塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ユヴェントス、ピルロ移籍の余波はどこに

2015-11-27 17:38:32 | 日記
 ユヴェントスが王者として臨んだ2015-16シーズン、インテルの後塵を拝しているのは、やはりピルロ離脱が大きいのでしょうか。

 彼がフリーキックの名手であり、優れたロングパスの出し手であることは有名ですが、むしろ試合を落ち着かせることができた人物の移籍がもたらした弊害

 という面が大きいと思います。

 コロンビア代表のクアドラードの加入が大きいことも確かで、フィオレンティーナからチェルシーというワンクッションを置いても、両クラブの折り合いを考えれば、リスクある移籍でした。

 指揮官アレグリの十八番である4-3-1-2、そしてコンテ政権の3-5-2は、いずれも両翼にひとりしか選手を配置できません。

 ですから、両翼を活かすには

 レジスタの戦術眼
 守備の際におけるインコントリスタのカバーリング

 など、多くの条件があります。

 ピルロはこの両布陣に見事合致した人選であり、マルキージオはポグバの問題ではなく、やはり最高の適任者が不在の苦しみ、という形なのでしょう。

 ユヴェントスは少なくとも

 1・チャンピオンズ・リーグ出場のボーナス
 2・ユヴェントス・スタジアムが自前であり、トリノ市に税金を納めなくてよい
 3・ナイキよりも高額なアディダスのスポンサー料

 というように、ミランとインテルを経営で上回ります。

 近年はローマも見事だと思いますが、既にガルシア政権を終えて新しい監督を招くプランがあるようです。

 それはローマの守備陣が脆弱であるという批判のためですが、そこはやはり守備の国ならではと言えそうです。
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世の中、すべてが男性優位ではない

2015-11-27 16:50:41 | 日記
 サッカーはかつて男の競技でした。

 サッカー黎明期は、背広姿に山高帽の男性たちがスタジアムを埋め尽くしており、ヘイゼルの悲劇のような事故、フーリガンのような荒くれ者が多いと、当然女性と子供は敬遠します。

 女子サッカーの報酬が低いことも、この男性が主流だったころを引きずっているのかもしれません。

 「男は私たちを侮辱している」
 「どうしてサッカーは、男のスポーツと言えるの」

 と憤慨する方もいるでしょうが、少なくとも女子プロリーグがどんな競技でも少ないことは確かでしょうね。

 ですから、パルセイロがレディースを支援し、バドミントンとホッケーを支援することで

 「ここで女性も練習できますか」
 「私と契約してください」

 という要望は得られると思います。

 でも、男性が常に優位ではありませんよ。

 例えば美容院やネイルサロンはその代表例です。

 店外のポスターは女性だけのものが多いですし、そのポスターモデルも女性ですよね。

 以前、長野にアロマのリラクゼーションのお店があったのですが、僕が男性でも良いかと「丁重」に尋ねましたが、瞬殺で断られましたよ。

 僕はネイルサロンに行きたいと今、ご近所で調べていますが、それは爪と手首の手入れというよりも、毎日業務で段ボールやカートラック、商品梱包のビニール袋を触る、つまり酷使しているために

 「ハンドクリームを朝晩縫っても、あかぎれとささくれが出来やすい」
 「今の時期、とくにささくれの痛みが気になる」

 ので、予防策や痛みについて相談したいんですよね。

 美容院もそうですが、男性「も」利用できます、と注意書きがあるように、世界のすべてが男性優位ではありませんよ。

 女性は侮辱されているといいますが、僕もよくあなたたちから侮辱されますよ。

 その点を考慮すれば

 「私たちの発言は適しているか」

 と思案できるはずです。
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レアルは既にベニテスをあきらめているのか

