蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

CDデビュー?!

2010年01月07日 13時13分33秒 | 日記
昨日は、レコーディングでした

ナ、ナント!CDデビューか?!

だとすると、トップニュースですよねぇ~

残念ながら、デビューではありません

が、レコーディングは本当の話ですよぉ~

昨日、小学校公演作品「カン太の涙」で歌う挿入歌
六曲分の歌を舞台屋さんのスタジオで録音してきました

この六曲のうち、私がメインで歌う歌が一曲。
ところどころコーラスが入ることになっている。
私の役は“バンバ”という自称“森の番人”なので
そのイメージの声や歌い方が要求されるわけでして。。

演出家が私のため、自分にダメ出しするのも私。
演技のほうは、客観性が随分出てきたが
歌に関しては・・・

稽古場で、いろんな歌い方をして

  どう?どんな感じ?

と、団員に尋ねると

  うーん・・・
  面白いけど・・・
  うーん・・・
  悲しそうなのは、いいかも・・・
  うーん・・・

ってな感じで、なかなかダメ出しをしてもらえない。

で、聞き方を

  どんな風に聞こえる?

に変えてみて、そこからバンバのイメージに近いものを
取捨選択しつつ、徐々に作り上げていった。

一緒に歌うコーラスメンバーは
当初二人だったが、難しい音程が入っていたため
音取りに結構苦労していて

  どうしようかな・・・

と、悩んでいたところに
合唱経験のあるMAKIさんが昨年暮れに入団。
で、急きょコーラスメンバーに入ってもらうことにした。
これが、大成功!
不安げだった二人が、Mさんのおかげで
自信を持って歌えるようになったのです

もう一曲は、ケンタロウ君のソロ

そして、残りの四曲は、全員で歌う二部コーラス。
この四曲に関して、当初、私は歌わない予定だったが
子どもっぽい高音の地声が出るのが私だけで
最終的に私も歌うことになってしまった。

地声で、高温の“ミ”が出るなんて
自分でも驚きだった

MAプログラムで声楽の練習はしているものの
専門的に訓練を受けているわけじゃない。

作曲家で歌の指導をしてくれたY・Mさんが

  こんな短期間で、これだけの楽曲を
  レコーディングできちゃうのは
  夢幻さんぐらいですよ!

だってσ(^◇^;)。。。

普通なら、半年ぐらいは練習をするものらしい。

しかも、お正月休みを挟んだものだから
レコーディング前の練習は、たったの一日。

  大丈夫かな・・・

と、少々不安もあったが、公演日が決まっている以上
スケジュール通り進めないと、間に合わなくなってしまう。

  舞台で培った度胸(?)で、ここは乗り切ろう!

と、半ば開き直りにも近い気持ちで
昨日のレコーディングに臨んだ。

始めに「バンバの歌」をクリア。

ケンタロウ君が

  稽古場では、いつもふざけた歌い方をしていたから
  どうなることかと思ってたけど
  昨日稽古場に、いいものを持って来たので
  正直びっくりしました。

と、言われて、私がびっくり!
ふざけていたつもりはなく・・・
あ、確かにみんなを笑わせたり
自分も笑っちゃったりしてたけど
本人としては、真面目に歌ってたので・・・

  よっぽど酷かったんだ・・・...... ( ̄□ ̄;)!!

と、少々ショックを受けつつ
最終的に、良くなったんだから、まあいいか。。
と、すぐに立ち直る懲りない私( ̄―+ ̄)ニヤリ

ケンタロウ君のソロは、殆どチェックをしてなくて
心配だったけど、軽々クリア。
いやぁ、大したもんです!

その後の四曲が、想像以上に時間がかかった。

  大勢で歌えば、ごまかしが効くだろう。

と、高を括っていたんだけど、これが甘かったσ(^◇^;)。。。

マイクバランスの取り方が難しく・・・
何度も配置換えをして、ようやくクリア。

あ、あの・・・
これで、終わりじゃないんです。
実は、台詞の録音もありまして。。。

これは、さらっと済む予定だった。

が、これも甘かった。

録音しては、人の配置換えを繰り返し・・・

大勢の声を良いバランスで録音するのって
本当に難しんだなぁ・・・

最後は、“青い蝶”の声。
これは、加工して機械音に近い音色にしたいと思っていたので
さらっと録音して、加工に時間をかける予定だった。

が、そうは問屋が卸さなかった!

マイクを通してクリアな声を録音することの難しさを
改めて痛感した。

演劇人って、マイク慣れしてないんですよね。
だから、ラジオの仕事に向かないと
局のディレクターさんに言われたことがあるんだけど
その理由が、こういうところにもあったのかと。。

青い蝶の声を録音した団員は

  とても勉強になりました。

と、言ってくれたけど
前もって、注意事項を伝えておくべきだったと反省(^_^;)

音響さんにも余分な時間を費やさせることになってしまって

  申し訳ありません!!

全ての録音が終わって
いざ!作業開始!!

編集作業にあたったのは
音響さん二人と、Y・Mさん、ケンタロウ君、私の5人。

Y・Mさんは、歌の編集だけお付き合い頂いて、お帰りになった。
残った四人で、台詞の加工が始まった。

これが、なかなかイメージとおりにいかず
時間がどんどん過ぎていく。
途中で、私は

  リバーブだけにしようか・・・

と、諦めかけたんだけど
音響さんは、私の言葉に対して無言のまま
ひたすら、加工方法を探ってくれて
ようやく、イメージに近い音声に行きついた!

いやぁ~飛び上がりそうでした!
諦めずに頑張ってくださった音響さんのおかげです。
本当にありがとうございました!!

私としては、イメージに近いものが出来たので大満足v(`∀´v)
ケンタロウ君も

  とても、○○さんの声とは思えない。
  いやぁ、いい勉強になりました!

と言ってたけど
いくらなんでも時間がかかり過ぎですね(-д-;)

何度も音響さんに頭を下げつつ帰宅。
色々な意味で、勉強になった一日でした(*‘‐^)-☆