塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

名手とクラブの関係性

2024-12-21 11:26:12 | 日記

 今、松本山雅が揺れています。

 

 といいますのも、かつてクラブの顔であった田中隼磨が、松本山雅を相手に訴訟を起こしているためですが、どうして良好だった間柄が崩れてしまったのでしょうか。

 

 僕はAC長野パルセイロが好みですが、少なくとも1部、2部も経験し、観客動員で上回る松本山雅とその応援風景を、たいしたものだと思っていますし、両者の不一致を残念に感じています。

 

 逆にクラブとクラブの顔がもめることは

 

 当然、スポンサーとファンが心配する

 顔が引退したあと、どのように接して行けば良好な関係性を維持できるのか

 

 という2点を考える契機になるとも言えますが。

 

 現状、AC長野パルセイロにそのようなもめ事は無いように見えますが、過去のレアル・マドリードでもありました。

 

 GKのイケル・カシージャスが、指揮官のジョゼ・モウリーニョとの関係性が完全に崩れ、FCポルトへの移籍を決断します。

 

 彼は引退したわけではなく、多くの批判を集めながらも、2014年ブラジル・ワールドカップにも召集、出場します。

 

 モウリーニョは

 

 カシージャスにはもっと表情が欲しい(感情を隠さないでくれ)

 もっと同僚を鼓舞しろ

 

 と感じていたようですが、性格的に彼には難しかったのでしょうね。

 

 このFCポルトへの移籍会見は白々しく、関係者から「カシージャスへの敬意と配慮がまるでない」と大きく批判されますが、カシージャスはFCポルトでのプレイを続けます。

 

 当然ですが、彼がレアル・マドリードに戻ることはなく、今カシージャスはレアル・マドリードにどのような印象を持つでしょうか。

 

 クラブは残した功績ある選手をどのように配慮するかを、やはり考えねばなりません。

 

 そこには当然両者の「感情」と「理屈」があるからこそ、難しいのですが。

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