5月29日、羽田発4時25分の飛行機にした理由はどうしても国立新美術館で開かれている「ミュシャ展」に行きたかったからですが、正直言って「新宿アンティークフェア」での疲れがかなり酷かったのであきらめようかと思いました。
「ミュシャ」といえばアールヌーボーの女性たちを描いた画家として有名ですが、実は私はこのような絵を描いていたとはまったく知りませんでしたが、先日、NHKのBSでこの展覧会が開かれているのを知り、どうしても見たいと思ったのでした。
十数年前にプラハを訪ねた際にも「王宮美術館」にはいきましたが、「スラブ抒事詩」はなかったと思っていたら、1960年以降モラルスキー・クルムロフ城で夏季のみの公開されていたとのことで、2012年にやっとプラハの国立美術館で公開されるようになったとのことです。
さて、10時少し前に「国立新美術館」の前に行くとチケット売り場にはすでにたくさんの人が並んでいました。
並びかけたら一人の女性が私のところに寄ってきて「これ、あげます」と一枚の入場券をくださったのです。「えっ、どうして?」と驚く私に一緒にいらした他の女性お二人が「余ったみたいですよ」とのこと。
私はその女性を追いかけていって名刺を差し上げ「私、ハウステンボスに住んでいますので、ぜひ遊びにいらしてください」とお礼を言いました。
入館すると「4列に並んで進んでください」との案内があり、他のお客様とお話をしながら約35分ほどで入室できました。
「やっと会えた・・・」という思いで涙があふれそうになりながら(オーバーですが)絵画を見て回りましたが、とにかく人が多すぎて身動きがとれません。
「写真が撮れるコーナー」ではこんな感じです。
人の多さに疲れてしまったのと次の目的のために銀座に行かなくてはならなかったので「画集」を購入してお昼前には退出しましたが、入館待ちの列がさらに増えていました。
「100分待ち」とのプラカードが・・・
「早く来てよかった」という思いと、入場券をくださった方に感謝しました(おかげで早く入れましたから)。
ミュシャの魂が込められた素晴らしい絵画は必見です。
6月5日までとのことですので、ぜひ行かれてみてください。
友人の話によると「夕方のほうが空いていた」とのことでした。