選手がいることも確かです。


 単純に「谷間」と言う言葉が不躾に思えることもありますがね。


 アルゼンチンはバビーフット、日本でいうフットサルが盛んですが、ここから本格的に11人精に挑む選手も大勢います。


 狭い空間で戦うことで空間把握能力が増す、足元の技術を高めるなど、様々な効果が期待されるならば、そこにはA代表とユース代表だけではく、フットサルの強化も同時並行で行うことが必須、かもしれません。
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セルティック、リーグ優勝が決定

2023-05-08 14:21:47 | 日記
 セルティック・グラスゴーがスコットランド・リーグ優勝を果たしました。


 この優勝と引っ提げて彼らが今夏日本ツアーを行うわけですが、予備予選から参戦するUEFAチャンピオンズ・リーグの動向も気になります。


 ただ、スコットランド自体を思えば果たしてセルティックだけが良いのか、と言う観点はあるでしょうね。


 一時期「ハーツ」が大きな投資をして野心をみせましたが、結局はレンジャーズ・グラスゴーが経営不振になることも含めてセルティックの寡占になってしまいました。


 マザーウエル、ダンディー、そしてダンディー・ユナイテッド。


 スコットランド1部リーグを形成するクラブのファンは


 今年も優勝はできないさ
 どうせセルティックで決まりさ


 と開幕前から愉しみは半減しているのではないでしょうか。


 今回のAFCチャンピオンズ・リーグ、日本ではクラブの垣根を越えて浦和レッドダイヤモンズの優勝を皆が根はいました。


 ただスコットランドに限らず、欧州ではそのような


 一つの有力クラブが代表のような扱いにはならない
 むしろ優勝すれば嫉妬と猜疑心が生まれる


 ようにすら感じます。


 Jリーグもここ数年は川崎フロンターレと横浜Fマリノスの2クラブしか優勝していませんが、今回のチャンピオンズ・リーグで盛り上がる浦和レッドダイヤモンズ、遂に不調を抜け出しつつある鹿島アントラーズの存在もあります。


 米国の基本であるサラリーキャップは戦力差を極力少なくし、優勝争いに厚みを持たせるためですが、Jリーグはそこまで極端ではないにしても、面白みはあるでしょうね。


 それはスコットランドが欧州有力リーグの中で12クラブという、いささか少ないクラブで構成されていることも影響しているかもしれませんが。
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