塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

敵役が魅力的ならば

2024-10-30 20:38:48 | 日記

 ジェームズ・ボンドとスペクター

 シャーロック・ホームズとジェームズ・モリアーティ

 スパイダーマンとヴェノム

 

 映画やコミック、小説の世界では陰陽、つまり「イン・アンド・ヤン」は、脚本の基本です。

 

 主役が活躍することが当然

 しかし、敵役、悪役が輝くことで物語はもっと盛り上がる

 

 ことも当然ですね。

 

 日本映画でも同様で、ウルトラマンならばゼットンがそうですし、ゴジラならばキングギドラが相当します。

 

 僕は読んでいませんが、財団公認でシャーロック・ホームズを復活させたアンソニー・ホロヴィッツ。

 

 彼は「モリアーティ」と呼ばれる、ジェームズ・モリアーティに焦点を絞った作品を書いていますよ。

 

 映画とドラマになったハンニバル・レクターもそうでしょう。

 

 メッシとロナウドもそうですね。

 

 レアル・マドリードからすればメッシは不倶戴天である

 逆にFCバルセロナからすれば、ロナウドが同様である

 

 しかもお互い、その実力と鍛錬でほかの追随を許さず、基本互角の戦いを見せていました。

 

 これでプロサッカーが盛り上がらないわけありませんよ。

 

 J1でも有名外国籍選手を獲得することもそうですが、このような競った関係性を個人、クラブで築けるようになれば本物でしょう。

 

 それにはまだまだ時間が必要とも思いますが。

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大事な試合で番組がつぶれること

2024-10-30 20:31:11 | 日記

 フジテレビと日本テレビが、通常の番組編成を無視し、大リーグ中継を行うことに多くの批判があります。

 

 マスメディアは政治家や森保一日本代表監督に

 

 「責任を取りなさい」

 「丁寧な説明を果たしていません」

 

 ときつい口調で批判します。

 

 でも彼らは自分たちの行っている取材方法や番組提供に、何ら問題はない、改善点や取材対象を不愉快にしていはいないと思っているのでしょうか。

 

 だから不満を持つ、通常の番組編成にしてほしい世代に、丁寧な説明はしていないと思いますが。

 

 ワールドカップ本番、アジア最終予選も同じなんでしようね。

 

 僕たちからすれば、ホームの戦いだけてもテレビ観戦できることはありがたい。

 

 しかし、一方で

 

 サッカーの試合で、本来の番組が流れていることも確か

 サッカーに関心がない方からすれば、それは不愉快だ

 

 ということになるのでしょうから。

 

 僕は衛星テレビの契約も、ダ・ゾーンの入会方法もわかりません。

 

 しかし、今後は視聴者が見たい番組をより個別に、お金を支払う形で視聴する方法が採用されるのでしょう。

 

 少なくとも野球の延長突入で、ドラマの録画をやり直しという1990年代の風景は、過去の代物になると思いますね。

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野球になくサッカーに存在する方式

2024-10-30 20:22:56 | 日記

 NBAはNBAファイナル

 NHLはNHLスタンリーカップ

 NFLはNFLスーパーボウル

 

 そしてMLSもMLSカップがありますが、バスケットボール、アイスホッケー、アメリカン・フットボール、そしてサッカー。

 

 北米にあるプロリーグの頂上決戦は、リーグ名が冠となり基本的には「米国内で一等賞のクラブとチームを決める」

 

 形です。

 

 しかし、MLBはMLBという冠すらなく「ワールドシリーズ」ですね。

 

 以前にもお話しましたが、米国はあくまでネイション、国家でありワールドとかグローバルと呼ばれる、世界、世界規模には到底なりえません。

 

 僕以外のサッカー好きからしても、よくわからない、心理的にどうなのかと考えさせるネーミングではないでしょうか。

 

 UEFAチャンピオンズ・リーグはあくまで、UEFAに加盟している国々で、最高のクラブを決める大会です

 AFCチャンピオンズ・リーグエリートは、西アジアと東アジア、東南アジアなど多岐にわたるアジアの地域で包括的に行われます。

 

 確かにFIFAクラブ・ワールドカップ、スーパー・ワールドカップは

 

