塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ダブルブッキングと資金注入

2017-07-29 00:55:53 | 日記
 バルセロナはリバプールが非売品と位置付けているフェリペ・コウチーニョと口頭で合意していると指摘があります。

 それはネイマールが移籍する可能性が残っており、左翼の後釜に彼をおくことで現行の4-3-3を維持する形になります。

 一方でネイマールとコウチーニョ、二人のブラジル代表がバルサで左翼を争うという「ダブル・ブッキング」になる可能性はないのでしょうか?

 ユナイテッドはエバートンからロメロ・ルカクを獲得し、同様に彼の獲得を狙っていたチェルシーはアルバロ・モラタの獲得を発表しました。

 チェルシーの場合はすでにアントニオ・コンテがディエゴ・コスタを戦力外として扱っていますから、1トップにモラタを指名したのは意味がわかります。

 しかし、ユナイテッドの場合

 1・契約更新のあてがなかったイブラが残留するという話がある
 2・独善的で有名な彼が、ルカクの為にベンチに甘んじることはないであろう
 3・むしろキャリックの控えやマルシアルやラッシュフォードに助言できる選手を得るべきではなかったか

 という見方は出来ると思います。

 ルカクはチェルシー時代、モウリーニョに希望されなかったことに心底落胆していましたが、ユナイテッドではどうでしょうか?

 ユナイテッドがこちらが呆れるほどの金を使い、その果てにはシュバインシュタイガーをある意味「飼い殺し」にするような形で、シカゴ・ファイアに追い出しました。

 FAカップにヨーロッパリーグと、ファーガソン退任後必ずしも「無冠」ではありませんが、識者が指摘するように

 ファーガソンが築いたアカデミーの存在
 金の使い方を顧みる余裕

 がまだ見られない気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青田買いの新たな側面を考える

2017-07-28 01:07:54 | 日記
 オランダ代表として1998年ワールドカップに出場したパトリック・クライフェルト。

 バルサ、アヤックス、バレンシアにニューキャッスルなどいくつかのクラブでプレイし、引退後は先日までPSGのディレクターを務めていました。

 しかし、今彼が話題になっているのは彼自身の問題ではなく、4男についての話です。

 息子さんは9歳でありながら、何とナイキと契約を交わしたというんですね。

 僕がこのニュースを見て感じたことは

 1・幾ら父がオランダを代表する選手だったとはいえ、9歳の息子と契約するのはいかがなものか
 2・そもそもこの年齢から、重圧をかけるべきではないだろう

 という道徳的価値観ではありません。

 クライフェルトは確かにナイキを愛用していた時期がありましたが、バルセロナ時代はアディダス、以後はミズノを愛用するなど、ナイキとは疎遠の時期があったためです。

 確かにオランダ代表は、ロットとの契約終了後、ナイキと契約を結びそれは今も変わりません。

 クライフェルトが息子がナイキから指名を受けたことを喜んでいること見ると、自分が現役時代、ナイキ以外のブランドを履いていたことを、両者がさほど気にしてはいないのか、という疑問が浮かんだためです。

 セスクをバルサから引き抜いた際、ヴェンゲルが契約の盲点を突いたこともあり

 アーセナルの青田買い

 が大きく批判されましたが、今後は用具の面でも同じ批判が起きそうです。

 僕が9歳の時夢中だったコロコロ、ファミコン、ラジコンを思えば、時代はどこに向かっているのでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

任命責任という言葉を考えてみる

2017-07-28 00:51:46 | 日記
 日本に限らず、内閣総理大臣や大統領が任命した閣僚が何かしらの不祥事を起こした際、常に指摘されるのは

 「任命責任はあるのか、無いのか」
 「人を見る目が確かなのか」

 という2点になります。

 僕は基本、任命責任の中に、その閣僚が起こした不祥事は含まれないと考えます。

 大統領だろうがローマ法王だろうが、他人の考えをやすやすと見抜ける人間はこの世にいません。

 そうでなければ汚職は確実に減るでしょうし、何より宗教にすがるような危機迫ることすら起きないでしょうから。

 1998年ワールドカップ、イングランド代表対アルゼンチン代表の一戦。

 98年大会で最も熱を帯びた試合と絶賛されたこの一戦は、若き日のマイケル・オーウエンが、アラン・シアラーやトニー・アダムスという猛者を凌ぐ、まばゆい輝きを放った試合として有名です。

