蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

青少年健全育成条例?

2010年03月25日 23時40分54秒 | 日記
  条例化されると大変なことになる!

と、先週、ある演劇仲間から連絡が入った。

その後、この条例反対を唱える人々がワイドショーに出演し
にわかに話題になった東京都が条例化しようとしている条例
その名は

   東京都青少年健全育成条例
  (まとめサイト→http://mitb.bufsiz.jp/)

一歩間違えると表現の自由に規制をかけることになりかねない。
条例自体が表現の自由に規制をかける目的でなくても
拡大解釈する人間が出てくるのが世の常で。。。

東京都の目的は

  漫画やアニメ作品などで18歳未満と判断される
  キャラクターに対する悪質な性描写を規制するため

とのことだけど

条例を読んでみると
性描写だけでなく、暴力や虐待に関しても明記されている。
しかも範囲も映像関係や演劇にも適用されそうな表現が・・・

改正案が提出され、そこには

  インターネット上の有害情報を閲覧できないようにする
  「フィルタリング」の利用促進に重点を置いたことや  
  子供に対する性暴力を肯定的に描写した漫画を
  不健全図書の指定対象にしている点が柱

になっているようだが・・・

背景としては、携帯電話のサイトが
子供を巻き込む犯罪の温床になっている実態や
児童ポルノに対する論議の高まりがある。

行き過ぎた表現のアニメやゲームがあるのは確かだが
ラインを明確にしないと少年漫画全般がダメになる可能性も出てくる。

拡大解釈すれば、戦争やテロによる殺戮シーン
暴力や殺人などが行われるシーンがある映画や演劇にも
規制がかかる可能性も出てくる。

暴力や殺人を助長するのが目的ではなく
それらが起きる原因を考え提示している作品だとしても
受け取り方によって変化する場合もある。

万が一、東京都で条例化されると
各地に波及するのは必至だ。

戦時中のような状態になるんじゃないか・・・
そう!
恐ろしい『治安維持法』の復活!

と、一抹の不安がよぎる・・・

3月議会での条例化は見送られ
6月議会に持ち越しになったようだが
今後の動向を見守りつつ
必要であれば、反対運動を・・と考えているところです。