2015-11-27 11:36:34 | 日記
 バルセロナに0-4、おまけにホームであるサンティアゴ・ベルナベウでの敗退。

 既にレアル首脳陣はベニテスの後任人事を目指しているという話もありますが、アンチェロッティ退団は何だったのかという振り返ることはないようです。

 ベニテスが最初に取った行動、GKと最終ラインの整備は方法論として間違ってはいません。

 良い攻撃は良い守備から
 良い守備は良い攻撃から

 現在のトランジションを軸として展開では、FWもゴールを奪うだけでなく、基準点になる動き、プレスが求められますし、GKもリベロのように振る舞う必要があります。

 バイエルンがマヌエル・ノイアーを引き抜いたことで、リベロ風GKのすばらしさが改めて理解できましたしね。

 ただ守備を整備することと、守備偏重に振る舞うことを僕たちはイコールとして考えすぎている。

 そんな気もします。

 ロナウドが

 「ベニテスでは勝てない」

 と首脳陣に詰め寄ったようだ、という憶測が流れましたね。

 それはフルバックの攻撃、モドリッチにクロースとセンター・ミッドフィルダーからのパスの供給というように、多彩な攻撃が我々にはできるという考えがあるためでしょう。

 一方でカゼミーロを中盤の底に置く4-3-3が不評だとすれば、見方を変えるだけでも良いと思います。

 カゼミーロがフルバックの上りを助けるために、2センター・バックとともに3バックに入るならば、フルバックは左右が同時に攻撃に絡めますし、相手のマークあ混乱すると思います。

 ワールド・サッカーダイジェストの2015年11月5日号、そして最近のインターネットでも

 「クラシコでの大敗はベニテスの準備不足」
 「悩んで先発を決めかねたのは理解できるが」

 と様々な報道があります。

 ただ、ここで監督交代に踏み切ることも得策ではないように感じられます。
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パルセイロ、連日レディースの退団選手が発表となる

2015-11-27 01:20:10 | 日記
 長野パルセイロはカテゴリーが3部でありながら、他競技も支援する稀有な存在です。

 最近はクラブから公式声明文が発表されていませんが、バドミントンを支援すると先日の信濃毎日新聞が記事を掲載しました。

 サッカーを母体に他の競技を支援することは、欧州では珍しい光景ではありません。

 例えばバルサもレアルもバスケット部門があることは有名ですよね。

 でも、この女子、アイスホッケー、バドミントンを抱えることは

 1・それだけの運営費がかかること
 2・今の時期、別れの挨拶が倍増する

 という形でもありますよね。

 ジェフやレッズもそうですが、トップだけでなくレディースも随時契約更新と退団の話題がファンの話題となります。

 「ああ、あの選手もついに契約満了か」
 「次はどこが移籍先になるのかな」

 と思いますよね。

 特に、パルセイロ・レディースは来年、念願の一部リーグで戦うわけですが、自分の体と相談して引退を発表した選手もいます。

 多くの女子選手に幸多かれと思います。

 日本代表も報酬額は多くありませんし、男子以上に移籍先の受け皿がさほど多くは無いでしょう。

 リヨンやアーセナル、フランクフルトなど女子版チャンピオンズ・リーグで名をはせても、報酬はメッシやロナウドの何十分の一と指摘される欧州の女子サッカー。

 宮間さんがしばしば

 「私たちは文化を作りたい」
 「世界一を目指したい」

 という声に賛同の声は挙がりますが、現状はまだまだというところでしょうか。
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言葉で周囲に気づかいをみせること

2015-11-26 01:46:42 | 日記
 他人に寄り添うという姿勢は、そんな簡単にできるものではありません。

 例えばサッカーの場合、仮に50000人の観客が集まったとし、ボランティアの方が500人と仮定しますと、一人で500人を相手にする勘定となります。

 ですから僕は観戦に出かけた際は、ファンがボランティアの方を向くほうが融通が利くと考えています。

 寄り添うという形で僕が実践しているのは「翻訳」です。

 つまりご年配の方にはストライプを「縞柄」、チェックを「格子」というように言い換えますし、ダウンは羽毛、中綿は半纏の素材というように、具体例を出すことで、お互いが連想ゲームのように

 「このことだね」

 とわかるようにするのです。

 また、意図的にゆっくり。ゆっくり話すことで、お互いの呼吸を合わせます。

 その反対が携帯電話売り場でしょうか、僕は音痴であることを自認していますから、前もって情報は仕入れてゆくほうですが

 「この何とか割引というのは何だろうか」
 「どうして自分のほしい機種が無いのかなあ」

 と思っても、あちら側はあちら側の倫理、言葉で話しているように感じます。

 ドイツでラングニックが監督として一定の評判を得ていますが、彼が表舞台に立ったのは、解説が素晴らしいものだからでした。

 90年代のドイツは

 「3バックとリベロといゥ最終ライン」
 「世界の潮流である4バックとの乖離」

 が指摘されており、ラングニックはこの4バックの利点を皆が納得できる形で説明できる、まれな存在だったのです。

 ですから、彼は教授と呼ばれるほど高い信頼を得るようになりました。

 それだけ言葉を発するときは、周囲への気遣いが必要というわけです。
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