 しかしそれ以上に

 「シメオネの策略とベッカムの退場劇」
 「10人の勇者とひとりの愚か者」

 という言葉を生み出したことでも知られています。

 当時の英国首相トニー・ブレアは真正面から威風堂々と戦った自国の代表をねぎらい、堂々と帰国するように伝えますが、ベッカムを庇ったのはファーガソンを含むユナイテッドのファンだけでした。

 そこには指揮官であるグレン・ホドルに対し、ベッカム起用を批判する声はありませんでした。

 ベッカムの退場が彼の責任
 彼が赤紙をもらうことがわかっているならば、最初から使わないよ

 というものなのでしょうが、未来を予測できる人物が登場するのは、SF映画だけなのは今も昔も変わりませんからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オーダーで感じる自尊心という名の武器

2017-07-27 01:33:58 | 日記
 ファッションは他人との差別化にもってこいの物ですが、逆に仲間はずれになる可能性もあります。

 しかし最近はどの分野でもオーダーが主流になりつつあり、僕も先日業務用のシャツを1枚注文したものです。

 オーダーはこれ以前にも過去、数度したことがありますが、オーダーで注文した品に袖を通すと、僕の用な小心者でも

 「俺もなかなか似合うじゃあないか」」
 「まだ捨てたものではないな」

 と自分が誇らしげに感じるのです。

 米国バスケットでは、大学で好成績を残したヘッドコーチがプロから誘われ入団する事例が過去に見られたものですが、彼らが一番先にしたことは高額選手に舐められないための工夫でした。

 そう、自分を凛々しく魅せるために、高額なスーツ、靴を用意してオフィスに向かったのです。

 服装というのはそれだけ自分の意思を表す道具になるわけです。

 今、サッカー選手でもナイキやミズノのカスタムメイドを、ブランドに依頼するのではなく

 「インターネットによるオーダーシステム」

 で楽しんでいると聞きました。

 つまり既製品をネットで自分好みの配色に変更することで、ピッチに立つ自分を奮い立たせ、観客に違いを見せる道具としても活躍する、というわけです。

 人と違うことを楽しむ
 世界で一点ものを着用する楽しみ

 がオーダーの基本ですが、自尊心を護る点に注意すれば批判が多い昨今のサッカー事情で、最も考慮すべき事柄ではないでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

補強の内容はシーズン前に判断すべきか

2017-07-27 01:15:15 | 日記
 NFLの代名詞であるダラス・カウボーイズは、競技の枠を超えて資産価値があることで知られています。

 そのNFLはカウボーイズのような人気チームであろうがなかろうが、厳格なサラリーキャップがリーグで定められているために、その枠を超えて強化に励むことはできません。

 従って主軸であるQBやRBはともかく、出番が限られるキッカーやパント・リターナーは、大型契約を結ぶことは稀であり、ドラフトの上位で指名されることもまずありません。

 そう、サッカーでもアメフトでも、ポジションによって花形とそうでない形は厳密に区別され、後者は年俸が少ない傾向にあります。

 サッカーでは通常、GKを含むディフェンスの選手に大金を用いることはバカげていると批判されます。

 ですから今シティがグアルディオラの下、ブラジル代表のダニーロを含む、フルバックの補強を全開で進めていることは、他のクラブとGMからすれば常軌を逸している形にしか見えないのでしょうね。

 僕は本当に不可欠なポジションならば、お金を費やすべきだと考えています。

 バイエルンならマヌエル・ノイアー
 ユヴェントスならジャンルイジ・ブッフォン

 ミランのドンナルンマも将来この系譜を継ぐのかもしれませんが、素晴らしいGKとCBには並外れた能力を持つセンターフォワードと同様の報酬が払われても良いと思います。

 例えばアーセナルは今季、リヨンからフランス代表ラガゼットを獲得しました。

 しかし、彼がゴールを量産してもGKが不安定ならば意味がありませんよね。

 ツエフという人材を得ている事は、ヴェンゲルにとって強みになりますし、お金を費やしすぎたかどうかは、戦績を振り返るまで待ってみてはどうでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする