今、松本山雅が揺れています。
といいますのも、かつてクラブの顔であった田中隼磨が、松本山雅を相手に訴訟を起こしているためですが、どうして良好だった間柄が崩れてしまったのでしょうか。
僕はAC長野パルセイロが好みですが、少なくとも1部、2部も経験し、観客動員で上回る松本山雅とその応援風景を、たいしたものだと思っていますし、両者の不一致を残念に感じています。
逆にクラブとクラブの顔がもめることは
当然、スポンサーとファンが心配する
顔が引退したあと、どのように接して行けば良好な関係性を維持できるのか
という2点を考える契機になるとも言えますが。
現状、AC長野パルセイロにそのようなもめ事は無いように見えますが、過去のレアル・マドリードでもありました。
GKのイケル・カシージャスが、指揮官のジョゼ・モウリーニョとの関係性が完全に崩れ、FCポルトへの移籍を決断します。
彼は引退したわけではなく、多くの批判を集めながらも、2014年ブラジル・ワールドカップにも召集、出場します。
モウリーニョは
カシージャスにはもっと表情が欲しい(感情を隠さないでくれ)
もっと同僚を鼓舞しろ
と感じていたようですが、性格的に彼には難しかったのでしょうね。
このFCポルトへの移籍会見は白々しく、関係者から「カシージャスへの敬意と配慮がまるでない」と大きく批判されますが、カシージャスはFCポルトでのプレイを続けます。
当然ですが、彼がレアル・マドリードに戻ることはなく、今カシージャスはレアル・マドリードにどのような印象を持つでしょうか。
クラブは残した功績ある選手をどのように配慮するかを、やはり考えねばなりません。
そこには当然両者の「感情」と「理屈」があるからこそ、難しいのですが。
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