ガイ・リッチーがメガホンをとった「シャーロック・ホームズ・シャドウ・ゲームス」
シャーロック・ホームズと相対するジェームズ・モリアーティの頭脳戦が、最後の最後まで繰り広げられます。
最後、チェスをするのですが、お互いが駒と陣形を脳裏に思い浮かべ、動かす場面は秀逸と思いますし、劇中には蓄音機からシューベルトの代表曲「ます」も流れます。
そこには心理戦だけでなく肉弾戦もあるのですが。
現在のエル・クラシコもそうですね。
ハンジ・フリックというFCバイエルンで3冠を獲得した指揮官
カルロ・アンチェロッティという、UFEAチャンピオンズ・リーグの代名詞
が対戦する今季、まずはFCバルセロナが4-0で完勝しましたが、アンチェロッティは必ず失点の場面、要因を探求し同時に改善します。
レアル・マドリードはヴィニシウス・ジュニオールというブラジル代表を抱え、絶対的な個性を軸にしていますが、指摘される
落ち着いた振る舞い
対戦相手への敬意を配慮が足りない
という対戦相手にも自軍にも脅威という、ある種の諸刃の剣であります。
一方でFCバルセロナは、ポーランド代表のロベルト・レヴァンドフスキーも含めて
組織で展開するハーモニー
ボールを回してゴールを奪う、伝統の復活
があるのではないでしょうか。
サッカーもチェス盤と同じように、駒と選手の使い方、先手を打つことが大きく関与する点に間違いはありませんからね。