塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手をつかって商売は可能、だがそれだけではつまらない

2014-01-29 01:57:54 | 日記

 今度ヴァンフォーレに加入するイルファンにしても、コンサドーレを退団したレ・コン・ビンにしても、かつてイタリアで中田英寿が活躍を見せた事の逆バーションですよね。

 ペルージャはガレックスが手掛ける彼のマーキング・ジャージをホーム、アウェイ、そしてサードに至るまでかなりの枚数を日本史上で販売しましたし、今はもう見なくなりましたが、スパイクも投入しましたね。

 でも、彼らが中田を売り込んでも

 「ペルージャが日本サッカーに出来る事」

 は考えもしなかったでしょうし、それはペルージャからローマ、パルマへと仲田が移籍するようになり、ペルージャの存在がファンの記憶から消えてしまッ田事も含めれば、お互い様なのでしょうが。

 でも、もしペルージャがベルマーレ平塚を軸に、日本サッカーに寄与していたならば、こんな簡単にファンが離れる事はなかったように思います。

 例えばバルセロナがアジア市場を踏まえ、Jに

 「バルセロナ・ジャパン」

 という単独クラブを送り込むなどとは考えないでしょうし、だからこそアルビレックスの試みを異端と解釈できる反面、凄い事だと思うのです。

 コンサドーレにしてもヴァンフォーレにしても、費やしたお金は回収したいと思うのは当然ですし、彼らで商売をするのは当然です。

 一方で金儲けだけを考える時代は過ぎ去り、お互いが価値ある存在として承認する時代に移り変わりつつあると思います。

 ラオスやカンボジア、イラクなど戦禍に見舞われた国では、逆説的ですが非常に秀でた若手選手が多いと聞きますし、育成が滞り始めている日本にとって、逆に参考例としての見本になるようにさえ感じます。

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J1とアセアン諸国の相互扶助

2014-01-29 01:45:08 | 日記

 僕は「承認」と「尊重」は違うと思うんですね。

 例えば日本サッカーは過去20年、ほぼ右肩上がりでリーグと代表のいずれもが向上し、欧州と南米各国からも軽んじられる事は少なくなりました。

 アセアンではタイを軸に、アジア王者である日本から選手とコーチを呼び寄せ、選手とクラブの体制を見直そうという動きがあり、今後もこの動きは続くと思います。

 でも、欧州と南米の見方は単なる「尊重」、言い換えれば

 「まあ日本もよくやっているよ」

 という物だと思うのです。

 2000年代中期、そして昨夏、レアルにバルセロナ、アーセナルとユナイテッドという人気クラブが日本ツアーを行い、各スタジアムは大盛況でした。

 特にレアル・マドリードがトヨタカップを含めて頻繁に来日した2000年代前半は、フロレンティーノ・ペレスが推進するギャラクティコの最盛期であり、練習と試合だけでなく、空港に選手が降り立った瞬間から大盛況という異常事態でした。

 でも、今皆さんの手許にあるのは、ジダン、フィーゴなどのマーキング・ジャージだけではないでしょうか。

 つまり、尊重、アジア市場を考慮する必要はあっても、承認、本当に日本の力を認めて、この地のファンを大切にするという姿勢では無かったように思います。

 僕は今、Jとアセアン諸国の結び付き、少なくともサッカーでは承認がお互いに存在すると思います。

 それはアルビレックス新潟の存在が如実に語っています。

 シンガポールリーグに以前から参戦していることは有名ですが、今度はカンボジアリーグにも参戦するとのこと。

 つまりアルビレックスはシンガポールとカンボジアに日本から参戦し、選手を派遣しながら同時に彼の地での日本サッカーの窓口になっているわけです。

 そしてタイでも、加藤好男氏、和田昌裕氏がコーチとして働き、タイサッカーが改善できるように力を込め、今後タイ代表の選手がJ1でプレイするかもしれません。

 グランパスはインラック首相の退任を要求する現地の情勢を考慮しながら、キャンプ地を変更しませんしね。

 ヴァンフォーレはインドネシア代表のイルファンを獲得しましたが、これも甲府との友好都市関係があったからであり、決して彼の名声で金のみを得ようとしているのではなく、インドネシアのサッカーもよくなり、甲府もよくなりたいという相互扶助の意思によるものです。

 ただ金を巻き上げていくだけの存在よりも、手を伸ばしてくれる存在の方がありがたいと思うのは皆同じですから。

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プーマ、ブラジルではバロテッリを推挙するのか

2014-01-28 22:58:51 | 日記

 ラダメル・ファルカオが現段階でワールドカップ出場が危ぶまれる中、プーマはきっとマリオ・バロテッリをプッシュすると思います。

 プーマが契約する選手の中で最も広告に起用されているのが、セ、じゃんルジオ・アグエロとセスク・ファブレガスですが、アルゼンチン代表とスペイン代表は優勝する力はあっても、彼らと比肩する選手が数多くいます。

 一方のイタリアは、テクニカル・スポンサーそのものがプーマですし、バロテッリは故障、病気さえなければプランデッリは確実に彼をブラジルに連れてゆきます。

 アンドレア・ピルロは今なおイタリア最高の選手であり、ジャンルイジ・ブフォンとジョルジョ・キエッリーニも、バロテッリと同様にプーマの契約選手です。

 しかし、彼らの実力をもってしても

 「スーパーマリオ」

 というニックネームを持ち、その豊かな閃きに関してはさすがに多くを委ねる事になるでしょう。

 中盤をモントリーボ、ピルロが支え、前線のカッサーノとバロテッリがゴールを奪う形になるのでしょうが、2002年の3-4-1-2のような守備偏重にはならないと思います。

 イタリアに限らず、優勝を狙う国は

 「ベスト8、ベスト4を見据えて練習する」

 のが当たり前で、だからこそグループリーグで手痛い敗北を喫するかもしれません。

 イタリアは2006年優勝国でありながら、2010年がグループリーグで敗退という無様な姿をさらしましたから、同じ事をプランデッリが繰り返すわけにはいきません。

 スーペルマリオが本当に

 「スーペル(スーパー)」

 ならば、彼が一段階い頂きにアズーリを牽引するはずです。

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2014年、J3の報道はどうなるのか

2014-01-28 22:49:39 | 日記

 今日発売のサッカー・ダイジェストは一足早く選手名鑑を巻頭に持ってきました。

 冒頭ではディエゴ・フォルランの移籍模様を掲載し、久々にやってくる真のプロについて大きな期待を寄せているのがわかります。

 FC東京のページではエドゥのインタビューも掲載され、同じくブラジル出身の選手としてはフロンターレに移籍したパウリーニョ、レイソルにやってくるレアンドロの存在が大きいですね。

 しかし、この選手名鑑を考えますと、

 「J3の扱い」

 を専門誌ですらもてあましているように思えます。

 リーグの冠スポンサーに明治安田生命が名乗り出てくれたことは、大きな喜びですし有難い話なのですが、クラブ数が12に加えて今年が運営初年度と言う事もあり、まだまだ試行錯誤の域を出ませんね。

 2014シーズンの選手名鑑もそうですし、J3の扱いを各社色々考えているのでしょう。

 サッカー・ダイジェスト、エル・ゴラッソがそれぞれJ1とJ2の2013シーズンを振り返る特別号を刊行していますが、新しく再編されたJFLはともかく、J3に関するリポートも今季終了後に発売されるのでしょうか。

 パルセイロはJFL優勝に伴い、今季からエンブレムの上に星が一つ加わります。

 仮にJ3というリーグでも優勝を果たせば、リーグ初年度ということもあり大きなインパクトがあるのですが。

 選手名鑑、スカイ・パーフェクトテレビの放送も含めて、今季のJ3の報道を僕は出来るだけ見逃さないようにします。

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調和を考慮しない限り、良い結果は得られないだろう

2014-01-28 22:34:08 | 日記

 僕の店でネクタイやタイバーを買うお客様から相談を持ちかけられた際、僕はこうお伝えしています。

 「シャツ、ネクタイだけを見るのではなく、お手元のスーツ、靴、ベルトを頭に思い浮かべてください。そうすれば全体像が把握できますから買い物がしやすくなりますよ。」

 それでも難しい時は、店頭のスーツでお持ちの品に近い物を捜し、テーブルの上に広げて色彩とデザイン、特に胸元の印象を共に確認します。

 どんなに優れた商品でも、調和が無ければ購入する意味がありません。

 サッカーも同様で、日本は今移籍市場が大きなニュース・バリューを持ちますが、監督とGMは獲得した選手が既存の選手たちと上手くやれるか、ポジションが多く重複していないかを考えて行動しないといけません。

 昨年、ウエールズ代表ベイルの移籍話が世界規模で話題となり、スパーズは彼の移籍金でデンマーク代表エリクセンを筆頭に、全体をくまなく補強したものです。

 一方のレアルは

 「ベイルはスパーズ時代に酷使され過ぎている」

 「100億円もの金額よく調達できたな」

 というように、金銭と彼の健康に関する話題が圧倒的で、アンチェロッティがベイルをどのように使うのか、彼と被る形となったディ・マリアは、コパ・デル・レイやチャンピオンズ・リーグの消化試合で使われるのか。

 こうした具体的な話は少なかったように感じます。

 ユナイテッドがマタを獲得したように、冬の移籍市場はまだ閉じていません。

 今GMたちは不振を脱却するために様々な策を練っているのでしょうが、選手と監督の調和を無視する移籍は避けるべきでしょう。

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