キャプテン翼において、重要な役回りを演じるのがカール・ハインツ・シュナイダーです。
国際ジュニアユース選手権では
決勝戦で日本代表と戦う、西ドイツ代表の大エース
大会が始まる前に、在籍するハンブルガーSVからFCバイエルン・ミュンヘンへの移籍を決断
代名詞であるファイヤー・ショットの威力は抜群
という描き方をされていますね。
当時のブンデスリーガにおいて、ハンブルガーSVは1983年のUEFAチャンピオンズ・カップで優勝する全盛期でしたし、FCバイエルンが今も昔も優勝の最右翼であることも確かです。
また奥寺康彦が在籍したヴェルダー・ブレーメンと1FCケルンも存在感を持ち、現在よりもマイスター・シャーレを獲得する競争は厳しいものだったはずですよ。
ですから高橋陽一先生はブンデスリーガと、若林源三の鍛錬を西ドイツにしたのかもしれません。
ただ、漫画の世界と現実の世界、という個体差はありますが、本当に差がついてしまったものです。
FCバイエルンは常にリーグの顔として存在
ハンブルガーSVは現在2部であり、昇格が困難な形である
ヴェルダー・ブレーメンのリーグ優勝は、2004年にまでさかのぼる
ケルンはヨーヨークラブの印象が強い
というように、バイエルンの見識が高い事だけが当時と変化ありません。
カール・ハインツ・シュナイダーは移籍したことで、若林と常に対峙する形になりましたが、そのほうが物語に深みが生じたことも確かですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます