蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

切れの良さって?!

2009年12月02日 10時55分04秒 | 日記
昨夜の稽古は、小学校公演の中で踊るオープニングダンス♪

作曲は森さん
愉快な音楽、軽快なテンポ
作詞は私、我ながら楽しい詩が書けたなぁと思ってる。

この作品は音楽劇に近いため
曲数が多いが、森さんは溢れんばかりの才能で
楽しい曲を次々と生みだして下さっている。

  ありがとうございますっ

音楽に助けられ(?!)きっと楽しい作品になるだろう。

オープニングは、お客様を異空間にお連れする大切なシーン。
今回のダンスのポイントは

  切れの良さ

“切れが良い”ダンスを踊るポイントは

  身体の緊張と緩和

全身の筋肉を自在に操る必要がある。
何しろテンポが速いため体の反応が遅れがち。

切れが良いと、どう見えるか?

  元気が良い!
  すごいっ!
  パワーがある!

マイケル・ジャクソンさんほどの切れが出せれば
言うことなしなんだけどねぇ
そりゃ、ダンサーじゃないんだから無理か。。
けど、役者も切れの良い動きができるようになると
演技が数段良くなるのは確実だ。

切れの良い動きができるということは
全身の筋肉を瞬時に固め、瞬時に緩められるということ。
この緊張具合、緩和具合は
演技をする上で、かなり有効な手法でして。

私はかなり意識的に使ってます。

振り付けは、みんなで考えたものに私が手を加えた…
…アハ…殆ど変えちゃったけどね

“考える”という作業が重要だと思うわけ。
考えて、たとえそれが採用されなくても
決して無駄にはならないと私は思っている。
ただ教えてもらったことは、身に付かない。
自分で準備(予習・創造)をして稽古に臨む人が
どんどん伸びていくのだ。

教えられたことを覚えるだけじゃ、ただの人形。
役者は人形じゃない。
自分の意思で、自分の念を入れるから
情感が生まれ、存在感が湧き出てくる。

昨日は、ダンスの振り付けで無理のある部分を修正。
あとは何度も踊り込んで切れの良い動きが
できるようになれば完成
完成形になれば、きっとお客様の心を掴むことができる

昨日は、退団したNさんが野外舞台のDVDを取りに来た。

  ちょっと稽古を見てっていいですか?

  もちろん!

で、Nさんは笑顔で稽古を見ていたが

  こりゃ、できんわぁ~

と、叫んで(?!)ました。

簡単にできないことをやるから

  すごいっ!

って思って貰えるんだよね。

  役者はスーパーマンだ!

これは、元代表がよく言っていた言葉。
私も、役者はそうあるべきだと思っている。

明るく前向きに頑張っている団員たちを
どこまで引き上げていけるか・・・
それが私の任務です