蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

出演オファー

2014年01月28日 23時31分59秒 | 日記
今日は、16:30からキッズ・ハルカちゃんの朗読稽古。

小布施ワークショップ発表会の中で
ハルカちゃんが詩の朗読をすることになった。

昨年11月のサンクス・ギビング・デーで
キッズクラスは新実南吉さんの短編童話
「ひとつの火」の朗読に挑戦。
これがとても好評だった。

それは、何故か―
恐らく…
朗読に耳を傾けているお客様の脳裏に
お話の世界が浮かんだからではないのかな…

演じ手が想像しきれていない情景は
お客様に伝わるはずもなく・・・
けど、想像しきれていなくても
何となく演じてしまっている演じ手もいたりする…

キッズの朗読指導で、一番私が求めたのは

 想像する

ということ。

漠然とではなく、明確に形や色や匂い
距離や大きさを想像する。
これって案外難しいんだよね。

で、彼らが想像できるように、若干言葉をプラスして
ほんの少しだけ体を動かして…
手を上げたり、遠くを見たり、一歩前に出たり…という感じで。

もちろん滑舌や発音から声色まで
色々実験しながら取り組んだ。

で、思ったんだよね。

朗読の稽古をもう暫く続けようって。
なので、今もキッズは朗読に挑戦中。
今回は大作です!
宮澤賢治さんの「雪わたり」
可能なら、今年のサンクスで発表させたいと思っている。

小布施ワークショップ発表会の中で
詩の朗読を誰にやってもらおうか…と考えた時
脳裏に浮かんだのがハルカちゃんだった。

そんなわけで、今日はハルカちゃんの朗読稽古を
本公演稽古の前に行ったのでした。

17:30、某広告代理店の方がお二人、稽古場へ。
ここで、ハルカちゃんの稽古をひとまず終了。

実は先日、劇団員ケンジ君にテレビ出演のオファーがあり
お二人は、その打ち合わせでいらしてくださった。

とっても面白そうな番組♪

他に、3月からケーブルテレビ様の某・連続ドラマに
劇団員・準劇団員が出演することになりました。

お声掛け頂きました皆様、誠にありがとうございます!

正式に発表できる段階になりましたら
改めて、ご案内しますね♪

広告代理店さんとの打ち合わせ終了後
即、本公演の稽古開始。

くノ一のシーン創りが、予定より大幅に遅れている。
何とか今週中に目途を立てたい―

創ると言うこと・・・

2014年01月28日 12時12分48秒 | 日記
『創る』(つくる)と言う言葉の意味は…

 ◎方式や技術を新しく生み出すこと:発見する、発明する、編み出す、見出す、つくり出す
 ◎なにものかを生み出す:創る、創造する、創生、創立、創業

つまり、『創る』という言葉(漢字)には
「生み出す」という意味が含まれるということ。

この「創る」という漢字は、現在
常用漢字として用いられていないそうだが
私は敢えて「創る」と表記する時がある。

「作る」「造る」「創る」

例えば、仕込みの場合は「舞台を造る」と書く。

それぞれ意味が異なるんだよね。

漢字は奥が深い。

ところが、言葉として発するとどれも同じ発音で
その深い意味を聴き手へ届けるには
触感や情感や、前後の他者とのやり取りが大切になって来る。

創る作業をしながら、そんなことをふと思った。

先週末も稽古づくし。
役者陣、ハァハァしながらも頑張ってくれている。
高度な要求の連続…
みんな大変だと思います。

 ○○○○、出来るかな?

と言って、やってみてもらうが
上手くいく時といかない時がある。

で、上手くいかない時に

 …無理かな…

と私が言いかけると、役者陣の誰かしら一人がサッと遮り

 やってみよう!

と言って、知恵を出しながら
実現するために工夫をしてくれる。

ある時、劇団員の一人に

 出来そうにないって、すぐに諦めないでください。
 もっと要求してください。

と言われた。

私は、無理そうだ、と思えば変更するし修正もする。
が、その「無理そう」と思う基準が甘過ぎるのか…

 役者は、自分の体の心配は自分でするもの
 無理だと思えば、自分から進言しますから。

うむ…
そうか…
どうもねぇ…

「大丈夫?きつくない?」というのが口癖になっているようで。

役者やスタッフへの気遣いも大切である。

創作に集中していると、気遣うことを忘れがちな私は
そうならないように…と、自分を戒めている。
それでも、本番近くなると
周囲に目がいかなくなることもシバシバ。。

妥協せず、プラン実現に向けて突き進みたい。
妥協ではなく、実現が困難な場合でも
別の手法で最善を見い出す…

厳しさと気遣い…良いバランスを保てるようになりたい。

日曜日は、衣装の北村さんとユカちゃんが
13:00~21:00過ぎまで、稽古場に詰めて
衣装製作をしてくれた。

ご苦労さまでした!

公演パンフレット製作は、つっきーが
小道具製作は、なっちゃんが
それぞれ手伝ってくれることになった。

周知に関しては、N社のN常務さんのお声掛けで
長野市近郊の銀行関係の皆様がご関係の方々に
公演のご紹介下さっているとのこと。
有難いことですね。

皆さんのご協力に心から感謝です!