 お金という利権が大きくものをいう

 新規のファンを開拓したいFIFAの陰謀

 そこには力を持つUEFAをけん制

 

 という意味合いが当然含まれます。

 

 しかし、各大陸の王者が出そろい、統一王者を決めるという形は、利権を考慮しても意味はありますよ。

 

 アジア王者が南米と北中米の王者を真正面から戦い、勝利できる事例は多々できています。

 

 地政学的に野球は、アフリカと南米、デンマーク領のグリーンランド、アルゼンチン領パタゴニアという、僕たちがへき地と呼ぶ地域では、まず関心も興味もない世代が圧倒的でしょう。

 

 その点を考えてみても、ある種大リーグに熱狂する日本は、特別なのかもしれませんね。

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問われるファンの観戦方法

2024-10-29 20:41:33 | 日記

 海外ではどうかわかりませんが、日本では世襲政治は好まれません。

 

 極論ですが、ローマが帝政の時代、皇帝の政治手腕、軍政に不満を持った際は暗殺するしか方法がありませんでした。

 

 政権交代や世襲政治撤廃は、ここまで規模は大きくなくとも、動きが必要ではないでしょうか。

 

 一方で一定数世襲政治を好み、祖父や父のように地元に経済的な還元を果たし、地元の顔的存在に成長してほしいと願う方もいるわけです。

 

 マンチェスター・ユナイテッドもそうではないでしょうか。

 

 過去、ロイ・キーンが

 

 「オールド・トラッフォードでは、エビサンドを食べているだけの観戦者が多い」

 「もっと真剣に試合を観戦しろよ」

 

 と激怒しました。

 

 ファンはある意味、ユナイテッドのファンでいることに満足し、漠然とシーズン・チケットを入手し、消費しているだけなのでしょうか。

 

 ウイーンに生まれたピアニストにフリードリヒ・ゲルダという人物がいるそうです。

 

 (新書 世界最高のピアニストより)

 

 ゲルダは形式的なクラシックに疑問を抱き、奇想天外なコンサートをいくつも開くのですが、それは

 

 形だけのコンサートにきて、拍手をしてほしくない

 自分の演奏を聴いて、感じ取った形で拍手をしてほしい

 

 つまり聴衆が儀礼的につめかける(渋々というわけですね)のではなく、参加して楽しんでほしい、と彼らとの距離と狭める国敵があったのだ、と筆者の許光俊は語っています。

 

 ユナイテッドのファンが、今もサンドイッチを漠然と食べ、観戦はそっちのけではないと思いますが、果たして新監督のファン。ニステルローイはどう先発選手を選ぶでしょうか。

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新書「世界最高のピアニスト」から

2024-10-29 18:10:16 | 日記

 光文社新書「世界最高のピアニスト」

 

 僕は掲載されているピアニストの中で、実際にCDを所有しているのはマルタ・アルゲリッチのみです。

 

 さすがにヴラディミール・ホロビッツの存在は知ってはいるものの、他の方々の素性はこの新書で学んでいる最中です。

 

 ちなみにアルゼンチンといえば

 

 レオ・メッシ ワールドカップ2022で優勝し、世界的知名度を誇る

 エマニュエル・ジノビリ 2004年アテネ五輪、バスケットボール代表で金メダルを獲得

 

 が知られた存在です。

 

 そこにはディエゴ・マラドーナやルイス・メノッティも含まれるでしょう。

 

 アルゼンチンの方々は、このサッカーとバスケットボールの喜びを当然受理していますが、彼女の奏でるピアノも同様でしょう。

 

 ただこの新書の中でアルゲリッチは

 

 「私はどうしてピアニストなのかしら」

 「ピアノと向き合うのではなかった」

 

 と先天的にも後天的にもピアノとめぐありあうために誕生してきた存在にもかかわらず、嘆く、悩むというのです。

 

 むしろ私たちが勝手に「天才」と称えることが、アルゲリッチを苦悩させているような気もするのですね。

 

 ちなみに僕はミハエル・ラディ、サンソン・フランソワ、ジュゼッペ・シノーポリなどの作品を所有していますが、著名な指揮者と演奏者は世界に多々存在する、それはバロンドール受賞選手だけが良いわけではない。

 

 という点と同じかもしれませんね。

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